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公開番号2025069329
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-30
出願番号2025016236,2023555548
出願日2025-02-03,2023-05-23
発明の名称制御装置、融着接続装置、コネクタ接続装置、及び制御プログラム
出願人株式会社フジクラ
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類G02B 6/26 20060101AFI20250422BHJP(光学)
要約【課題】マルチコアファイバを適切に調心する。
【解決手段】制御装置(10)は、プロセッサ(10a)を備えている。プロセッサ(10a)は、マルチコアファイバのコア位置及びマーカ位置を特定する特定処理と、調心機構を制御することによって、前記マルチコアファイバの端面におけるコア位置及びマーカ位置が予め定められた条件を満たすように、前記マルチコアファイバを調心する調心処理と、を実行する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
線対称に配置された複数のコアと、その対象軸以外の位置に配置されたマーカであって、第1の端面と第2の端面とを識別するためのマーカとを含むマルチコアファイバのマーカ位置と、コア配置及びマーカ配置が前記マルチコアファイバと一致する他のマルチコアファイバのマーカ位置とを特定する測定制御部と、
調心機構を制御することによって、前記他のマルチコアファイバの端面におけるマーカ位置に対する前記マルチコアファイバの端面におけるマーカ位置が予め定められた条件を満たすように、前記他のマルチコアファイバに対して前記マルチコアファイバを調心する調心制御部と、を備え、
前記調心制御部は、前記マルチコアファイバの前記端面と前記他のマルチコアファイバの前記端面との両方が前記第1の端面となるか、または、前記マルチコアファイバの前記端面と前記他のマルチコアファイバの前記端面との両方が前記第2の端面となる同種端面である場合、前記マルチコアファイバの各コアと前記他のマルチコアファイバの各コアとが光学結合し、且つ、前記マルチコアファイバのマーカと前記他のマルチコアファイバのマーカとが連通しないよう、前記他のマルチコアファイバに対して前記マルチコアファイバを調心する、
ことを特徴とする制御装置。
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】
線対称に配置された複数のコアと、その対象軸以外の位置に配置されたマーカであって、第1の端面と第2の端面とを識別するためのマーカとを含むマルチコアファイバのマーカ位置と、コア配置及びマーカ配置が前記マルチコアファイバと一致する他のマルチコアファイバのマーカ位置とを特定する測定制御部と、
調心機構を制御することによって、前記他のマルチコアファイバの端面におけるマーカ位置に対する前記マルチコアファイバの端面におけるマーカ位置が予め定められた条件を満たすように、前記他のマルチコアファイバに対して前記マルチコアファイバを調心する調心制御部と、を備え、
前記調心制御部は、前記マルチコアファイバと前記他のマルチコアファイバとの接続が一方の前記第1の端面と他方の前記第1の端面、若しくは、一方の前記第2の端面と他方の前記第2の端面とを接続する同種端面接続であるか、または、一方の前記第1の端面と他方の前記第2の端面とを接続する異種端面接続であるかを判定し、
前記判定の結果が異種端面接続である場合、前記マルチコアファイバの各コアと前記他のマルチコアファイバの各コアとが光学結合し、且つ、前記マルチコアファイバのマーカと前記他のマルチコアファイバのマーカとが連通するように、前記他のマルチコアファイバに対して前記マルチコアファイバを調心し、
前記判定の結果が同種端面接続である場合、前記マルチコアファイバの各コアと前記他のマルチコアファイバの各コアとが光学結合し、且つ、前記マルチコアファイバのマーカと前記他のマルチコアファイバのマーカとが連通しないよう、前記他のマルチコアファイバに対して前記マルチコアファイバを調心する、
ことを特徴とする制御装置。
【請求項3】
端面を識別するためのマーカを含むマルチコアファイバのマーカ位置を特定する測定制御部と、
調心機構を制御することによって、コネクタハウジングのキーの位置に対する前記マルチコアファイバのマーカ位置が予め定められた条件を満たすように、前記コネクタハウジングに対して前記マルチコアファイバを調心する調心制御部と、を備え、
前記調心制御部は、前記マルチコアファイバの端面におけるコアの対称軸が、前記キーの位置から決まる前記コネクタハウジングの軸線と重なるように、前記コネクタハウジングに対して前記マルチコアファイバを調心し、
前記調心制御部は、前記マルチコアファイバの端面におけるマーカが前記キーに近い側に配置されるように、前記コネクタハウジングに対して前記マルチコアファイバを調心する、
ことを特徴とする制御装置。
【請求項4】
