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公開番号
2025076858
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-16
出願番号
2023188775
出願日
2023-11-02
発明の名称
シート加工装置
出願人
株式会社ユウコス
代理人
弁理士法人京都国際特許事務所
主分類
B31B
50/25 20170101AFI20250509BHJP(紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料からなる物品の製造;紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料の加工)
要約
【課題】印刷による図柄と罫線との位置ズレの発生を低コストに防止する。
【解決手段】予め所定の印刷が施されたシートSを搬送しつつ該シートに罫線を付与する罫線付与ユニットを備え、罫線付与ユニットが、縦向きの罫線を前記シートに付与する縦罫付与部250と、縦罫付与部を横方向に移動させる縦罫付与部移動部と、縦罫付与部よりも上流側の所定位置に設けられた光電センサ220とを有し、シートSを搬送方向Aに搬送しつつ取得された光電センサ220の出力に基づき、前記所定の印刷に含まれるマークMの第1辺21が光電センサの検出位置を通過したタイミングと、マークMの傾斜辺23が前記検出位置を通過したタイミングとを特定して、両タイミングの時間差に基づいて、横方向におけるシート又は印刷の位置ズレの向き及び大きさを特定し、該位置ズレを相殺するように縦罫付与部250を移動させるシート加工装置。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
予め所定の印刷が施されたシートを搬送しつつ該シートに罫線を付与する罫線付与ユニットを備えたシート加工装置であって、
前記罫線付与ユニットが、
前記シートの搬送方向と平行な方向である縦方向に延びる罫線を前記シートに付与する縦罫付与部と、
前記縦罫付与部を前記搬送方向と直交する方向である横方向に移動させる縦罫付与部移動部と、
前記縦罫付与部よりも前記搬送方向における上流側の所定位置において、該所定位置を通過する前記シートに光を照射し、該シートからの反射光を検知する第1の光電センサと、
前記シートを前記搬送方向に搬送しつつ取得された前記第1の光電センサの出力に基づき、前記所定の印刷に含まれるマークであって、前記横方向に延びる第1辺と該第1辺に対して傾斜した傾斜辺とを備えた検知用マークの、前記第1辺が前記所定位置を通過したタイミングである第1辺通過タイミングと、前記傾斜辺が前記所定位置を通過したタイミングである傾斜辺通過タイミングとを特定する第1の通過タイミング特定部と、
前記第1辺通過タイミング及び前記傾斜辺通過タイミングに基づいて、前記横方向における前記シート又は前記所定の印刷の位置ズレの向き及び大きさを特定する第1の横ズレ特定部と、
前記第1の横ズレ特定部によって向き及び大きさが特定された前記位置ズレを相殺するように前記縦罫付与部を移動させるべく前記縦罫付与部移動部を制御する第1の制御部と、
を有するシート加工装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記罫線付与ユニットが、更に、
前記第1の光電センサよりも前記搬送方向における下流側に設けられ、前記横方向に延びる罫線を前記シートに付与する横罫付与部と、
前記第1の通過タイミング特定部によって特定された、前記第1辺通過タイミングに基づいて、前記横罫付与部による前記罫線の付与タイミングを決定する横罫付与タイミング決定部と、
を有し、
前記第1の制御部が、更に、前記横罫付与タイミング決定部で決定されたタイミングで前記シートに前記横方向に延びる罫線を付与すべく前記横罫付与部を制御するものである、
請求項1に記載のシート加工装置。
【請求項3】
前記検知用マークが前記シートの前記横方向の中央部に印刷されたものであって、
前記第1の光電センサが、前記シートの前記横方向における中央部に前記光を照射するよう配置されている、
請求項1に記載のシート加工装置。
【請求項4】
更に、
前記罫線付与ユニットによって前記罫線が付与された前記シートに所定のカット加工を施すダイカッターユニットと、
前記罫線付与ユニットと前記ダイカッターユニットとの間に設けられた搬送ユニットと、
を有し、
前記搬送ユニットが、
前記シートを前記搬送ユニット上の所定の基準位置まで搬送する基準位置搬送部と、
前記基準位置に位置している前記シートを前記横方向に移動させるシート横移動部と、
前記基準位置に位置している前記シートに光を照射し該シートからの反射光を検知する第2の光電センサと、
前記第2の光電センサを前記横方向に移動させる光電センサ移動部と、
前記光電センサ移動部によって前記第2の光電センサを移動させつつ取得された該第2の光電センサの出力に基づき、前記光の光路が前記シートの前記縦方向の一辺である側辺を横切ったタイミングである側辺通過タイミングと、前記光路が前記検知用マークに含まれる辺であって前記縦方向に延びる第2辺を横切ったタイミングである第2辺通過タイミングとを特定する第2の通過タイミング特定部と、
前記側辺通過タイミングと、前記第2辺通過タイミングとに基づいて、前記横方向における前記所定の印刷の位置ズレの向き及び大きさを特定する第2の横ズレ特定部と、
前記第2の横ズレ特定部によって向き及び大きさが特定された前記位置ズレを相殺するように前記シートを移動させるべく前記シート横移動部を制御する第2の制御部と、
