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公開番号
2025066522
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-23
出願番号
2023176191
出願日
2023-10-11
発明の名称
車両用灯体
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類
F21S
41/50 20180101AFI20250416BHJP(照明)
要約
【課題】ハイビームの照射範囲を拡げつつ、車両用灯体のサイズ変更や外観変化を抑えること。
【解決手段】ロービーム光源(31a)と、ハイビーム光源(32a,33a)と、配光部材(31b,32b,33b,33c)とを左右に少なくとも一ずつ有する車両用灯体において、ハイビーム光源(32a,33a)のスクリーン配光は、ハイビーム主配光の第一領域(DH1)と、ハイビーム主配光の左右の側部上方に向かう側部上方配光の第二領域(DH2)とを含み、ハイビーム光源(32a,33a)は、ハイビーム主配光の光源を構成する第一ハイビーム光源(32a)と、側部上方配光の光源を構成する第二ハイビーム光源(33a)と、を有し、当該灯体の左右中央、及び左右中央周辺の少なくともいずれかを覆う不透光の灯体カバー(21)を有し、第二ハイビーム光源(33a)は、灯体カバー(21)の後方であって、車両正面視で、灯体カバー(21)と重なる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ロービーム光源(31a)と、ハイビーム光源(32a,33a)と、各光源の光を配光する配光部材(31b,32b,33b,33c)とを有する車両用灯体において、
前記ハイビーム光源(32a,33a)のスクリーン配光は、ハイビーム主配光の第一領域(DH1)と、前記ハイビーム主配光の左右の側部上方に向かう側部上方配光の第二領域(DH2)とを含み、
前記ハイビーム光源(32a,33a)は、前記ハイビーム主配光の光源を構成し、車両中心を基準とした左右に少なくとも一ずつ設けられる左右の第一ハイビーム光源(32a)と、前記側部上方配光の光源を構成する一以上の第二ハイビーム光源(33a)と、を有し、
当該灯体の左右中央、及び左右中央周辺の少なくともいずれかを覆う不透光の灯体カバー(21)を有し、
前記第二ハイビーム光源(33a)は、前記灯体カバー(21)の後方であって、車両正面視で、前記灯体カバー(21)と重なる
車両用灯体。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記車両用灯体は、前記ロービーム光源(31a)又は前記ハイビーム光源(32a)の少なくとも一方からの光を透過する透過カバー(22)を左右に少なくとも一ずつ備え、前記第二ハイビーム光源(33a)は、前記左右の透過カバー(22)の間の領域に設けられている
請求項1に記載の車両用灯体。
【請求項3】
前記配光部材(31b,32b,33b,33c)は、前記第二ハイビーム光源(33a)の光を、前記側部上方配光の光に配光する第二配光部材(33b,33c)を有し、
前記第二配光部材(33b,33c)は、前記灯体カバー(21)の後方であって、車両正面視で、前記灯体カバー(21)と重なる
請求項1又は2に記載の車両用灯体。
【請求項4】
前記第二配光部材(33b)は、リフレクタであり、
前記リフレクタは、前記第二ハイビーム光源(33a)から下方へ出射される光を、前記左右の側部上方へ向けて反射する
請求項3に記載の車両用灯体。
【請求項5】
前記リフレクタは、車両下方に向かうにつれて車両前方かつ車幅方向外側に湾曲する形状である
請求項4に記載の車両用灯体。
【請求項6】
前記リフレクタは、左右一方の側部上方側を向く反射面(33Ls)を有する第一リフレクタ(33L)と、左右他方の側部上方側を向く反射面(33Rs)を有する第二リフレクタ(33R)と、を有し、前記第一リフレクタ(33L)と前記第二リフレクタ(33R)とは一体成型されている
請求項4に記載の車両用灯体。
【請求項7】
前記リフレクタは、左右一方の側部上方側を向く反射面(33Ls)を有する第一リフレクタ(33L)と、左右他方の側部上方側を向く反射面(33Rs)を有する第二リフレクタ(33R)と、を有し、前記第一リフレクタ(33L)と前記第二リフレクタ(33R)とは別体で当該灯体に設けられている
請求項4に記載の車両用灯体。
【請求項8】
前記第二ハイビーム光源(33a)は、車両正面視で車幅方向一方へ指向する光を出射する一方指向光源(33aL)と、車両正面視で車幅方向他方へ指向する光を出射する他方指向光源(33aR)と、を有し、
前記第二配光部材(33c)は、前記一方指向光源(33aL)の光を、左右一方の側部上方に向けて拡がる制御光にする一方レンズ(33LL)と、前記他方指向光源(33aR)の光を、左右他方の側部上方に向けて拡がる制御光にする他方レンズ(33LR)である
請求項3に記載の車両用灯体。
【請求項9】
前記一方レンズ(33LL)は、車幅方向一方かつ車両前方に凸型のレンズであり、
前記他方レンズ(33LR)は、車幅方向他方かつ車両前方に凸型のレンズである
請求項8に記載の車両用灯体。
【請求項10】
前記一方レンズ(33LL)は、車幅方向一方、車両前方かつ車両上方に凸型のレンズであり、
前記他方レンズ(33LR)は、車幅方向他方、車両前方かつ車両上方に凸型のレンズである
