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公開番号
2025058749
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023168880
出願日
2023-09-28
発明の名称
封筒型パッケージの製造方法
出願人
株式会社トーモク
,
サンエンヂニアリング株式会社
代理人
個人
主分類
B31B
50/26 20170101AFI20250402BHJP(紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料からなる物品の製造;紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料の加工)
要約
【課題】片面に凹凸模様を有する素材シートの凹凸模様を下向きで搬送しながら折り曲げを行う際に素材シートの前端を確実に折り曲げガイド部へ案内することができると共に、搬送力を確保することができる封筒型パッケージの製造方法を提供する。
【解決手段】封筒型パッケージの製造方法は、予め片面に凹凸模様を有する素材シートを、長方形の表面部2の下端縁に裏面部3が折目線を介して連設されると共に、表面部2の両側端縁に連結フラップ4が折目線を介して連設される封筒の展開形状に裁断し、素材シート1Xの凹凸模様を内側になるように、表面部2を裏面部3に向かって折り畳む。折り畳む際に、素材シート1Xを搬送しつつ表面部2を下方へ案内する案内ステップと、裏面部3を水平に直進するように下から支える支えステップと、折り曲げされた表面部2を水平に搬送される裏面部3に向かって折り畳む折り畳みステップとを有することを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
片面に凹凸模様を有する素材シートを用いて封筒型パッケージを製造する封筒型パッケージの製造方法であって、
前記素材シートを、長方形の表面部の下端縁に長方形の裏面部が折目線を介して連設されると共に、前記表面部の両側端縁に連結フラップが折目線を介して連設される封筒の展開形状に裁断された前記素材シートを、水平にして前記凹凸模様を下方にした状態で下流側の工程へ搬送する搬送工程と、
前記素材シートの前記凹凸模様を内側になるように、前記表面部を前記裏面部に向かって折り畳む折り畳み工程とを備え、
前記折り畳み工程では、前記搬送工程により前記素材シートを搬送しつつ前記表面部を下方へ案内する案内ステップと、前記裏面部を水平に直進するように下から支える支えステップと、折り曲げされた前記表面部を前記裏面部に向かって折り畳む折り畳みステップとを有することを特徴とする封筒型パッケージの製造方法。
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【請求項2】
請求項1記載の封筒型パッケージの製造方法において、
前記案内ステップでは、前記搬送工程により前記素材シートを搬送しつつ、押圧手段により前記表面部を上から押しながら進行方向の斜め下方へ下降させ折り曲げガイド部に案内し、
前記支えステップでは、前記裏面部を水平に直進するように持ち上げ手段により前記押圧手段を持ち上げるように前記裏面部を下から支え、
前記折り畳みステップでは、前記表面部の前端が前記折り曲げガイド部のストッパに当接した後、水平に直進する前記裏面部に向かって折り畳むようにすることを特徴とする封筒型パッケージの製造方法。
【請求項3】
請求項2記載の封筒型パッケージの製造方法において、
前記押圧手段は、前記表面部が通過する間に前記表面部を上から押圧するようになっており、
持ち上げ手段は、前記表面部が通過した後、下から上昇し前記押圧手段を持ち上げるように前記裏面部を下から支えるようになっていることを特徴とする封筒型パッケージの製造方法。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の封筒型パッケージの製造方法において、
折り畳み工程の上流側に設置された印刷手段により前記裏面部の上面にバーコードを含む情報を印刷する印刷工程と、
前記折り畳み工程で折り畳まれた前記表面部両側の前記連結フラップの前記凹凸模様を押し潰す押し潰し工程と、
前記押し潰し工程で前記凹凸模様が押し潰された前記連結フラップの上面の所定位置に糊を塗布する糊塗布工程と、
前記表面部両側の連結フラップを前記裏面部の上面に折り込み、前記裏面部に接着させる接着工程とをさらに備えていることを特徴とする封筒型パッケージの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、片面段ボール等の片面に凹凸模様を有する素材シートを用いて封筒型パッケージを製造する封筒型パッケージの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
