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公開番号2025056975
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023166552
出願日2023-09-27
発明の名称太陽光発電装置、太陽光発電装置の設置構造
出願人積水化学工業株式会社
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類H10F 19/80 20250101AFI20250401BHJP()
要約【課題】フロント層及びバック層におけるシートの境界部で割れが生じにくいことで、止水性を高めることのできる太陽光発電装置を提供する。
【解決手段】本発明の太陽光発電装置2は、表面4を構成するフロント層5と、裏面6を構成するバック層7と、フロント層5とバック層7との間に配置される発電部8とを備える。フロント層5は、複数のバリアシート11が並設されたものであって、隣り合う2つのバリアシート11,11は、これらの境界をなすバリアシート境界部12に沿って接合される。バック層7は、複数のバックシート13が並設されたものであって、隣り合う2つのバックシート13,13は、これらの境界をなすバックシート境界部14に沿って接合される。バリアシート境界部12とバックシート境界部14とは平面視において一致しない。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
表面を構成するフロント層と、
裏面を構成するバック層と、
前記フロント層と前記バック層との間に配置される発電部とを備え、
前記フロント層は、複数のバリアシートが並設されたものであって、隣り合う2つの前記バリアシートは、これらの境界をなすバリアシート境界部に沿って接合されており、
前記バック層は、複数のバックシートが並設されたものであって、隣り合う2つの前記バックシートは、これらの境界をなすバックシート境界部に沿って接合されており、
任意の一つの前記バリアシート境界部は前記バックシート境界部のいずれとも平面視において一致せず、任意の一つの前記バックシート境界部は前記バリアシート境界部のいずれとも平面視において一致しない太陽光発電装置。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
平面視における任意の一つの前記バリアシート境界部と任意の一つの前記バックシート境界部とが1点で交差している請求項1に記載の太陽光発電装置。
【請求項3】
平面視において任意の一つの前記バリアシート境界部と任意の前記一つのバックシート境界部とが交差する角度が90°である請求項2に記載の太陽光発電装置。
【請求項4】
前記フロント層を構成する前記複数のバリアシートと、前記バック層を構成する複数のバックシートとが、いずれも前記太陽光発電装置の厚さ方向と直交する第一の方向に並設されて、各前記バリアシート境界部及び各前記バックシート境界部が前記厚さ方向及び前記第一の方向と直交する第二の方向に延びており、
各前記バリアシート境界部が、各前記バックシート境界部に対して、前記第一の方向に位置ずれしている請求項1に記載の太陽光発電装置。
【請求項5】
隣り合う2つの前記バリアシートは、端部同士が前記太陽光発電装置の厚さ方向に重なり合わされており、当該重なり合わされた部分が前記バリアシート境界部をなしており、
隣り合う2つの前記バックシートは、端部同士が前記太陽光発電装置の厚さ方向に重なり合わされており、当該重なり合わされた部分が前記バックシート境界部をなしており、
前記バリアシート境界部の幅及び/又は前記バックシート境界部の幅は、10mm以上である請求項1に記載の太陽光発電装置。
【請求項6】
隣り合う2つの前記バリアシートは前記太陽光発電装置の厚さ方向に段差がなく突き合わされており、当該突き合わされた部分が前記バリアシート境界部をなしており、
隣り合う2つの前記バックシートは前記太陽光発電装置の厚さ方向に段差がなく突き合わされており、当該突き合わされた部分が前記バックシート境界部をなしている請求項1に記載の太陽光発電装置。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれかに記載の太陽光発電装置と
前記太陽光発電装置が設置される設置面とを備え、
前記設置面は水平方向に対して傾斜しており、
前記バリアシート境界部は、前記設置面が傾斜する方向に延びる太陽光発電装置の設置構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽光発電装置、及び太陽光発電装置の設置構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、表面を構成するシートと裏面を構成するシートの間に発電部が配置された太陽光発電装置が使用されている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-67924号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、上記の太陽光発電装置は大面積化が求められており、この要請に応えるべく、例えば図13及び図14に示すように、太陽光発電装置100の表面の層110を形成すべく、複数のシート111を並設して、隣り合う2つのシート111,111の境界部112を接着テープ113(図13(A))或いは接着剤114(図14(A))によって接合するとともに、太陽光発電装置100の裏面の層120を形成すべく、複数のシート121を並設して、隣り合う2つのシート121,121の境界部122を接着テープ123(図13(A))或いは接着剤124(図14(A))によって接合することが考えられる。その結果、図13及び図14に示すように、境界部112と境界部122とが平面視(太陽光発電装置100を厚さ方向に視る視方)で一致する太陽光発電装置100が製造された場合には、当該太陽光発電装置100は、表面の層110が境界部112で屈曲することを裏面の層120によって規制できず、裏面の層120が境界部122で屈曲することを表面の層110によって規制できないため、境界部112,122で割れやすいものとなる(図13(B)及び図14(B)は境界部112,122が割れた状態を示す)。この割れが境界部112,122に生じた場合には、当該割れた境界部112,122から水分が太陽光発電装置100の内部に侵入して、発電部130が劣化する虞がある。
【0005】
本発明は、上記事項に鑑みてなされたものであって、その目的は、表面を構成するフロント層と裏面を構成するバック層とが、それぞれ隣り合う2つのシートを接合した複数のシートから構成された太陽光発電装置であって、フロント層及びバック層におけるシートの境界部で割れが生じにくいことで、止水性を高めることのできる太陽光発電装置、及び当該太陽光発電装置の設置構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明は、次の項に記載の主題を包含する。
【0007】
項1.表面を構成するフロント層と、
裏面を構成するバック層と、
前記フロント層と前記バック層との間に配置される発電部とを備え、
前記フロント層は、複数のバリアシートが並設されたものであって、隣り合う2つの前記バリアシートは、これらの境界をなすバリアシート境界部に沿って接合されており、
前記バック層は、複数のバックシートが並設されたものであって、隣り合う2つの前記バックシートは、これらの境界をなすバックシート境界部に沿って接合されており、
任意の一つの前記バリアシート境界部は前記バックシート境界部のいずれとも平面視において一致せず、任意の一つの前記バックシート境界部は前記バリアシート境界部のいずれとも平面視において一致しない太陽光発電装置。
【0008】
項2.平面視における任意の一つの前記バリアシート境界部と任意の一つの前記バックシート境界部とが1点で交差している項1に記載の太陽光発電装置。
【0009】
項3.平面視において任意の一つの前記バリアシート境界部と任意の前記一つのバックシート境界部とが交差する角度が90°である項2に記載の太陽光発電装置。
【0010】
項4.前記フロント層を構成する前記複数のバリアシートと、前記バック層を構成する複数のバックシートとが、いずれも前記太陽光発電装置の厚さ方向と直交する第一の方向に並設されて、各前記バリアシート境界部及び各前記バックシート境界部が前記厚さ方向及び前記第一の方向と直交する第二の方向に延びており、
各前記バリアシート境界部が、各前記バックシート境界部に対して、前記第一の方向に位置ずれしている項1乃至3のいずれかに記載の太陽光発電装置。
(【0011】以降は省略されています)

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