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公開番号
2025066309
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-23
出願番号
2023175801
出願日
2023-10-11
発明の名称
電気接続部品
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類
H01R
12/91 20110101AFI20250416BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】体格の大型化を抑えつつ端子金具に調芯機能を持たせること。
【解決手段】端子付き電線120の端子金具130を保持するインナハウジング160と、インナハウジングを収容するアウタハウジング170と、インナハウジングを収容完了位置に保持させたまま、嵌合接続方向に直交する方向でその相対移動を許容するハウジング保持構造と、を備え、インナハウジングは、端子金具の電線接続部132を間に置いて対向配置させ、アウタハウジング170に係合させる一対の係合部を有し、アウタハウジングは、一対の係合部を収容するハウジング収容室171を有し、一対の係合部は、自身の対向配置方向と嵌合接続方向とに対する直交方向の一端部同士を繋ぐ第1開口と他端部同士を繋ぐ第2開口とを形成し、第1開口と第2開口は、電線接続部と重ならない位置でハウジング収容室の内壁面に対向配置させること。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
電線及び前記電線の端末に設けた端子金具を備える端子付き電線と、
前記端子金具を保持するインナハウジングと、
相手方端子金具に対する前記端子金具の嵌合接続方向に沿って挿入された前記インナハウジングを収容するアウタハウジングと、
前記インナハウジングを収容完了位置に保持させたまま、前記嵌合接続方向に直交する方向で前記インナハウジングの前記アウタハウジングに対する相対移動を許容するハウジング保持構造と、
を備え、
前記端子金具は、前記相手方端子金具に嵌合接続させる端子接続部と、前記電線の端末に対して物理的且つ電気的に接続させる電線接続部と、を有し、
前記インナハウジングは、前記端子接続部を収容し且つ保持し、前記嵌合接続方向に沿って相手方嵌合部に嵌合接続させる嵌合部と、前記電線接続部を間に置いて対向配置させ、前記アウタハウジングに係合させる一対の係合部と、を有し、
前記アウタハウジングは、一対の前記係合部を前記電線接続部及び前記電線の端末と一緒に収容し、かつ、一端の電線引出口から前記電線を室外に引き出させると共に他端の突出口から前記嵌合部を前記嵌合接続方向に沿って室外に突出させる筒壁で囲われたハウジング収容室と、を有し、
一対の前記係合部は、自身の対向配置方向と前記嵌合接続方向とに対する直交方向の一端部同士を繋ぐ第1開口と、その直交方向の他端部同士を繋ぐ第2開口と、を形成し、
前記第1開口と前記第2開口は、前記電線接続部と重ならない位置で前記ハウジング収容室の内壁面に対向配置させることを特徴とした電気接続部品。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記第1開口と前記第2開口は、前記電線接続部と重ならない位置で当該電線接続部に最大限近づけて配置することを特徴とした請求項1に記載の電気接続部品。
【請求項3】
前記ハウジング保持構造は、それぞれの前記係合部における前記嵌合接続方向の端部に設けた第1被係止部と、前記ハウジング収容室の底壁に設け、それぞれの前記第1被係止部を前記収容完了位置で当接させて前記インナハウジングの挿入方向への動きを係止する第1係止部と、それぞれの前記係合部における前記電線接続部とは逆側の対向壁面から突出させた第2被係止部と、前記対向壁面に対向配置される前記ハウジング収容室の内壁面から前記係合部毎に突出させ、前記第2被係止部を前記収容完了位置で当接させて前記インナハウジングの前記挿入方向とは逆向きの動きを係止する第2係止部と、を備えることを特徴とした請求項1又は2に記載の電気接続部品。
【請求項4】
前記アウタハウジングは、前記端子付き電線と前記インナハウジングの組み合わせ毎に、前記筒壁の筒軸に直交させて一列に並べた前記ハウジング収容室を有し、
それぞれの前記ハウジング収容室における一対の前記第2係止部は、各々、複数の前記ハウジング収容室の配列方向に直交する前記ハウジング収容室の内壁面に設けることを特徴とした請求項3に記載の電気接続部品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気接続部品に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
