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公開番号
2025059683
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023169923
出願日
2023-09-29
発明の名称
擦り部付き塗布容器
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
主分類
B65D
51/32 20060101AFI20250403BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】流通時及び保管時のシール性を向上した擦り部付き塗布容器を提供する。
【解決手段】容器体2の口頸部6に対して装着され、通液口16を開口させた第1頂壁14を有する第1キャップ10と、第1キャップ10に対して昇降可能に取り付けられ、前記第1頂壁14と対向する第2頂壁42から、前記通液口16と連通する塗布筒部60を立設させ、この塗布筒部60の内側に弁座面部64を形成した第2キャップ40と、前記第2頂壁42の上側に配備させた擦り部66と、前記弁座面部64に上方付勢状態で昇降可能に密接する弁体72を有し、この弁体72から前記塗布筒部60より高く接触子84を立設させた弁部材70とを具備する。前記第1頂壁14から前記塗布筒部60の内側へ突設させた柱部24を設け、第2キャップ40が降下した状態で、弁体72が弁座面部64と柱部24との間に挟持されるように構成した。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
口頸部(6)を起立する容器体(2)と、
前記口頸部(6)に対して装着され、通液口(16)を開口させた第1頂壁(14)を有する第1キャップ(10)と、
この第1キャップ(10)に対して昇降可能に取り付けられ、前記第1頂壁(14)と対向する第2頂壁(42)から、前記通液口(16)と連通する塗布筒部(60)を立設させており、この塗布筒部(60)の内側に弁座面部(64)を形成した第2キャップ(40)と、
前記第2頂壁(42)の上側に配備させた擦り部(66)と、
前記塗布筒部(60)の内側に配備されており、かつ、前記弁座面部(64)に上方付勢状態で昇降可能に密接する弁体(72)を有し、この弁体(72)から前記塗布筒部(60)より高く外部の被塗布面(T)へ接触させるための接触子(84)を立設させた弁部材(70)と、を具備しており、
前記弁座面部(64)と前記弁体(72)とからなるシール弁(V)が、前記塗布筒部(60)に対する前記接触子(84)の進退により開閉するように構成した擦り部付き塗布容器において、
前記第1頂壁(14)から前記塗布筒部(60)の内側へ突設させた柱部(24)を設け、前記第2キャップ(40)が下限位置に在る状態で、前記弁体(72)が前記弁座面部(64)と前記柱部(24)との間に挟持されるように構成したことを特徴とする、擦り部付き塗布容器。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
前記第2キャップ(40)は、前記第2頂壁(42)から垂設された連係部(50)を、また前記第1キャップ(10)は、前記第1頂壁(14)に連設され、かつ水平方向から見て前記連係部(50)と対峙する連係受部(30)をそれぞれ有し、
前記弁体(72)が前記弁座面部(64)と前記柱部(24)との間に挟持された状態で、前記連係部(50)が前記連係受部(30)へ係止されるように構成したことを特徴とする、請求項1記載の擦り部付き塗布容器。
【請求項3】
前記弁体(72)を上方へ付勢するための弾性バネ(80)と、この弾性バネ(80)を下側から支える支承座(S)とが設けられており、
前記柱部(24)の先端部には、前記弁体(72)の下面(i)を押え付けるための弁体押え部(28)が形成されており、前記第1キャップ(10)に対する前記第2キャップ(40)の上昇により、前記弁座面部(64)と前記弁体(72)とが離間した状態で、前記被塗布面(T)へ前記接触子(84)を押し付けることにより、前記弁体押え部(28)に前記弁体(72)の下面(i)が突き当たることが可能に形成したことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の擦り部付き塗布容器。
【請求項4】
前記支承座(S)は、前記塗布筒部(60)より下方へ延設させた支承筒部(58)の下部に配置されており、
前記塗布筒部(60)及び前記支承筒部(58)により、前記柱部(24)を包囲するように前記第2頂壁(42)に貫設させた包囲筒(56)が形成されており、
前記弾性バネ(80)は、前記柱部(24)と前記包囲筒(56)との空隙(e)を通って、前記支承筒部(58)の内部から前記塗布筒部(60)の内部へ亘って配備されていることを特徴とする、請求項3に記載の擦り部付き塗布容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、擦り部(ブラシ・刷毛・スポンジなどを言う。)付き塗布容器に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
