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公開番号
2025113511
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2025091411,2021165063
出願日
2025-05-30,2021-10-06
発明の名称
ドリップバッグ
出願人
大紀商事株式会社
代理人
弁理士法人田治米国際特許事務所
主分類
B65D
85/804 20060101AFI20250725BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】ドリップバッグの袋本体の開封を容易とし、かつ、袋本体の開封の容易さを享受できる掛止部材のデザイン上の制約を低減させる。
【解決手段】ドリップバッグ1Aが、通水濾過性シート10で形成された袋本体11、薄板状材料で形成され袋本体の外表面に設けられた掛止部材20、及び袋本体11に充填されている抽出材料Mを有する。袋本体11は、該袋本体の上辺11aを共有する表面11xと背面11yを有し、表面11xと背面11yの少なくとも一方に袋本体11の上辺11aに沿った易開裂線12を有し、該易開裂線12により表面11xと背面11yの開裂のし易さが異なる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
通水濾過性シートで形成された袋本体、薄板状材料で形成され袋本体の外表面に設けられた掛止部材、及び袋本体に充填されている抽出材料を有するドリップバッグであって、袋本体は、該袋本体の上辺を共有する表面と背面を有し、
該表面と背面の一方に袋本体の上辺に沿った易開裂線を有し、他方には易開裂線を有さず、
掛止部材は前記表面と背面を互いに反対方向に引っ張り可能であり、
易開裂線は、掛止部材に加えられた力により前記表面と背面が互いに反対方向に引っ張られることで開裂して袋本体が開口し、前記一方の面の易開裂線と袋本体の上辺との間の部分が、開口後の袋本体の前記他方の面に残存して袋本体の上向きの開口部を形成するドリップバッグ。
続きを表示(約 190 文字)
【請求項2】
長尺の通水濾過性シートに、ドリップバッグ1個分の薄板状材料で形成された掛止部材が所定間隔で連続的に配置され、ロールに巻かれているドリップバッグ製造用シートであって、該ドリップバッグは該ドリップバッグの上辺に沿った易開裂線を有し、易開裂線がドリップバッグ製造用シートの一方の側辺寄りと、他方の側辺寄りに交互に配置されているドリップバッグ製造用シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、カップ等の容器に掛止することにより、容易にドリップ式でコーヒー、紅茶、緑茶、漢方薬等の抽出液を得られるようにするドリップバッグに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
一杯分のコーヒーの抽出を手軽に行えるようにすることを目的として、コーヒー粉を充填した袋本体と、その袋本体をカップに掛けられるようにする掛止部材とを備えた使い捨てのドリップバッグが種々の製品形態で市場に出回っている。
【0003】
例えば、コーヒー粉が充填された袋本体とその袋本体に貼着されている掛止部材とを備え、袋本体の上辺に沿ってミシン目が形成されたドリップバッグであって、そのミシン目を破って袋本体を開封した後に片手で袋本体を開口できるように、掛止部材に特定の折れ線を形成したドリップバッグがある(特許文献1)。このドリップバッグによれば、ミシン目で袋本体を開封し、袋本体の上端部を除去するには両手を使うことが必要となるが、袋本体を広く開口させるには、片手でドリップバッグの両側辺を把持し、その両側辺を押し潰すように力をかけるだけでよく、開口操作に続けてドリップバッグをカップに掛止させることも可能となる。
【0004】
また、袋本体の上辺の全幅に弱シール部を有し、下辺の全幅に強シール部を有することで、ドリップバッグの袋本体の開封、開口、カップへの掛止という一連の流れを片手で行えるようにしたドリップバッグが提案されている。このドリップバッグは、工業的には袋本体の上辺の弱シール部と下辺の強シール部とを同時に形成する特定の超音波溶着溶断装置を備えた充填包装機を用いて製造される(特許文献2)。しかしながら、弱シール部が不用意に開封せず、かつ弱シール部を意図的に開封するときには容易に開封できるように弱シール部のシール強度を超音波溶着溶断装置で微調整することが難しい。
【0005】
一方、袋本体の開封時に、袋本体の表裏を掛止部材で互いに反対方向に引っ張るにあたり、開封に必要とされる力を著しく低減させ、開封時の内容物の飛び散りをなくすドリップバッグとして、掛止部材の幅方向の中央部に掛止部材の上端から下方へ伸びた折れ線を設け、かつ掛止部材の引き起こしの固定端を掛止部材の幅方向の中央部に設けることが提案されている(特許文献3)。このドリップバッグによれば開封は容易となるが、掛止部材のデザイン上の制約が多くなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第5326366号公報
特許第6657624号公報
特開2021-69479号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述した従来技術に対し、本発明は、例えば、ドリップバッグの袋本体の表裏面を互いに反対方向に引っ張るだけで内容物の飛び散り無く袋本体が開封するように、袋本体の開封を容易とし、かつ、この袋本体の開封の容易さを享受できる掛止部材のデザイン上の制約を低減し、またドリップバッグの製造は、既存の汎用的な充填包装機又は超音波溶着溶断装置の使用で足りるようにすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、ドリップバッグの袋本体が、該袋本体の上辺を共有する表面と背面を有する場合に、表面及び背面の一方のみに上辺に沿った易開裂線を形成するなどにより、袋本体の表面の上部と背面の上部とで開裂のし易さを異ならせると、袋本体の表面と背面が互いに反対方向に引っ張られるようにして袋本体を開裂させるときに、袋本体を開裂させる力が、表面と背面のうち開裂し易い方の易開裂線に集中し、袋本体が容易に開裂することを見出し、本発明を完成させた。
【0009】
即ち、本発明は、通水濾過性シートで形成された袋本体、薄板状材料で形成され袋本体の外表面に設けられた掛止部材、及び袋本体に充填されている抽出材料を有するドリップバッグであって、
袋本体は、該袋本体の上辺を共有する表面と背面を有し、表面と背面の少なくとも一方に袋本体の上辺に沿った易開裂線を有し、該易開裂線により表面と背面の開裂のし易さが異なるドリップバッグを提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、袋本体の表面と背面の少なくとも一方に易開裂線を有し、かつ表面の上部と背面の上部は易開裂線による開裂のし易さが異なるので、袋本体の上部を開裂させるために袋本体の表面と背面が互いに反対方向に引っ張られるようにすると、その引張力は、開裂し易い方の面を形成している易開裂線に集中するので、その易開裂線は容易に開裂する。
(【0011】以降は省略されています)
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