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公開番号2025056894
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023166411
出願日2023-09-27
発明の名称抽出バッグ
出願人大紀商事株式会社
代理人弁理士法人田治米国際特許事務所
主分類A47J 31/06 20060101AFI20250401BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】コーヒー粉等の抽出材料が充填されている袋本体を湯に浸漬させることにより抽出液を得るティーバッグタイプの抽出バッグにおいて、把持部に十分な長さをもたせる。
【解決手段】抽出バッグ1Aが、通水濾過性シート30から形成された袋本体3、袋本体3の外面に設けられた薄板状部材10、及び袋本体3内に充填された抽出材料Mを有する。薄板状部材10に第1把持部11と第2把持部21とが含まれる。第1把持部11と第2把持部21は、それぞれ一方の端部が固定端12、22となり、他方の端部が自由端13、23となって袋本体3から互いに反対向きに引き起こされ、引き起こしにより係合可能である。平面視にて、第1把持部11は自由端13が袋本体3の縁辺4から突出し、該縁辺4が通水濾過性シート30の折れ山となっている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
通水濾過性シートから形成された袋本体、袋本体の外面に設けられた薄板状部材、及び袋本体内に充填された抽出材料を有する抽出バッグであって、
薄板状部材に第1把持部と第2把持部とが含まれ、
第1把持部と第2把持部は、それぞれ一方の端部が固定端となり、他方の端部が自由端となって袋本体から互いに反対向きに引き起こされ、引き起こしにより係合可能であり、
平面視にて、第1把持部は自由端が袋本体の縁辺から突出し、
該縁辺が通水濾過性シートの折れ山となっている抽出バッグ。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
薄板状部材が、袋本体の縁部から突出している第1把持部の自由端の周囲領域で袋本体に固定されており、該周囲領域は折れ山を有し、該周囲領域の折れ山が前記袋本体の縁辺と重なっている請求項1記載の抽出バッグ。
【請求項3】
第1把持部の固定端と第2把持部の固定端が、袋本体の長手方向に離間している請求項1又は2記載の抽出バッグ。
【請求項4】
薄板状部材において、第1把持部の固定端及び第2把持部の固定端が設けられている袋本体の一面上の領域を、袋本体の長手方向で2等分して第1領域と第2領域に分けた場合に、第1把持部の固定端が第1領域にあり、第1把持部が該固定端から第2領域内に延び、
第2把持部の固定端が第2領域にあり、第2把持部が該固定端から第1領域内に延びている請求項3記載の抽出バッグ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、通水濾過性シート製の袋本体に充填された抽出材料を湯に浸漬して抽出液を得る抽出バッグに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、緑茶、紅茶、ウーロン茶などの飲料を手軽にいれるために、吊し糸付きの通水性の袋本体にこれらの茶葉が充填されたティーバッグが広く用いられている。コーヒーについても、コーヒー粉に注湯するドリップタイプの抽出バッグの他に、コーヒー粉が充填された袋本体を湯に浸漬させるティーバッグタイプのコーヒー抽出バッグが使用されている。しかしながら、ティーバッグタイプのコーヒー抽出バッグを湯に浸漬しようとしても、コーヒー粉に二酸化炭素が含まれるためにコーヒー粉を充填した袋本体が湯中で浮き上がり易く、コーヒーを十分に抽出することが難しい。そこで、薄板状部材で形成されたフック片を、コーヒー粉を充填する袋本体の片面に取り付けておき、コーヒー粉が充填された袋本体が湯中で浮き上がらないように、フック片をカップの縁に掛止できるようにしたものが提案されている(特許文献1)。
【0003】
しかしながら、コーヒー粉が充填された袋本体を湯に浸漬させる従来のコーヒー抽出バッグでは、薄板状部材で形成されたフック片又は把持部を把持し、浮き上がろうとする袋本体を強制的に湯中に沈めようとしても薄板状部材が折れ曲がったり撓んだりして袋本体を湯中に沈めることは困難である。コーヒーの抽出を促進させるために、フック片又は把持部を上下させても、袋本体は湯中で把持部と同様には上下しない。また、一時的に袋本体が湯中に沈んでも、袋本体に充填されたコーヒー粉全体の表層だけが湯で膨潤し、コーヒー粉全体の内部には湯が浸透しにくい。そのため、袋本体を湯に浸漬させるティーバッグタイプの抽出バッグでは、ドリップタイプと同程度の濃さのコーヒー液をドリップタイプと同程度以下の時間で得ることが難しくなっている。
【0004】
これに対し、本願出願人は、抽出材料が充填された袋本体に薄板状部材が取り付けられているティーバッグタイプの抽出バッグにおいて、薄板状部材を袋本体の一つの面に取り付け、該薄板状部材に袋本体から引き起こし可能な一対の把持部を係合可能に形成しておくことを提案している(特許文献2)。この抽出バッグによれば、袋本体を湯中に沈めたり、湯中で上下させたりすることが容易であり、また、抽出バッグから手を放しても袋本体が湯中に浸漬した状態を安定に保持することができるので、十分な濃さの抽出液を簡便に得ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実用新案登録第3140084号公報
特許第7228947号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献2に記載の抽出バッグによれば、一対の把持部を袋本体の一つの面上の薄板状部材から形成するので、把持部の長さを十分にとることが難しい。そのため、湯中の抽出バッグの把持部を手で摘まんだ場合に、湯からの熱気で手が熱く感じられる虞がある。
【0007】
これに対し、本発明は、コーヒー粉等の抽出材料が充填されている袋本体を湯に浸漬させることにより抽出液を得るティーバッグタイプの抽出バッグであって、袋本体に設けられた把持部によって袋本体を湯中に沈めたり、湯中で上下させたりすることが容易であり、かつ、把持部を摘まんだ手が湯からの熱気で熱く感じられることのないように把持部が十分な長さを有するものを、工業的に製造できるようにすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者はティーバッグタイプの抽出バッグにおいて、袋本体から引き起こし、互いに係合させる一対の把持部を薄板状部材から形成するにあたり、一方の把持部は、袋本体の縁辺を跨いで袋本体の表裏に亘る薄板状部材から形成することで長さを確保し、この場合に把持部の自由端を袋本体の縁辺から突出させると、特許文献2に記載の抽出バッグの把持部よりも湯面から離れた位置で把持部を摘まむことができるので、熱気が感じられ難くなること、また、こうして把持部の長さを確保した抽出バッグは、従前の充填包装機を利用して工業的に製造できることを想到し、本発明を完成させた。
【0009】
即ち、本発明は、通水濾過性シートから形成された袋本体、袋本体の外面に設けられた薄板状部材、及び袋本体内に充填された抽出材料を有する抽出バッグであって、
薄板状部材に第1把持部と第2把持部とが含まれ、
第1把持部と第2把持部は、それぞれ一方の端部が固定端となり、他方の端部が自由端となって袋本体から互いに反対向きに引き起こされ、引き起こしにより係合可能であり、
平面視にて、第1把持部は自由端が袋本体の縁辺から突出し、
該袋本体の縁辺が通水濾過性シートの折れ山となっている抽出バッグを提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明の抽出バッグによれば、抽出材料が充填された袋本体の外面に設けられた薄板状部材で形成された第1把持部と第2把持部を引き起こし、互いに係合させることができるので、これらを係合させた後、把持部を把持して袋本体を湯に沈めたり、湯中で袋本体を上下させたりすることができる。したがって、袋本体が水平方向に広がり、抽出材料も水平に広がった状態で抽出を行うことができるので、袋本体内で抽出材料の表面だけでなく全体に湯を浸透させて抽出を促進させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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