を有する請求項1~3のいずれかに記載のシート加工装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、紙又はプラスチックシート等のシート材に、罫線付与加工等の加工を施すシート加工装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、段ボール又は厚紙などから成るシートを搬送しつつ、該シートに所定の加工を施すシート加工装置が知られている。例えば、特許文献1には、段ボールシートの搬送方向に沿って配列された印刷装置、罫線付与装置(クリーザ装置)、スロッタ装置、及びダイカッタ装置を備えたシート加工装置(段ボール製函機)が記載されている。このシート加工装置では、所定の搬送方向に沿って一枚ずつ搬送される段ボールシートに対し、前記印刷装置による印刷加工、前記罫線付与装置による罫線付与加工、前記スロッタ装置による切込付与加工、及び前記ダイカッタ装置による打ち抜き加工が順次施される。ここで、罫線とは、シートを折り曲げやすくするために、該シートの一部を押し潰すことによって形成された線状の部分であり、押罫又は折りスジ等ともよばれる。前記罫線付与装置には、段ボールシートの搬送方向と直交する軸周りに回転する罫線付与ローラが段ボールシートの搬送路の上下に設けられており、段ボールシートが上下一対の罫線付与ローラの間を通過することによって、該段ボールシートに罫線が付与されるようになっている。
【0003】
上記のシート加工装置における罫線付与装置のように、印刷が施されたシートに罫線を付与する装置では、該罫線付与装置に対するシートの供給位置のズレ又は該シート上における印刷位置のズレによって、該罫線付与装置によって付与される罫線と、印刷による図柄(例えば折り位置を示す線など)との相対位置にズレが生じることがある。
【0004】
これを防ぐため、罫線付与ローラの前段においてシートを撮影し、得られた画像に基づいてシートの供給位置又はシート上の印刷位置のズレを特定して、該ズレを補正するように罫線の付与位置を調整することが行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-175279号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記のような画像による位置ズレの検出を行うためには、シートを撮影するためのカメラ及び撮影された画像を解析するためのコンピュータシステムが必要となるため、設備コストが増大するという問題がある。
【0007】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、少なくとも罫線付与を含むシート加工における、印刷による図柄と罫線との位置ズレの発生を低コストに防止することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために成された本発明に係るシート加工装置は、
予め所定の印刷が施されたシートを搬送しつつ該シートに罫線を付与する罫線付与ユニットを備えたシート加工装置であって、
前記罫線付与ユニットが、
前記シートの搬送方向と平行な方向である縦方向に延びる罫線を前記シートに付与する縦罫付与部と、
前記縦罫付与部を前記搬送方向と直交する方向である横方向に移動させる縦罫付与部移動部と、
前記縦罫付与部よりも前記搬送方向における上流側の所定位置において、該所定位置を通過する前記シートに光を照射し、該シートからの反射光を検知する第1の光電センサと、
前記シートを前記搬送方向に搬送しつつ取得された前記第1の光電センサの出力に基づき、前記所定の印刷に含まれるマークであって、前記横方向に延びる第1辺と該第1辺に対して傾斜した傾斜辺とを備えた検知用マークの、前記第1辺が前記所定位置を通過したタイミングである第1辺通過タイミングと、前記傾斜辺が前記所定位置を通過したタイミングである傾斜辺通過タイミングとを特定する第1の通過タイミング特定部と、
前記第1辺通過タイミング及び前記傾斜辺通過タイミングに基づいて、前記横方向における前記シート又は前記所定の印刷の位置ズレの向き及び大きさを特定する第1の横ズレ特定部と、
前記第1の横ズレ特定部によって向き及び大きさが特定された前記位置ズレを相殺するように前記縦罫付与部を移動させるべく前記縦罫付与部移動部を制御する第1の制御部と、
を有するものである。
【発明の効果】
【0009】
上記本発明によれば、罫線付与を含むシート加工における、印刷による図柄と罫線との位置ズレの発生を低コストに防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係るシート加工装置の斜視図。
前記シート加工装置の平面図。
前記シート加工装置の側面図。
前記シート加工装置における罫線付与ユニットの要部を側方から見た状態を示す模式図。
前記罫線付与ユニットの要部を上方から見た状態を示す模式図。
前記シート加工装置における搬送ユニットの要部を上方から見た状態を示す模式図。
前記搬送ユニットに含まれる案内レール及び搬送機構を後方から見た状態を示す模式図。
前記搬送機構の横断面図を示す模式図。
前記罫線付与ユニットにおける横ズレ検出方法を説明する模式図。
前記搬送ユニットにおける横ズレ検出方法を説明する模式図。
シートに付与されるマークの別の例を示す平面図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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