端面を識別するためのマーカを含むマルチコアファイバのマーカ位置を特定する測定制御部と、
調心機構を制御することによって、コネクタハウジングのキーの位置に対する前記マルチコアファイバのマーカ位置が予め定められた条件を満たすように、前記コネクタハウジングに対して前記マルチコアファイバを調心する調心制御部と、を備え、
前記調心制御部は、前記マルチコアファイバの端面におけるコアの対称軸が、前記キーの位置から決まる前記コネクタハウジングの軸線と重なるように、前記コネクタハウジングに対して前記マルチコアファイバを調心し、
前記調心制御部は、前記マルチコアファイバの端面におけるマーカが前記キーから遠い側に配置されるように、前記コネクタハウジングに対して前記マルチコアファイバを調心する、
ことを特徴とする制御装置。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の制御装置と、前記調心機構と、
を備えている、
ことを特徴とする融着接続装置。
【請求項6】
請求項3または4に記載の制御装置と、前記調心機構と、
を備えている、
ことを特徴とするコネクタ接続装置。
【請求項7】
コンピュータを請求項1~4の何れか一項に記載の制御装置として動作させるための制御プログラムであって、前記コンピュータを前記測定制御部及び前記調心制御部として機能させる、
ことを特徴とする制御プログラム。
【請求項8】
線対称に配置された複数のコアと、その対象軸以外の位置に配置されたマーカであって、第1の端面と第2の端面を識別するためのマーカとを含むマルチコアファイバのマーカ位置と、コア配置及びマーカ配置が前記マルチコアファイバと一致する他のマルチコアファイバのマーカ位置とを特定する測定制御部と、
調心機構を制御することによって、前記他のマルチコアファイバの端面におけるマーカ位置に対する前記マルチコアファイバの端面におけるマーカ位置が予め定められた条件を満たすように、前記マルチコアファイバを調心する調心制御部と、を備える制御装置であって、
前記調心制御部は、前記他のマルチコアファイバの端面において、前記マルチコアファイバの各コアが前記他のマルチコアファイバの何れかのコアと光学結合する複数の位置関係の中から、ユーザ又は当該制御装置により選択された位置関係が実現されるように、前記他のマルチコアファイバに対して前記マルチコアファイバを調心し、
上記複数の位置関係には、前記マルチコアファイバの前記端面と前記他のマルチコアファイバの前記端面との両方が前記第1の端面となるか、または、前記マルチコアファイバの前記端面と前記他のマルチコアファイバの前記端面との両方が前記第2の端面となる同種端面であるときに実現される位置関係であって、前記マルチコアファイバの各コアと前記他のマルチコアファイバの各コアとが光学結合し、且つ、前記マルチコアファイバのマーカと前記他のマルチコアファイバのマーカとが連通しない位置関係が含まれる、
ことを特徴とする制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、マルチコアファイバを調心する調心機構を制御する制御装置及び制御プログラムに関する。また、そのような制御装置を備えた融着接続装置及びコネクタ接続装置に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
光通信の分野においては、複数のコアを備えたマルチコアファイバが広く利用されている。マルチコアファイバを開示した文献としては、例えば、特許文献1が挙げられる。複数のマルチコアファイバを接続したマルチコアファイバ接続体も広く利用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-152866号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
マルチコアファイバには、ある軸に対して線対称に配置された複数のコアに加えて、中心がその軸と重ならないように配置されたマーカが形成されているものがある。このようなマーカがあると、マーカからの距離などによって、複数のコアを一意的に識別することが可能である。
【0005】
マルチコアファイバの調心においては、従来、シングルコアファイバの調心では考慮されていなかったことを、新たに考慮する必要が生じる。例えば、コア配置が一致する2本のマルチコアファイバを接続する場合、一方のマルチコアファイバのマーカが他方のマルチコアファイバのマーカに対して適切な位置に配置されるよう調心する必要がある。ここで、2本のマルチコアファイバのコア配置が一致するとは、一方のマルチコアファイバの端面を他方のマルチコアファイバの端面と重ね合わせたときに、一方のマルチコアファイバの各コアを他方のマルチコアファイバの何れかのコアと重ね合わせ得ることを指す。或いは、マルチコアファイバのマーカの位置がコネクタ部品のキー等に対して適切な位置に配置されるよう調心する必要がある。しかしながら、このような点を勘案したうえで、マルチコアファイバを適切に調心する技術は実現されていない。