請求項8に記載の車両用灯体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用灯体に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、自動二輪車の前照灯のスクリーン配光が、H線より上で且つV線の両側に配置した高光度領域を有することによって、車両傾斜状態のコーナリング時にコーナーの視認性を向上させる技術が開示されている。特許文献1には、リフレクタを、直進時とコーナリング時とで異なる位置へ可動する可動リフレクタ構造も開示されている。
特許文献2には、車両の前照灯が、光源バルブの光を前方に反射するリフレクタと、リフレクタの前方に設けられる前面レンズを備え、リフレクタに、所定のロービーム配光パターンを実現する偏向反射領域を設けたり、前面レンズに、所定のロービーム配光パターンを実現する偏向透過領域を設けたりする技術が開示されている。
特許文献3には、車両の前照灯が、LED光源の光を反射する複数のリフレクタを一体に形成したリフレクタ部材と、リフレクタ部材の一部を前方から視認されないようにするカバー部材を備える技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-149702号公報
特開2000-340014号公報
国際公開第2022/130595号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
視認性向上の観点から、ハイビームの照射範囲を拡げることが望まれる。特に、旋回時に左右に傾斜する自動二輪車等の鞍乗り型車両においては、車両傾斜時の進行先をより照射可能にハイビームの照射範囲を拡げることが望まれる。
しかし、ハイビームリフレクタの形状調整によって照射範囲を左右に拡げた場合、照射範囲は拡がるものの、光量を確保するためにハイビーム光源の出力アップが必要になり、排熱構造の大型化も必要になる。
仮に、光源やリフレクタを追加して照射範囲を拡げた場合、車両用灯体の大型化や車両用灯体の外観変化が生じやすい。そのため、従来の二眼タイプの車両用灯体をベースに光源やリフレクタを追加すると、三眼タイプ以上の大型の車両用灯体になってしまい、従来の二眼タイプと同様のスマートな外観を得難くなる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ハイビームの照射範囲を拡げつつ、車両用灯体のサイズ変更や外観変化を抑えることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ロービーム光源と、ハイビーム光源と、各光源の光を配光する配光部材とを有する車両用灯体において、前記ハイビーム光源のスクリーン配光は、ハイビーム主配光の第一領域と、前記ハイビーム主配光の左右の側部上方に向かう側部上方配光の第二領域とを含み、前記ハイビーム光源は、前記ハイビーム主配光の光源を構成し、車両中心を基準とした左右に少なくとも一ずつ設けられる左右一対の第一ハイビーム光源と、前記側部上方配光の光源を構成する一以上の第二ハイビーム光源とを有し、当該灯体の左右中央、及び左右中央周辺の少なくともいずれかを覆う不透光の灯体カバーを有し、前記第二ハイビーム光源は、前記灯体カバーの後方であって、車両正面視で、前記灯体カバーと重なる車両用灯体を提供する。
【発明の効果】
【0006】
ハイビームの照射範囲を拡げつつ、車両用灯体のサイズ変更や外観変化を抑えることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の第一実施形態に係る鞍乗り型車両のライトユニットを周辺構成と共に前方から示す図である。
車両直立時のライトユニットのスクリーン配光を示す図である。
図1からフロントカバーを取り外した状態を光源の光路と共に示す図である。
フロントカバーを取り付けた状態で光源の光路を示す図である。
左側の第一リフレクタを第二ハイビーム光源と共に車両左側から示す図である。
ライトユニットを周辺構成と共に右斜め前方から示す図である。
第二実施形態に係る鞍乗り型車両のライトユニットを周辺構成と共に前方から示す図である。
ライトユニットを車両上方から模式的に示す図である。
第三実施形態に係る鞍乗り型車両のライトユニットを周辺構成と共に前方から示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車両に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車両前方を示し、符号UPは車両上方を示し、符号LHは車両左方を示す。
【0009】
[第一実施形態]
図1は、本発明の第一実施形態に係る鞍乗り型車両のライトユニット10を周辺構成と共に前方から示す図である。
ライトユニット10は、鞍乗り型車両の車両用灯体、及び灯火器の一つを構成するものであり、車両中心LCを基準にして左右のヘッドライトを構成する左右一対の第一ライトユニット11を有している。ライトユニット10は、車両前部に配置されるので、フロントライトユニット、及びヘッドライトユニット(前照灯とも称される)と言うこともできる。車両中心LCは、鞍乗り型車両の車幅中心を示している。
【0010】
図1に示すように、左右の第一ライトユニット11の周囲は、車体カバーの一部を構成するフロントカバー20によって覆われる。フロントカバー20は、左右の第一ライトユニット11の間の領域αを前方から覆う不透光の灯体カバー21と、左右の第一ライトユニット11の光を透過する左右の透過カバー22を一体に備えている。
灯体カバー21が覆う領域αは、本実施形態ではライトユニット10の左右中央の領域である。但し、この領域に限定しなくてもよく、灯体カバー21は、フロントカバー20の左右中央、及び左右中央周辺の少なくともいずれかの領域を覆う覆い部材であればよい。
(【0011】以降は省略されています)
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