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公開番号
2025059218
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023169157
出願日
2023-09-29
発明の名称
二重容器及びその製造方法
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
主分類
B65D
1/02 20060101AFI20250403BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】減容変形後の内容器内における内容物の残量を低減できるようにした二重容器及びその製造方法を創出することを課題とする。
【解決手段】口部12の下端に肩部13を介して連設された胴部14の下端に底部15を備えて一体に形成された有底筒状の外容器10と、該外容器10の内面11に剥離可能に積層されると共に内容物の減少に応じて前記内面11から剥離して減容変形する内容器20と、を有して構成される二重容器において、前記内容器20の底部25が半球状を有して形成されると共に、前記内容器(20)の底部(25)とこれに対向する前記外容器(10)の胴部(14)及び底部(15)との間に内部空間(S)が設けられる構成とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
口部(12)の下端に肩部(13)を介して連設された胴部(14)の下端に底部(15)を備えて一体に形成された有底筒状の外容器(10)と、該外容器(10)の内面(11)に剥離可能に積層されると共に内容物の減少に応じて前記内面(11)から剥離して減容変形する内容器(20)と、を有して構成された有底筒状の二重容器であって、
前記内容器(20)の底部(25)が半球状を有して形成されていると共に、
前記内容器(20)の底部(25)とこれに対向する前記外容器(10)の胴部(14)及び底部(15)との間に内部空間(S)が設けられることを特徴とする二重容器。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
前記外容器(10)の底部(15)に前記内部空間(S)に連通する通気孔(18)が貫通形成されている請求項1記載の二重容器。
【請求項3】
前記外容器(10)の底部(15)に、前記内部空間(S)に向かって断面視凸円弧状に隆起する底山部(16)と、該底山部(16)の裾野に環状に形成された接地部(17)が設けられると共に、前記通気孔(18)が前記底山部(16)の前記接地部(17)よりも径方向内側となる位置に形成されている請求項2記載の二重容器。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の二重容器の製造方法であって、
外容器用プリフォームを所定の金型内にセットし、ブロー成形することにより前記外容器(10)を形成する外容器成形工程と、
ブロー成形された前記外容器(10)の底部(15)に前記通気孔(18)を穿孔する穿孔工程と、
前記外容器(10)を第2の金型にセットし、前記外容器(10)内に延伸可能な温度まで加熱された内容器用プリフォームを配置してブロー成形することにより前記内容器(20)を形成する内容器成形工程と、を有し、
前記穿孔工程が、前記通気孔(18)の合計の開口面積を0.5~1.0mm
2
の範囲とする工程を含むことを特徴とする二重容器の製造方法。
【請求項5】
内容器成形工程が延伸ロッドにより内容器用プリフォームを軸方向に延伸する工程を含むことを特徴とする請求項4記載の二重容器の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、外容器の内側に減容変形可能な内容器を備えた二重容器及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
外容器の内面に、剥離可能に積層されると共に減容変形(シュリンク)可能な袋状の内容器を配置して構成される二重容器(デラミ容器)が知られている(例えば、特許文献1)。
このような二重容器は、例えばシャンプーなどのトイレタリー商品として、その口部に昇降可能に設けられたノズルヘッドと該ノズルヘッドの昇降に応じて内容物を汲み上げるシリンダ及びパイプを備えたポンプ機構を組み付けたポンプ付き容器として利用されることがある。
【0003】
このようなポンプ付き容器では、ノズルヘッドを押下してポンプ操作を行うと、パイプの下端から内容器内の内容物を汲み上げ、同時に内容器が負圧化されて減容変形することで内容物を効果的に吐出させることが可能となっている。また外容器に通気孔を形成しておくことにより、内外容器の間の負圧化を解消し、負圧による外容器の変形を防止することが可能となっている。
【0004】
上記のような二重容器は、外容器内に、内容器を形成するための内側プリフォームを嵌合した状態で、内側プリフォームをブロー成形することで形成することができる(例えば、特許文献2)。そして、このような二重容器を構成する外容器の底部は、上方(容器内方)に向けて凸設された底山部(「陥没部」ともいう。)と、その裾野部分に周方向に沿って環状に配置された接地部とを有して構成されており、内容器の底部は底山部及び接地部の上に密着する状態で積層されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-26893号公報
特開平5-31790号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1における減容変形は、主として内容器の胴部が、密着していた外容器の胴部から剥離して萎むが、内容器の底部は外容器の底山部及び接地部の上に密着する状態がそのまま維持されてしまうことから、萎んだ内容器の胴部とそのままの内容器の底部との間には残留空間(特許文献1の「限界空間X」参照)が周方向に沿って形成されてしまう。減容変形後においては、内容物はこの残留空間内に貯留されることになるが、周方向に沿う残留空間内に分散する状態で貯留されているため、例えパイプの下端をこの残留空間内に配置できたとしても、内容物のすべてを吸い上げるには限度があり、内容物の残量を低減し難いという問題があった。
【0007】
本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく、減容変形後の内容器内における内容物の残量を低減できるようにした二重容器及びその製造方法を創出することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための手段のうち、本発明の第1の手段は、
口部の下端に肩部を介して連設された胴部の下端に底部を備えて一体に形成された有底筒状の外容器と、該外容器の内面に剥離可能に積層されると共に内容物の減少に応じて前記内面から剥離して減容変形する内容器と、を有して構成された有底筒状の二重容器であって、
前記内容器の底部が半球状を有して形成されていると共に、前記内容器の底部とこれに対向する前記外容器の胴部及び底部との間に内部空間が設けられることを特徴とする、と云うものである。
本発明の第1の手段では、減容変形した内容器の底部中央部に内容物を集約させることが可能となるため、内容器内における内容物の残量を低減できる。
【0009】
また本発明の第2の手段は、上記第1の手段に、前記外容器の底部に前記内部空間に連通する通気孔が貫通形成されている、との手段を加えたものである。
上記手段では、通気孔を介して内部空間内の内圧を調整することが可能となり、内容器のスムーズな減容変形を達し得る。
【0010】
また本発明の第3の手段は、上記第2の手段に、前記外容器の底部に、前記内部空間に向かって断面視凸円弧状に隆起する底山部と、該底山部の裾野に環状に形成された接地部が設けられると共に、前記通気孔が前記底山部の前記接地部よりも径方向内側となる位置に形成されている、との手段を加えたものである。
上記手段では、二重容器1を載置面上に置いたときに通気孔が塞がれてしまうことを避けることができるため、内容器のスムーズな減容変形を達成し得る。
(【0011】以降は省略されています)
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