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公開番号
2025059508
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023169634
出願日
2023-09-29
発明の名称
保持用器具
出願人
株式会社ダイフク
代理人
弁理士法人R&C
主分類
B65G
1/14 20060101AFI20250403BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】稼働させる搬送車の増減に対応して休止中の搬送車を容易に保管できると共に保管中の搬送車を安定して保持することが可能な保持用器具を実現する。
【解決手段】保持ユニット1は、複数台の搬送車8が並べて載置される載置台12と、載置台12に対して少なくとも下側に突出するように載置台12に取り付けられたN本の支柱11を備えている。保持ユニット1の支柱11のそれぞれは、他の保持ユニット1の支柱11に対して上下方向に着脱自在に構成されている。保持ユニット1の支柱11のそれぞれが、他の保持ユニット1の対応する支柱11に連結することにより、複数の保持ユニット1が段積みされる。保持ユニット1の支柱11のそれぞれが、他の保持ユニット1の対応する支柱11から離脱することにより、段積み状態の複数の保持ユニット1が分解される。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
本体部と前記本体部に取り付けられた車輪とを有する搬送車を複数台まとめて保持する保持用器具であって、
複数台の前記搬送車が保持される保持ユニットを複数備え、
複数の前記保持ユニットは、上下方向に段積み可能に構成され、
前記保持ユニットは、
複数台の前記搬送車が並べて載置される載置台と、
前記載置台に対して少なくとも下側に突出するように前記載置台に取り付けられたN本(Nは3以上の整数)の支柱と、を備え、
前記載置台は、前記車輪を浮かせた状態で前記本体部を下側から支持するように構成され、
前記保持ユニットの前記支柱のそれぞれは、他の前記保持ユニットの前記支柱に対して上下方向に着脱自在に構成され、
前記保持ユニットの前記支柱のそれぞれが、他の前記保持ユニットの対応する前記支柱に連結することにより、複数の前記保持ユニットが段積みされ、
前記保持ユニットの前記支柱のそれぞれが、他の前記保持ユニットの対応する前記支柱から離脱することにより、段積み状態の複数の前記保持ユニットが分解される、保持用器具。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記載置台には、当該載置台に載置された前記搬送車の前記本体部の側面に対して対向配置される対向壁部が設けられている、請求項1に記載の保持用器具。
【請求項3】
前記対向壁部は、前記載置台に載置された前記搬送車の前記車輪の転動方向に沿って延在している、請求項2に記載の保持用器具。
【請求項4】
前記保持ユニットは、フォークを有する搬送装置によって搬送されるように構成され、
前記載置台の下側であって互いに隣接する一対の前記支柱の間の領域が、前記保持ユニットを搬送するために前記フォークが配置されるフォーク配置領域とされている、請求項1に記載の保持用器具。
【請求項5】
前記フォーク配置領域に、前記フォークが挿入される挿入口が設けられ、
前記挿入口の開口方向が、前記載置台に載置された前記搬送車の前記車輪の転動方向に沿う方向となるように構成されている、請求項4に記載の保持用器具。
【請求項6】
前記保持ユニットの前記支柱の下端部に、当該支柱の下側から連結される他の前記保持ユニットの前記支柱の上端部に係合する係合部が設けられ、
前記係合部は、当該係合部に対して下側から接近する他の前記支柱の上端部を、予め定められた係合位置に向けて案内する案内部を備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の保持用器具。
【請求項7】
前記保持ユニットを下側から支持する支持ユニットを備え、
前記支持ユニットは、
N本の支持支柱を備え、
前記支持ユニットの前記支持支柱のそれぞれは、支持対象の前記保持ユニットの前記支柱に対して上下方向に着脱自在に構成され、
前記支持ユニットの前記支持支柱のそれぞれが、支持対象の前記保持ユニットにおける対応する前記支柱に連結することにより、前記支持ユニットが前記保持ユニットを支持した状態となり、
前記支持ユニットの前記支持支柱のそれぞれが、支持対象の前記保持ユニットにおける対応する前記支柱から離脱することにより、前記支持ユニットによる前記保持ユニットの支持が解除される、請求項1から5のいずれか一項に記載の保持用器具。
【請求項8】
前記支持ユニットは、N本の前記支持支柱を互いに連結すると共に上面が平面状に形成された連結台を備え、
