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公開番号2025069264
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-30
出願番号2025012622,2022021813
出願日2025-01-29,2022-02-16
発明の名称プラズマ処理装置
出願人東京エレクトロン株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H05H 1/46 20060101AFI20250422BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】プラズマ処理の均一性を向上させる。
【解決手段】プラズマ処理装置は、チャンバ、窓部材、ガス導入口、およびアンテナを備える。チャンバは、基板を収容する。窓部材は、チャンバの上部を構成する。ガス導入口は、チャンバの側壁および窓部材の少なくともいずれかに設けられ、チャンバ内にガスを供給する。アンテナは、窓部材を介してチャンバの上方に設けられ、導電性の材料により線状に形成されている。アンテナは、チャンバ内にRF電力を放射することによりチャンバ内に供給されたガスをプラズマ化する。アンテナは、第1のコイルと、複数の第2のコイルとを有する。第1のコイルには、RF電力が供給される。第2のコイルは、同一形状に形成され、第1のコイルの周囲に、第1のコイルの中心軸を中心として回転対称に複数配置されている。それぞれの第2のコイルの一端には、可変容量コンデンサが1つずつ接続されている。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
基板を収容するチャンバと、
前記チャンバの上部を構成する窓部材と、
前記チャンバの側壁および前記窓部材の少なくともいずれかに設けられ、前記チャンバ内にガスを供給するガス導入口と、
前記窓部材を介して前記チャンバの上方に設けられ、導電性の材料により線状に形成されたアンテナであって、前記チャンバ内にRF(Radio Frequency)電力を放射することにより前記チャンバ内に供給されたガスをプラズマ化するアンテナと
を備え、
前記アンテナは、
RF電力が供給される第1のコイルと、
同一形状に形成され、前記第1のコイルの周囲に、前記第1のコイルの中心軸を中心として回転対称に複数配置され、前記第1のコイルと誘導結合する複数の第2のコイルと
を有し、
それぞれの前記第2のコイルの一端には、可変容量コンデンサが1つずつ接続されているプラズマ処理装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記第1のコイルは、前記RF電力を供給するRF電源に接続され、
前記複数の第2のコイルは、前記RF電源に接続されない、
請求項1に記載のプラズマ処理装置。
【請求項3】
それぞれの前記第2のコイルの他端は接地されており、
それぞれの前記可変容量コンデンサの一端は前記第2のコイルの一端に接続されており、
それぞれの前記可変容量コンデンサの他端は接地されている、
請求項1または2に記載のプラズマ処理装置。
【請求項4】
それぞれの前記第2のコイルの他端はコンデンサを介して接地されており、
それぞれの前記可変容量コンデンサの一端は前記第2のコイルの一端に接続されており、
それぞれの前記可変容量コンデンサの他端は接地されている、
請求項1または2に記載のプラズマ処理装置。
【請求項5】
それぞれの前記第2のコイルの一端および他端は、対応する前記可変容量コンデンサを介して接続されている、
請求項1または2に記載のプラズマ処理装置。
【請求項6】
それぞれの前記第2のコイルの他端は、開放されており、
それぞれの前記第2のコイルの一端は、対応する前記可変容量コンデンサを介して接地されている、
請求項1または2に記載のプラズマ処理装置。
【請求項7】
それぞれの前記第2のコイルの他端は、
当該第2のコイルの一端よりも前記第1のコイルから遠い位置に配置されている、
請求項6に記載のプラズマ処理装置。
【請求項8】
それぞれの前記第2のコイルの他端は、
当該第2のコイルの一端よりも前記窓部材から遠い位置に配置されている、
請求項5または7に記載のプラズマ処理装置。
【請求項9】
前記第1のコイルは、前記中心軸を中心として回転対称な形状である、
請求項1から8のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
【請求項10】
前記第1のコイルは、互いに離間して配置された複数のコイルを有する、
請求項1から9のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示の種々の側面および実施形態は、プラズマ処理装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