電気接続部品とは、少なくとも2つの電気接続対象物の間に介在させ、その2つの電気接続対象物を電気的に接続させるコネクタや端子台等の部品のことである。この電気接続部品は、電線と、電線の両端に各々接続し、相手方端子金具に嵌合接続させる端子金具と、これらを収容するハウジングと、を備える。この電気接続部品においては、端子金具をハウジングとは別のインナハウジング等の内部に収容し、ハウジングとインナハウジング等とを端子金具の嵌合接続方向に直交する相対移動方向へと相対移動させることによって、端子金具を相手方端子金具に嵌合接続させる際の調芯機能を持たせている。例えば、この種の電気接続部品については、下記の特許文献1及び2に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-115251号公報
特開2020-107544号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、電気接続部品においては、調芯機能を持たせるために、ハウジングとインナハウジング等との間に相対移動方向の遊びを設けて互いを相対移動させるのだが、その相対移動量に応じた隙間をハウジングの内壁面とインナハウジング等との間に設ける必要がある。よって、電気接続部品は、その隙間を確保するべく、体格の大型化を招いてしまう。
【0005】
そこで、本発明は、体格の大型化を抑えつつ端子金具に調芯機能を持たせることが可能な電気接続部品を提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、電線及び前記電線の端末に設けた端子金具を備える端子付き電線と、前記端子金具を保持するインナハウジングと、相手方端子金具に対する前記端子金具の嵌合接続方向に沿って挿入された前記インナハウジングを収容するアウタハウジングと、前記インナハウジングを収容完了位置に保持させたまま、前記嵌合接続方向に直交する方向で前記インナハウジングの前記アウタハウジングに対する相対移動を許容するハウジング保持構造と、を備え、前記端子金具は、前記相手方端子金具に嵌合接続させる端子接続部と、前記電線の端末に対して物理的且つ電気的に接続させる電線接続部と、を有し、前記インナハウジングは、前記端子接続部を収容し且つ保持し、前記嵌合接続方向に沿って相手方嵌合部に嵌合接続させる嵌合部と、前記電線接続部を間に置いて対向配置させ、前記アウタハウジングに係合させる一対の係合部と、を有し、前記アウタハウジングは、一対の前記係合部を前記電線接続部及び前記電線の端末と一緒に収容し、かつ、一端の電線引出口から前記電線を室外に引き出させると共に他端の突出口から前記嵌合部を前記嵌合接続方向に沿って室外に突出させる筒壁で囲われたハウジング収容室と、を有し、一対の前記係合部は、自身の対向配置方向と前記嵌合接続方向とに対する直交方向の一端部同士を繋ぐ第1開口と、その直交方向の他端部同士を繋ぐ第2開口と、を形成し、前記第1開口と前記第2開口は、前記電線接続部と重ならない位置で前記ハウジング収容室の内壁面に対向配置させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る電気接続部品のインナハウジングは、端子金具の電線接続部をハウジング収容室の中で一対の係合部と第1開口と第2開口とによって囲っており、その第1開口と第2開口を設けることで体格の小型化を図っている。従って、本発明に係る電気接続部品は、体格の大型化を抑えつつ端子金具に調芯機能を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態の電気接続部品を嵌合接続前の第1電気接続部品と第2電気接続部品に分けて示す斜視図である。
図2は、実施形態の電気接続部品(嵌合接続後の第1電気接続部品と第2電気接続部品)を示す斜視図である。
図3は、第1電気接続部品を示す分解斜視図である。
図4は、第2電気接続部品を示す分解斜視図である。
図5は、アウタハウジングとインナハウジングの間のハウジング保持構造について説明する分解斜視図である。
図6は、アウタハウジングとインナハウジングの間のハウジング保持構造について別角度から見た分解斜視図である。
図7は、アウタハウジングとインナハウジングの間のハウジング保持構造について別角度から見た平面図である。
図8は、実施形態の電気接続部品の使用例の1つを嵌合接続前の第1電気接続部品と第2電気接続部品に分けて示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係る電気接続部品の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0010】
[実施形態]
本発明に係る電気接続部品の実施形態の1つを図1から図8に基づいて説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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