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公開番号
2025062720
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-15
出願番号
2023171920
出願日
2023-10-03
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G03G
15/00 20060101AFI20250408BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】複数のトナーが記録材上に多重形成された画像においても、それぞれのトナーの変化に応じた適切な定着温度を設定し、定着不良を低減すること。
【解決手段】トナー画像を形成するための複数の現像装置7と、トナー画像を記録材S上に順次転写し、記録材S上にトナーを多重形成する1次転写ローラ10と、トナー画像が転写された記録材Sを加圧、加熱し、記録材S上にトナー画像を定着させる定着装置F1と、現像装置7の使用履歴を記憶するメモリ40と、定着装置F1の定着温度を制御する制御部31と、を備える画像形成装置Pであって、制御部31は、メモリ40に記憶された使用履歴Lの差ΔLに応じて、定着温度を決定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
トナー画像を形成するための複数の現像手段と、
前記トナー画像を記録材上に順次転写し、記録材上にトナーを多重形成する転写手段と、
前記トナー画像が転写された記録材を加圧、加熱し、記録材上にトナー画像を定着させる定着手段と、
前記現像手段の使用履歴を記憶する記憶媒体と、
前記定着手段の定着温度を制御する制御手段と、
を備える画像形成装置であって、
前記制御手段は、前記記憶媒体に記憶された、一の前記現像手段の使用履歴と他の前記現像手段の使用履歴との差に応じて、前記定着温度を決定することを特徴とする画像形成装置。
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【請求項2】
画像情報を取得する画像情報取得手段を備え、
前記制御手段は、前記画像情報取得手段により取得された前記画像情報及び複数の前記現像手段の使用履歴の差に応じて、前記定着温度を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記記録材上に多重形成されたトナー画像において、前記記録材上に重ねられたトナーのうち、記録材に最も近く形成されるトナー画像のトナーを下層トナーとし、記録材から最も遠く形成されるトナー画像のトナーを上層トナーとした場合、
前記制御手段は、前記上層トナーを形成する現像手段の使用履歴と、前記下層トナーを形成する現像手段の使用履歴との差に応じて、前記定着温度を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
画像情報を取得する画像情報取得手段と、
前記記録材上に多重形成されたトナー画像において、前記画像情報取得手段により取得された画像情報に基づいて画像データの量が最も大きいトナー画像を判定する判定手段と、
を備え、
前記判定手段により判定されたトナー画像を形成するトナーのうち、記録材に最も近く形成されるトナー画像のトナーを下層トナーとし、記録材から最も遠く形成されるトナー画像のトナーを上層トナーとした場合、
前記制御手段は、前記上層トナーを形成する現像手段の使用履歴と、前記下層トナーを形成する現像手段の使用履歴との差に応じて、前記定着温度を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記トナーは熱可塑性樹脂を主材料とし、前記トナーの外側に前記熱可塑性樹脂よりも融点の高い材料からなる粒子を付着させたトナーであり、
前記制御手段は、前記上層トナーを形成する現像手段の使用履歴と、前記下層トナーを形成する現像手段の使用履歴との差が大きいほど、前記定着温度が高くなるように決定することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記現像手段は、回転体であり、
前記使用履歴は、前記回転体の総走行距離であることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記総走行距離は、前記回転体の表面の周速と前記回転体が回転した時間に基づくことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関し、例えば、電子写真プロセスで形成されるトナー像を転写材上に熱定着手段により定着させる定着手段を備えた画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電子写真プロセスを利用した画像形成装置において、走査露光されることにより像担持体の表面に形成された静電潜像に現像剤を供給し、静電潜像を現像剤像として現像する現像装置が設けられている。現像装置には、現像剤を担持する現像剤担持体、現像剤を収容する現像容器などが設けられており、現像剤担持体の表面に担持された現像剤を、静電気的に像担持体の表面に供給するように構成されている。なお、近年では、現像装置が像担持体及びその他のプロセス手段(帯電部材等)と共にプロセスカートリッジとして一体に収容されている場合が多く見られる。
【0003】
像担持体に現像された現像剤像は、記録材上に転写された後、画像加熱装置としての定着装置を通過することによりトナー像が記録材上に定着(固着)される。定着装置には、接触式の加熱定着装置が広く用いられている。例えば、この方式の定着装置は、加熱部材によって所定の定着温度に加熱されている定着部材と、対向して配置された加圧部材とで定着ニップ部を形成する。定着装置は、記録材上に形成した未定着のトナー画像を、定着ニップ部で加熱しながら加圧することで固着画像として定着する。
【0004】
画像形成装置及び現像装置を使用していくと、熱的、機械的ストレスによって、現像容器内のトナー特性が変化する。また、現像性の変化や、現像材の溶融特性に変化が生じ、定着装置において定着する際の適切な定着温度が変化する。従来、現像材の変化に対応する手段として、現像装置の使用履歴に応じて、定着温度を変更する提案がなされている(例えば、特許文献1~3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第3246942号公報
特開2011-203721号公報
特開2012-194447号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、フルカラー画像に対応し、紙上に複数のトナーを多重形成する画像形成装置では、複数の現像装置を備えており、それぞれの現像装置の使用履歴が異なることがある。そして、記録材上に多重形成された画像の場合、単純に現像装置の使用履歴に比例して、適切な定着温度が決まるわけではない。記録材上に重ねられたトナーの上層と下層のトナー特性の相対的な関係によっても、適切な定着温度が変わることがわかっている。従来は、記録材上に多重形成されたトナーの上下の関係性を考慮し、それぞれのトナーの特性の変化に応じた定着温度を設定できるものではない。
【0007】
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、複数のトナーが記録材上に多重形成された画像においても、それぞれのトナーの変化に応じた適切な定着温度を設定し、定着不良を低減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
【0009】
(1)トナー画像を形成するための複数の現像手段と、前記トナー画像を記録材上に順次転写し、記録材上にトナーを多重形成する転写手段と、前記トナー画像が転写された記録材を加圧、加熱し、記録材上にトナー画像を定着させる定着手段と、前記現像手段の使用履歴を記憶する記憶媒体と、前記定着手段の定着温度を制御する制御手段と、を備える画像形成装置であって、前記制御手段は、前記記憶媒体に記憶された、一の前記現像手段の使用履歴と他の前記現像手段の使用履歴との差に応じて、前記定着温度を決定することを特徴とする画像形成装置。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、複数のトナーが記録材上に多重形成された画像においても、それぞれのトナーの変化に応じた適切な定着温度を設定し、定着不良を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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