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公開番号
2025070410
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023180707
出願日
2023-10-20
発明の名称
コンクリート構造物の施工方法
出願人
積水化学工業株式会社
代理人
弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
主分類
E02D
27/01 20060101AFI20250424BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】コンクリート構造物の施工期間を大幅に短縮することができるコンクリート構造物の施工方法を提供する。
【解決手段】建物の基礎部分に相当する第1領域及び建物の付属構造物に相当する第2領域の周囲を囲む外側型枠を設置する型枠設置工程と、第1領域と第2領域との境界部分に合成樹脂製の間仕切り部材を設置する間仕切り部材設置工程と、第1領域と第2領域にコンクリートを打設する打設工程と、打設工程で打設されたコンクリートが所定の硬さに達した時点で外側型枠を撤去する型枠撤去工程と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
建物の基礎部分及び前記基礎部分に隣接して設けられる付属構造物をコンクリートにより形成するコンクリート構造物の施工方法であって、
前記基礎部分に相当する第1領域及び前記付属構造物に相当する第2領域の周囲を囲む外側型枠を設置する型枠設置工程と、
前記第1領域と前記第2領域との境界部分に合成樹脂製の間仕切り部材を設置する間仕切り部材設置工程と、
前記第1領域と前記第2領域にコンクリートを打設する打設工程と、
前記打設工程で打設されたコンクリートが所定の硬さに達した時点で前記外側型枠を撤去する型枠撤去工程と、を有することを特徴とするコンクリート構造物の施工方法。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記型枠撤去工程では、前記間仕切り部材のうち、前記コンクリート打設工程で打設されたコンクリートに埋設されていない部分を除去することを特徴とする請求項1に記載のコンクリート構造物の施工方法。
【請求項3】
前記打設工程では、前記第1領域にコンクリートを打設した後に、前記第2領域にコンクリートを打設することを特徴とする請求項1又は2に記載のコンクリート構造物の施工方法。
【請求項4】
前記間仕切り部材の上端には、鉛直方向に向けて延びる鉛直部と前記鉛直部の上端から水平方向に突出する突出部とを有する支持部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンクリート構造物の施工方法。
【請求項5】
前記間仕切り部材の側方には、前記外側型枠と連結される連結部材が取り付けられ、
前記連結部材は、前記間仕切り部材に固定される第1連結部と、前記第1連結部から突出し前記外側型枠に固定される第2連結部とを有し、前記第1連結部と前記第2連結部とが結合されることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンクリート構造物の施工方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリート構造物の施工方法に関し、特に建物の基礎部分及び基礎部分に隣接して設けられる付属構造物をコンクリートにより形成するコンクリート構造物の施工方法に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的な住宅には、建物の基礎部分に隣接して玄関ポーチ等の付属構造物が設けられている。玄関ポーチを施工する際には、先ず基礎部分にコンクリートを打設し、コンクリートが硬化した後に基礎部分の型枠を撤去し、次に玄関ポーチとなる部分にコンクリートを打設し、コンクリートが硬化した後に型枠を撤去するという手順で施工が行われる。このように、コンクリートの打設を伴う作業は、多くの作業工数を必要とするため、作業工数を少なくするための様々な工夫がなされている。
【0003】
例えば、特許文献1には、玄関等の土間コンクリートを簡単に施工することのできる土間施工法が開示されている。この施工法によれば、工場生産されたコンクリートの矩形升を用意し、この矩形升を、その底面が上を向く状態で地面に設置し、設置された矩形升を建物本体側の布基礎に固定する。矩形升の上面に一定の厚さで土間コンクリートを打設することにより、玄関の土間が得られる。コンクリートブロックを土間の外周に沿って付設する代わりに、工場生産されたコンクリート製の矩形升を単に地面に設置するだけで済むため、玄関等の土間の施工作業が極めて簡単になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-241098号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記特許文献1に記載の構成は、玄関の土間部分を対象にコンクリートを打設する際の作業効率を向上させる技術に関するものである。基礎部分とは別の作業工程で玄関等の土間の施工を行う工程は無くせないため、更なる作業工程の効率化が求められる。
【0006】
そこで、本発明は、コンクリート構造物の施工期間を大幅に短縮することができるコンクリート構造物の施工方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題に対して、本発明は、建物の基礎部分及び前記基礎部分に隣接して設けられる付属構造物をコンクリートにより形成するコンクリート構造物の施工方法であって、前記基礎部分に相当する第1領域及び前記付属構造物に相当する第2領域の周囲を囲む外側型枠を設置する型枠設置工程と、前記第1領域と前記第2領域との境界部分に合成樹脂製の間仕切り部材を設置する間仕切り部材設置工程と、前記第1領域と前記第2領域にコンクリートを打設する打設工程と、前記打設工程で打設されたコンクリートが所定の硬さに達した時点で前記外側型枠を撤去する型枠撤去工程と、を有することを特徴とする。
【0008】
ここで、前記型枠撤去工程では、前記間仕切り部材のうち、前記コンクリート打設工程で打設されたコンクリートに埋設されていない部分を除去することが望ましい。また、前記打設工程では、前記第1領域にコンクリートを打設した後に、前記第2領域にコンクリートを打設することが望ましい。
【0009】
また、前記間仕切り部材の上端側には、鉛直方向に向けて延びる鉛直部と前記鉛直部の上端から水平に延びる水平部とを有する支持部材が取り付けられていることが望ましい。更に、前記間仕切り部材の側方には、前記外側型枠と連結される連結部材が取り付けられ、前記連結部材は、前記間仕切り部材に固定される第1連結部と、前記第1連結部から突出し前記外側型枠に固定される第2連結部とを有し、前記第1連結部と前記第2連結部とが結合されることが望ましい。
【発明の効果】
【0010】
このように、本発明のコンクリート構造物の施工方法は、基礎部分に相当する第1領域と付属構造物に相当する第2領域との境界部分に合成樹脂製の間仕切り部材を設置した状態で、第1領域と第2領域にコンクリートを打設する。
(【0011】以降は省略されています)
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