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公開番号2025058695
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023168794
出願日2023-09-28
発明の名称生体挿入デバイス
出願人テルモ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A61N 5/06 20060101AFI20250402BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】挿入抜去方向で被覆層の有無による境界がある挿入体を備える生体挿入デバイスであって、挿入体の上記境界の位置から被覆層が剥がれることを抑制可能な生体挿入デバイス、を提供する。
【解決手段】本開示に係る生体挿入デバイスは、生体内に挿入可能な挿入体と、前記挿入体の外面を覆う保護体と、を備え、前記挿入体は、ベース体と、前記ベース体の外側を覆う被覆層と、を備え、前記挿入体は、前記ベース体が前記被覆層により覆われていない光透過部と、前記ベース体が前記被覆層により覆われている光透過制限部と、を備え、前記光透過部及び前記光透過制限部は、前記挿入体の挿入抜去方向において隣接しており、前記保護体は、前記挿入抜去方向における前記光透過部及び前記光透過制限部の境界を跨るように、前記挿入体の前記外面を覆っている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
生体内に挿入可能な挿入体と、
前記挿入体の外面を覆う保護体と、を備え、
前記挿入体は、
ベース体と、
前記ベース体の外側を覆う被覆層と、を備え、
前記挿入体は、
前記ベース体が前記被覆層により覆われていない光透過部と、
前記ベース体が前記被覆層により覆われている光透過制限部と、を備え、
前記光透過部及び前記光透過制限部は、前記挿入体の挿入抜去方向において隣接しており、
前記保護体は、前記挿入抜去方向における前記光透過部及び前記光透過制限部の境界を跨るように、前記挿入体の前記外面を覆っている、生体挿入デバイス。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記挿入体は、内部に光照射部を収容している又は収容可能であり、
前記光照射部からの光の前記被覆層の透過率は、前記光照射部からの光の前記ベース体の透過率より小さい、請求項1に記載の生体挿入デバイス。
【請求項3】
前記挿入体は、拡張及び収縮が可能な拡張体である、請求項1又は2に記載の生体挿入デバイス。
【請求項4】
前記拡張体の内部を通るように延在する長尺なシャフト部を備え、
前記拡張体は、
拡張及び収縮が可能な拡張本体部と、
前記拡張本体部の遠位側に連なり、前記シャフト部に固定されている遠位側固定部と、
前記拡張本体部の近位側に連なり、前記シャフト部に固定されている近位側固定部と、を備え、
前記境界は、前記拡張本体部、並びに、前記遠位側固定部及び前記近位側固定部の少なくともいずれか一方、に位置しており、
前記保護体は、前記拡張体の前記遠位側固定部及び前記近位側固定部の前記少なくともいずれか一方に位置する前記境界を跨るように、前記拡張体の外面を覆っている、請求項3に記載の生体挿入デバイス。
【請求項5】
前記挿入体は、管状体である、請求項1または2に記載の生体挿入デバイス。
【請求項6】
前記保護体は、X線造影性を有する金属を含む、請求項1又は2に記載の生体挿入デバイス。
【請求項7】
前記保護体は樹脂からなる、請求項1又は2に記載の生体挿入デバイス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は生体挿入デバイスに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
治療用の光を異常組織に照射するために用いられる光治療装置が知られている。特許文献1には、この種の光治療装置が記載されている。特許文献1に記載されている光治療装置は、規定された領域に照射を供給する、規定された処置ウィンドウを有するバルーンを備える。特許文献1のバルーンの処置ウィンドウは、周囲が反射材料でコーティングされることにより規定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-46640号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の生体挿入デバイスとしての光治療装置におけるバルーンは、ベース体が被覆層としてのコーティングにより覆われている部分と、ベース体が被覆層としてのコーティングにより覆われていない部分である処置ウィンドウと、を有しており、これらの境界の位置では、コーティングの有無に起因する段差が形成され得る。生体内に挿入可能な挿入体としてのバルーンにおいて、挿入抜去方向で、上述の段差を形成する境界がある場合には、挿入体の挿入時又は抜去時に、上述の段差が、生体組織、又は、生体挿入デバイスと共に使用される医療器具に引っ掛かり、被覆層としてのコーティングがベース体から剥がれるおそれがある。
【0005】
本開示は、挿入抜去方向で被覆層の有無による境界がある挿入体を備える生体挿入デバイスであって、挿入体の上記境界の位置から被覆層が剥がれることを抑制可能な生体挿入デバイス、を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の態様としての生体挿入デバイスは、
(1)
生体内に挿入可能な挿入体と、
前記挿入体の外面を覆う保護体と、を備え、
前記挿入体は、
ベース体と、
前記ベース体の外側を覆う被覆層と、を備え、
前記挿入体は、
前記ベース体が前記被覆層により覆われていない光透過部と、
前記ベース体が前記被覆層により覆われている光透過制限部と、を備え、
前記光透過部及び前記光透過制限部は、前記挿入体の挿入抜去方向において隣接しており、
前記保護体は、前記挿入抜去方向における前記光透過部及び前記光透過制限部の境界を跨るように、前記挿入体の前記外面を覆っている、生体挿入デバイス、である。
【0007】
本開示の1つの実施形態としての生体挿入デバイスは、
(2)
前記挿入体は、内部に光照射部を収容している又は収容可能であり、
前記光照射部からの光の前記被覆層の透過率は、前記光照射部からの光の前記ベース体の透過率より小さい、上記(1)に記載の生体挿入デバイス、である。
【0008】
本開示の1つの実施形態としての生体挿入デバイスは、
(3)
前記挿入体は、拡張及び収縮が可能な拡張体である、上記(1)又は(2)に記載の生体挿入デバイス、である。
【0009】
本開示の1つの実施形態としての生体挿入デバイスは、
(4)
前記拡張体の内部を通るように延在する長尺なシャフト部を備え、
前記拡張体は、
拡張及び収縮が可能な拡張本体部と、
前記拡張本体部の遠位側に連なり、前記シャフト部に固定されている遠位側固定部と、
前記拡張本体部の近位側に連なり、前記シャフト部に固定されている近位側固定部と、を備え、
前記境界は、前記拡張本体部、並びに、前記遠位側固定部及び前記近位側固定部の少なくともいずれか一方、に位置しており、
前記保護体は、前記拡張体の前記遠位側固定部及び前記近位側固定部の前記少なくともいずれか一方に位置する前記境界を跨るように、前記拡張体の外面を覆っている、上記(3)に記載の生体挿入デバイス、である。
【0010】
本開示の1つの実施形態としての生体挿入デバイスは、
(5)
前記挿入体は、管状体である、上記(1)または(2)に記載の生体挿入デバイス、である。
(【0011】以降は省略されています)

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