前記連結台の前記上面が、複数台の前記搬送車を前記載置台に固定するために前記載置台の下面と当該載置台に載置された複数台の前記搬送車の上面とを覆うように保持シートを巻き付けるシート巻付作業中に、ロール状の前記保持シートが転動する転動領域とされている、請求項7に記載の保持用器具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、本体部と前記本体部に取り付けられた車輪とを有する搬送車を複数台まとめて保持する保持用器具に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、物流倉庫等の物品搬送設備において物品搬送の自動化が進んでいる。このような物品搬送設備では、例えば特開2022-050240号公報(特許文献1)に開示されているような搬送車(10)が多く活用されている。搬送車(10)は、無人で走行フロアを走行して物品を搬送するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-050240号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載されているような、搬送車を用いた設備では、稼働状態が穏やかな閑散期などには余剰の搬送車(休止中の搬送車)が発生し得る。この場合、走行フロアの一部を待機エリアとして、そこに休止中の搬送車を待機させておくことも考えられるが、走行フロアの一部に走行規制がかかることになり、稼働中の搬送車の走行の自由度が阻害され得る。そのため、休止中の搬送車を走行フロアから撤去して保管できるようにすることが求められるが、このような搬送車の保管スペースを十分に確保できない場合があり得る。また、保管スペースを確保できる場合であっても、車輪を有する搬送車が振動等で意図せず移動しないように保管中の各搬送車を安定させた状態で保持することも必要とされる。
【0005】
上記実状に鑑みて、稼働させる搬送車の増減に対応して休止中の搬送車を容易に保管できると共に保管中の搬送車を安定して保持することが可能な保持用器具の実現が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本体部と前記本体部に取り付けられた車輪とを有する搬送車を複数台まとめて保持する保持用器具であって、
複数台の前記搬送車が保持される保持ユニットを複数備え、
複数の前記保持ユニットは、上下方向に段積み可能に構成され、
前記保持ユニットは、
複数台の前記搬送車が並べて載置される載置台と、
前記載置台に対して少なくとも下側に突出するように前記載置台に取り付けられたN本(Nは3以上の整数)の支柱と、を備え、
前記載置台は、前記車輪を浮かせた状態で前記本体部を下側から支持するように構成され、
前記保持ユニットの前記支柱のそれぞれは、他の前記保持ユニットの前記支柱に対して上下方向に着脱自在に構成され、
前記保持ユニットの前記支柱のそれぞれが、他の前記保持ユニットの対応する前記支柱に連結することにより、複数の前記保持ユニットが段積みされ、
前記保持ユニットの前記支柱のそれぞれが、他の前記保持ユニットの対応する前記支柱から離脱することにより、段積み状態の複数の前記保持ユニットが分解される。
【0007】
本構成によれば、1つの保持ユニットによって複数台の搬送車を保持することができる。そして、保持ユニットに対して他の保持ユニットを段積みすることで、保持可能な搬送車の数を増加させることができる。また、段積みされた複数の保持ユニットを分解することで、保持可能な搬送車の数を減少させることができる。保持ユニットでの保持は、載置台により行われる。載置台は、搬送車の車輪を浮かせた状態で当該搬送車の本体部を下側から支持する構成であるので、載置台上で車輪が転動することを回避でき、その結果、安定した搬送車の保持を実現できる。以上のように、本構成によれば、稼働させる搬送車の増減に対応して休止中の搬送車を容易に保管できると共に保管中の搬送車を安定して保持することが可能となる。また、本構成によれば、段積み可能な保持ユニットのそれぞれに複数台の搬送車を安定して保持することができるため、多数の搬送車を輸送する場合にも、この保持用器具を好適に用いることができる。
【0008】
本開示に係る技術のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
物品仕分け設備の第1フロア及び第2フロアを示す平面図
搬送車の走行動作を示す説明図
保持用器具の平面図
保持用器具の正面図
図4における領域Vの断面図
図4における領域VIの断面図
複数の保持ユニットを段積みする様子を示す図
保持ユニットに保持された搬送車をフロアに投入する様子を示す図
保持ユニットを支持ユニットに連結する様子を示す図
シート巻付作業を示す図
【発明を実施するための形態】
【0010】
保持用器具は、複数台の搬送車をまとめて保持するように構成されている。このような搬送車は、物品の搬送や保管が行われる物品搬送設備で用いられる。物品搬送設備では、稼働状態が穏やかな閑散期などには余剰の搬送車(休止中の搬送車)が発生し得る。本開示に係る保持用器具は、例えば、上記のような休止中の搬送車を保持するために用いられる。或いは、搬送車が利用される異なる設備間や異なる部署間で、複数台の搬送車をまとめて移動させる際に用いられる。
(【0011】以降は省略されています)
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