プラズマプロセスにおいて、プロセスの均一性は、歩留まり向上において重要な要素である。近年の半導体デバイスの微細化の進展や半導体基板の大口径化に伴って、プロセスの均一性ますます重要性を増している。下記の特許文献1には、アンテナのコイルを基板に対向する位置に複数設けることにより、チャンバ内のプラズマの分布を制御する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5227245号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、プラズマ処理の均一性を向上させることができるプラズマ処理装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一側面は、プラズマ処理装置であって、チャンバと、窓部材と、ガス導入口と、アンテナとを備える。チャンバは、基板を収容する。窓部材は、チャンバの上部を構成する。ガス導入口は、チャンバの側壁および窓部材の少なくともいずれかに設けられ、チャンバ内にガスを供給する。アンテナは、窓部材を介してチャンバの上方に設けられ、導電性の材料により線状に形成されている。アンテナは、チャンバ内にRF(Radio Frequency)電力を放射することによりチャンバ内に供給されたガスをプラズマ化する。アンテナは、第1のコイルと、複数の第2のコイルとを有する。第1のコイルには、RF電力が供給される。第2のコイルは、同一形状に形成され、第1のコイルの周囲に、第1のコイルの中心軸を中心として回転対称に複数配置されている。それぞれの第2のコイルの一端には、可変容量コンデンサが1つずつ接続されている。
【発明の効果】
【0006】
本開示の種々の側面および実施形態によれば、プラズマ処理の均一性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本開示の一実施形態におけるプラズマ処理システムの一例を示す概略断面図である。
図2は、アンテナの形状および配置の一例を示す平面図である。
図3は、第2のコイルの形状および配置の他の例を示す平面図である。
図4は、第2のコイルの形状および配置の他の例を示す平面図である。
図5は、第2のコイルの形状および配置の他の例を示す平面図である。
図6は、第2のコイルの形状および配置の他の例を示す平面図である。
図7は、第1の実施形態におけるアンテナの回路構成の一例を示す接続図である。
図8は、第2の実施形態におけるアンテナの回路構成の一例を示す接続図である。
図9は、第3の実施形態におけるアンテナの回路構成の一例を示す接続図である。
図10は、第2のコイルの端部と窓部材との間の距離の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、開示されるプラズマ処理装置の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態により、開示されるプラズマ処理装置が限定されるものではない。
【0009】
本開示は、プラズマ処理の均一性をさらに向上させることができる技術を提供する。
【0010】
(第1の実施形態)
[プラズマ処理システム100の構成]
以下に、プラズマ処理システム100の構成例について説明する。図1は、本開示の一実施形態におけるプラズマ処理システム100の一例を示す概略断面図である。プラズマ処理システム100は、誘導結合型のプラズマ処理装置1および制御部2を含む。プラズマ処理装置1は、プラズマ処理チャンバ10、ガス供給部20、電源30、および排気システム40を含む。プラズマ処理チャンバ10は、プラズマ処理チャンバ10の上部を構成する窓部材101を含む。本実施形態において、窓部材101は、例えば石英やセラミック等の誘電体によって構成される。なお、窓部材101は、例えばアルミ等の金属(導電体)、または、例えばシリコン等の半導体によって構成されてもよい。また、プラズマ処理装置1は、基板支持部11、ガス導入部、およびアンテナ50を含む。基板支持部11は、プラズマ処理チャンバ10内に配置されている。アンテナ50は、窓部材101を介してプラズマ処理チャンバ10の上方に設けられており、銅等の導電性の材料により線状に形成されている。アンテナ50は、中心軸Xを中心として回転対称に配置されている。「回転対称」とは、図形を特徴付ける対称性の一種であり、nを2以上の整数とした場合、図形をある中心の周りを(360/n)°回転させると自らの図形と重なる性質である。アンテナ50は、プラズマ処理チャンバ10内にRF電力を放射することにより、プラズマ処理チャンバ10内に供給されたガスをプラズマ化する。プラズマ処理チャンバ10は、窓部材101、プラズマ処理チャンバ10の側壁102、および基板支持部11により規定されたプラズマ処理空間10sを有する。プラズマ処理チャンバ10は、少なくとも1つの処理ガスをプラズマ処理空間10sに供給するための少なくとも1つのガス供給口と、プラズマ処理空間からガスを排出するための少なくとも1つのガス排出口とを有する。
(【0011】以降は省略されています)

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