昨今、ネットショッピングなどの通信販売の普及により、郵便や宅配便を利用した商品の搬送が多用されている。そのなかでも、ポストに投函できる封筒型の包装パッケージの需要が高まっている。
【0003】
従来、電気部品、宝飾品、化粧品、CD等の衝撃を嫌うものを包装するためのクッション性を有する封筒型パッケージが種々提案されており、例えば、封筒内にプラスチック気泡シート緩衝材を内装したクッション封筒が周知されている。
【0004】
しかし、このような封筒内にプラスチック気泡シート緩衝材を内装したクッション封筒は、廃棄するときに封筒(紙)とプラスチック気泡シート緩衝材とを分離しなければならず、廃棄するときに手間がかかるという問題があった。また、製造する上においても、封筒内にこれとは別体のプラスチック気泡シート緩衝材を内装する手間と時間を要するものであり、多くの材料と手間がかかる分コスト高になるという問題があった。
【0005】
これら問題点を解決するために、近年、クッション性を有する片面段ボール等の素材シートを用いた封筒型パッケージが提案されている。このような封筒型パッケージの製造方法は、例えば、図10に示すように、片面段ボールの素材シート1Yを、長方形の表面部2の左右方向(図10中では左右方向)の左端側に長方形の裏面部3が第1折目線a1を介して連設されると共に、表面部2の上下方向(図10中では上下方向)の両側端縁に連結フラップ4が第2折目線a2を介して連設される封筒の展開形状に裁断する際に、封筒状に形成された場合、連結フラップ4と裏面部3との接着を強固になるために、表面部2両側の連結フラップ4の波状凹凸を押し潰しておく。これにより、接着部となる連結フラップ4の波状凹凸がフラットにされる。なお、表面部2の左右方向(図10中では左右方向)の左端側に上端フラップ部5が第3折目線a3を介して連設される。
【0006】
また従来、封筒型パッケージの製造装置として、紙製素材シートからレコードジャケットのような扁平形状の箱を製造するための製箱機等におけるジャケット折り装置が提案されている(特許文献1)。
【0007】
特許文献1に開示された製箱機等におけるジャケット折り装置は、搬送装置となるコンベアベルトで素材シートを水平にして前方に搬送しながら、まず両側の糊代を内側に折り曲げる。次に、糊代に接着剤を塗着する。そして、素材シートを搬送しつつ前部のフラップを上後方へ折り曲げ、糊代に接着する。前部のフラップを折り曲げるためのガイド装置は、コンベアベルトの上部に設けられている。また、搬送装置の下部、即ち、2つのコンベアベルトの間に上方へ向けて設けられている空気吹き出し口が上方へ向けて空気を吹き出し、この空気により前部フラップの前端を上方へ押し、ガイド装置に進入させるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開平10-156972号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、近年、通信販売の普及により、郵便や宅配便を利用した商品の包装パッケージ毎に異なるバーコードを含む情報を印刷する場合がある。この場合、インクジェットプリンターがコンベアベルトの上から搬送しながら印刷するのが都合がよい。特に、片面段ボール等の片面に凹凸模様を有する素材シートの場合、素材シートの平滑面(ライナー紙の表面)にバーコードを含む情報を印刷しなければならないため、片面段ボール等の片面に凹凸模様を有する素材シートを搬送する際に、凹凸模様を下向きで搬送することが必要となる。そのため、上述した特許文献1に開示された製箱機等におけるジャケット折り装置のような前部のフラップを上後方へ折り曲げる方法では、対応できないという問題がある。
【0010】
また、片面段ボール等の片面に凹凸模様を有する素材シートを搬送する際に、凹凸模様を下向きで搬送する場合、封筒形を形成するために前部のフラップを下後方へ折り曲げることが必要となる。上述した特許文献1に開示された製箱機等におけるジャケット折り装置のように前部のフラップを上後方へ折り曲げる際に、素材シートの後端は駆動力のある下のコンベアベルトに押し付けられるため、搬送力を確保できるが、もし前部のフラップを下後方へ折り曲げる場合、素材シートが前につんのめるので、素材シートの後端は駆動力のある下のコンベアベルトから浮いて離れるため、搬送力を確保できないという問題が
(【0011】以降は省略されています)
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