【0006】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、マルチコアファイバを適切に調心する技術を実現することにある。例えば、マルチコアファイバのマーカが他のマルチコアファイバのマーカに対して適切な位置に配置されるように、或いは、マルチコアファイバのマーカがコネクタ部品のキー等に対して適切な位置に配置されるように、マルチコアファイバを調心する技術を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る制御装置は、マルチコアファイバのマーカ位置を特定する測定制御部と、調心機構を制御することによって、前記マルチコアファイバの端面におけるマーカ位置が予め定められた条件を満たすように、前記マルチコアファイバを調心する調心制御部と、を備えている。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、マルチコアファイバを適切に調心する技術を実現できる。例えば、マルチコアファイバのマーカが他のマルチコアファイバのマーカに対して適切な位置に配置されるように、或いは、マルチコアファイバのマーカがコネクタ部品のキー等に対して適切な位置に配置されるよう調心する技術を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1の実施形態及び第2の実施形態に係る制御装置の構成を示すブロック図である。
第1の実施形態に係る融着接続方法の流れを示すフロー図である。
図2示す融着接続方法の各工程におけるマルチコアファイバの状態を示す斜視図である。
図1に示す融着接続方法の適用対象となる光ファイバの一例として、マルチコアファイバを示す図である。(a)は、そのマルチコアファイバの側面図であり、(b)は、そのマルチコアファイバの一方の端面を視線E1方向から見た正面図であり、(c)は、マルチコアファイバの他方の端面を視線E2方向から見た正面図である。
通常接続された2本の光ファイバの接続箇所を示す図である。(a)は、これら2本の光ファイバの側面図、(b)は、これら2本の光ファイバの一方の端面を視線E2方向から見た正面図、(c)は、これら2本の光ファイバの他方の端面を視線E1方向から見た正面図である。
非通常接続された2本の光ファイバの融着接続箇所を示す図である。(a)は、これら2本の光ファイバの側面図、(b)は、これら2本の光ファイバの一方の端面を視線E2方向から見た正面図、(c)は、これら2本の光ファイバの他方の端面を視線E1方向から見た正面図である。
非通常接続された2本の光ファイバの融着接続箇所を示す図である。(a)は、これら2本の光ファイバの側面図、(b)は、これら2本の光ファイバの一方の端面を視線E2方向から見た正面図、(c)は、これら2本の光ファイバの他方の端面を視線E1方向から見た正面図である。
非通常接続された2本の光ファイバの融着接続箇所を示す図である。(a)は、これら2本の光ファイバの側面図、(b)は、これら2本の光ファイバの一方の端面を視線E2方向から見た正面図、(c)は、これら2本の光ファイバの他方の端面を視線E1方向から見た正面図である。
反転接続(軸L1に対する反転接続)された2本の光ファイバの融着接続箇所を示す図である。(a)は、これら2本の光ファイバの側面図、(b)は、これら2本の光ファイバの一方の端面を視線E2方向から見た正面図、(c)は、これら2本の光ファイバの他方の端面を視線E1方向から見た正面図である。
反転接続(軸L3に対する反転接続)された2本の光ファイバの融着接続箇所を示す図である。(a)は、これら2本の光ファイバの側面図、(b)は、これら2本の光ファイバの一方の端面を視線E2方向から見た正面図、(c)は、これら2本の光ファイバの他方の端面を視線E1方向から見た正面図である。
反転接続(軸L2に対する反転接続)された2本の光ファイバの融着接続箇所を示す図である。(a)は、これら2本の光ファイバの側面図、(b)は、これら2本の光ファイバの一方の端面を視線E2方向から見た正面図、(c)は、これら2本の光ファイバの他方の端面を視線E1方向から見た正面図である。
反転接続(軸L4に対する反転接続)された2本の光ファイバの融着接続箇所を示す図である。(a)は、これら2本の光ファイバの側面図、(b)は、これら2本の光ファイバの一方の端面を視線E2方向から見た正面図、(c)は、これら2本の光ファイバの他方の端面を視線E1方向から見た正面図である。
本発明の第2の実施形態に係るコネクタ接続方法の流れを示すフロー図である。
(a)は、フェルールを介してコネクタハウジングが取り付けられたマルチコアファイバの側面図である。(b)及び(c)は、そのマルチコアファイバの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
〔第1の実施形態〕
(制御装置の構成)
本発明の第1の実施形態に係る制御装置10について、図1を参照して説明する。図1は、制御装置10の構成を示すブロック図である。
(【0011】以降は省略されています)

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