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公開番号2025066319
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-23
出願番号2023175820
出願日2023-10-11
発明の名称シートカバー
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B60N 3/06 20060101AFI20250416BHJP(車両一般)
要約【課題】オットマンの展開に起因して発生する皺の位置を使用者から見えにくい領域に規制することが可能なシートカバーを提供すること。
【解決手段】シートクッション10の前側部に設けられるオットマン1を覆うシートカバー3は、オットマン本体2に表側から密着するように被せられる本体カバー部3Aと、本体カバー部3Aの上縁からシートクッション10の天板下の止着部となるフロントパイプ12へと引き込まれるように延びる延長カバー部3Bと、延長カバー部3Bのフロントパイプ12よりオットマン本体2に近い第1部位B1にカバー裏側から結合される第1規制部4Aと、を有する。第1規制部4Aは、オットマン1の展開に伴うオットマン本体2とフロントパイプ12との間の距離の縮まりに起因して延長カバー部3Bに発生する皺の発生位置を第1部位B1とフロントパイプ12との間の領域に規制するように第1部位B1を補剛する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
シートクッションの前側部に設けられるオットマンを覆うシートカバーであって、
前記オットマンのオットマン本体に表側から密着するように被せられる本体カバー部と、
該本体カバー部の上縁から前記シートクッションの天板下の止着部へと引き込まれるように延びる延長カバー部と、
前記延長カバー部の前記止着部より前記オットマン本体に近い第1部位にカバー裏側から結合され、前記オットマンの展開に伴う前記オットマン本体と前記止着部との間の距離の縮まりに起因して前記延長カバー部に発生する皺の発生位置を前記第1部位と前記止着部との間の領域に規制するように前記第1部位を補剛する第1規制部と、を有するシートカバー。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
請求項1に記載のシートカバーであって、
前記延長カバー部の前記第1規制部が結合される前記第1部位と前記止着部との間となる第2部位にカバー裏側から結合され、前記皺の発生位置を前記第1部位と前記第2部位との間の領域である第3部位に規制するように前記第2部位を補剛する第2規制部を更に有するシートカバー。
【請求項3】
請求項2に記載のシートカバーであって、
前記延長カバー部が、前記第1規制部と前記第2規制部とによる補剛により、前記オットマンの展開に伴い前記第2規制部の下側に前記第1規制部が表裏を反転させるように潜り込み、かつ、前記第3部位が前記第1部位と前記第2部位とからシート前方に折り畳み状に張り出すように曲げられる長さを備えるシートカバー。
【請求項4】
請求項2又は請求項3に記載のシートカバーであって、
前記延長カバー部の前記第2規制部と結合される前記第2部位が、前記オットマンの展開に伴う前記オットマン本体と前記止着部との間の距離の縮まりに起因する撓みにより前記シートクッションの天板下に当てられるシートカバー。
【請求項5】
請求項2又は請求項3に記載のシートカバーであって、
前記第1規制部と前記第2規制部とが、それぞれ、前記延長カバー部に対して、シート幅方向の全域に亘ってカバー裏側から面状に当てられる平坦なプレートから成るシートカバー。
【請求項6】
請求項1から請求項3のいずれかに記載のシートカバーであって、
前記オットマン本体が、前記シートクッションに対してシート幅方向に延びる軸線のまわりに回転可能なように連結されるベースと、該ベースに対して前記軸線の回転半径方向にスライド可能なように連結される天板部と、を有し、
前記本体カバー部が、前記ベースに表側から密着するように被せられるシートカバー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートカバーに関する。詳しくは、シートクッションの前側部に設けられるオットマンを覆うシートカバーに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、シートクッションの前側部にオットマンが設けられた構成が開示されている。オットマンは、シートクッションの前側部に対し、シート幅方向に延びる軸線まわりに展開・格納可能なように連結されている。オットマンの展開・格納されるオットマン本体には、シートカバーが被せられている。シートカバーは、オットマン本体を覆う本体カバー部と、本体カバー部からシートクッションの天板下の止着部へと引き込まれるように延びる延長カバー部と、を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-175844号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の構成では、シートカバーが、オットマンの格納時に浮きや皺の生じない張設状態となるように設けられている。そのため、オットマンの展開時に、オットマン本体と止着部との間の距離の縮まりに起因する皺が発生する。この皺が使用者から見える部位に無造作に発生すると、シートの見栄えが損なわれる懸念がある。そこで、本発明は、オットマンの展開に起因して発生する皺の位置を使用者から見えにくい領域に規制することが可能なシートカバーを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する手段として、本発明のシートカバーは、次の手段をとる。
【0006】
すなわち、本発明の第1の発明は、シートクッションの前側部に設けられるオットマンを覆うシートカバーであって、前記オットマンのオットマン本体に表側から密着するように被せられる本体カバー部と、該本体カバー部の上縁から前記シートクッションの天板下の止着部へと引き込まれるように延びる延長カバー部と、前記延長カバー部の前記止着部より前記オットマン本体に近い第1部位にカバー裏側から結合され、前記オットマンの展開に伴う前記オットマン本体と前記止着部との間の距離の縮まりに起因して前記延長カバー部に発生する皺の発生位置を前記第1部位と前記止着部との間の領域に規制するように前記第1部位を補剛する第1規制部と、を有するシートカバーである。
【0007】
第1の発明によれば、オットマンの展開に起因してシートカバーに発生する皺の発生位置を、シートクッションの天板下へと引き込まれる延長カバー部の第1規制部より奥側の領域に規制することができる。その結果、シートカバーに発生する皺を使用者から見えにくくすることができる。
【0008】
本発明の第2の発明は、上記第1の発明において、前記延長カバー部の前記第1規制部が結合される前記第1部位と前記止着部との間となる第2部位にカバー裏側から結合され、前記皺の発生位置を前記第1部位と前記第2部位との間の領域である第3部位に規制するように前記第2部位を補剛する第2規制部を更に有するシートカバーである。
【0009】
第2の発明によれば、シートカバーに発生する皺の発生位置を、延長カバー部の第1規制部と第2規制部との間の領域である第3部位に規制することができる。それにより、延長カバー部における皺の発生位置をより精度良くコントロールすることが可能となる。
【0010】
本発明の第3の発明は、上記第2の発明において、前記延長カバー部が、前記第1規制部と前記第2規制部とによる補剛により、前記オットマンの展開に伴い前記第2規制部の下側に前記第1規制部が表裏を反転させるように潜り込み、かつ、前記第3部位が前記第1部位と前記第2部位とからシート前方に折り畳み状に張り出すように曲げられる長さを備えるシートカバーである。
(【0011】以降は省略されています)

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