容器体の口頸部内に打栓された栓部材の周囲にブラシ部材を組み付けており、栓部材は、頂壁の中央部に注出口を開口した栓本体の内側へ中栓を配備させ、中栓と注出口との間に上方付勢状態で弁板を介在させ、弁板の中央部から注出口を通って外部へ露出する接触子を隆起させ、容器の倒立状態で接触子を外部の被塗布面に押し付けることで、容器体内の液体が栓本体と中栓との間を通って注出口から流出するものが知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-50017
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の容器は、上方付勢した弁板を、注出口の周囲で栓本体の頂壁に圧接させて閉弁するから、製品の流通時や保管時に内圧の上昇により液体が吹き出るおそれがあった。
【0005】
本発明の目的は、流通時及び保管時のシール性を向上した擦り部付き塗布容器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の手段は、口頸部6を起立する容器体2と、
前記口頸部6に対して装着され、通液口16を開口させた第1頂壁14を有する第1キャップ10と、
この第1キャップ10に対して昇降可能に取り付けられ、前記第1頂壁14と対向する第2頂壁42から、前記通液口16と連通する塗布筒部60を立設させており、この塗布筒部60の内側に弁座面部64を形成した第2キャップ40と、
前記第2頂壁42の上側に配備させた擦り部66と、
前記塗布筒部60の内側に配備されており、かつ、前記弁座面部64に上方付勢状態で昇降可能に密接する弁体72を有し、この弁体72から前記塗布筒部60より高く外部の被塗布面Tへ接触させるための接触子84を立設させた弁部材70と、を具備しており、
前記弁座面部64と前記弁体72とからなるシール弁Vが、前記塗布筒部60に対する前記接触子84の進退により開閉するように構成した擦り部付き塗布容器において、
前記第1頂壁14から前記塗布筒部60の内側へ突設させた柱部24を設け、前記第2キャップ40が下限位置に在る状態で、前記弁体72が前記弁座面部64と前記柱部24との間に挟持されるように構成した。
【0007】
本手段では、図1(A)に示すように、容器体2の口頸部6に、通液口16を開口する第1頂壁14を有する第1キャップ10を装着するとともに、この第1キャップ10に、前記通液口16と連通する塗布筒部60を立設した第2頂壁42を有する第2キャップ40を昇降自在に取り付けている。
また、前記塗布筒部60の内側に形成した弁座面部64に弁体72を密接してなるシール弁Vを形成している。
そして、第1頂壁14から前記塗布筒部60の内側へ突設させた柱部24を設け、前記第2キャップ40が下限位置に在る状態で、前記弁体72が前記弁座面部64と前記柱部24との間に挟持されるように構成している。
この構造によれば、流通時や保管時のシール状態を向上させることができる。
【0008】
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ前記第2キャップ40は、前記第2頂壁42から垂設された連係部50を、また前記第1キャップ10は、前記第1頂壁14に連設され、かつ水平方向から見て前記連係部50と対峙する連係受部30をそれぞれ有し、
前記弁体72が前記弁座面部64と前記柱部24との間に挟持された状態で、前記連係部50が前記連係受部30へ係止されるように構成した。
【0009】
本手段では、図1(A)に示すように、前記第2キャップ40は、前記第2頂壁42から垂設された連係部50を、また前記第1キャップ10は、前記第1頂壁14に連設され、かつ水平方向から見て前記連係部50と対峙する連係受部30をそれぞれ有する。
前記弁体72が前記弁座面部64と前記柱部24との間に挟持された状態で、前記連係部50が前記連係受部30へ係止されるように構成している。
この構造によれば、前記連係受部30に対する連係部50の係止力により、前記弁座面部64と前記柱部24との間に弁体72が挟持された状態を適正に保持することができ、故に輸送時及び保管時のシール性の向上を確実なものとすることができる。
【0010】
第3の手段は、第2の手段を有し、かつ前記弁体72を上方へ付勢するための弾性バネ80と、この弾性バネ80を下側から支える支承座Sとが設けられており、
前記柱部24の先端部には、前記弁体72の下面iを押え付けるための弁体押え部28が形成されており、前記第1キャップ10に対する前記第2キャップ40の上昇により、前記弁座面部64と前記弁体72とが離間した状態で、前記被塗布面Tへ前記接触子84を押し付けることにより、前記弁体押え部28に前記弁体72の下面iが突き当たることが可能に形成した。
(【0011】以降は省略されています)
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