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公開番号
2025069347
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-30
出願番号
2025016701,2023021922
出願日
2025-02-04,2019-02-21
発明の名称
眼科光学系、眼科装置、及び眼科システム
出願人
株式会社ニコン
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
A61B
3/10 20060101AFI20250422BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】被検眼を有する対象者に対する負担を軽減しつつ被検眼内を広範囲に観察する。
【解決手段】光学システム(28A)は、視軸から離れた周辺視野を観察可能にする第1光学ユニット(281)及び第2光学ユニット(282)の上流側である被検眼(12)側に、2個の凹面鏡を互いに向き合うように対向配置して被検眼(12)の像を形成する反射鏡ユニット(280)を備える。反射鏡ユニット(280)は一方の焦点と他方の焦点とに共役関係を有するので、反射鏡ユニット(280)によって被検眼(12)の像が形成されることで、被検眼(12)と、光学システム(28A)との距離を確保しつつ、被検眼を広範囲に観察できる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
第1凹面鏡及び第2凹面鏡を含む反射ユニットと、前記反射ユニットからの光を受け入れるレンズユニットとを有する被検眼の眼科撮影光学系であって、
前記第1凹面鏡及び前記第2凹面鏡の各々の焦点距離を異ならせ、かつ、前記第1凹面鏡の焦点距離は、前記第2凹面鏡の焦点距離より長く、
前記反射ユニットと前記レンズユニットとにより、前記第2凹面鏡の凸面から離れた距離にある被検眼の瞳の共役像を、前記反射ユニットに対して被検眼と反対側に形成し、前記反射ユニットの前記第1凹面鏡及び前記第2凹面鏡は互いの凹面を向かい合わせて配置されてそれぞれ光軸上に開口を有すると共に、前記第2凹面鏡は、被検眼からの光を前記第1凹面鏡へ通すように第2開口が形成され、前記第1凹面鏡は、前記第2凹面鏡の第2開口より小さい第1開口が形成され、かつ、前記第1凹面鏡は前記第2凹面鏡の第2開口から入射する被検眼からの光を前記第2凹面鏡へ反射し、前記第2凹面鏡は前記第1凹面鏡で反射された光を前記第1凹面鏡の第1開口を通して前記レンズユニットへ向けて反射する、
眼科撮影光学系。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
前記第1凹面鏡及び前記第2凹面鏡の各々は、放物面鏡である
請求項1に記載の眼科撮影光学系。
【請求項3】
前記第1凹面鏡の焦点距離をfa、前記第2凹面鏡の焦点距離をfb、
とするとき、
0≦|fa-fb|≦0.1(fa+fb)
で示される条件式を満たすように前記第1凹面鏡及び前記第2凹面鏡が形成される
請求項1又は請求項2に記載の眼科撮影光学系。
【請求項4】
所定波長の光を射出する光源と、
請求項1から請求項3の何れか1項に記載の眼科撮影光学系と、
前記光源からの光を前記レンズユニット及び前記反射ユニットを介して被検眼へ向けて走査し、かつ前記レンズユニットの瞳と共役な位置に配置された走査部材と、
前記走査部材で走査された光により前記被検眼の眼底を撮影する撮影部と、
を含む眼科装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
開示の技術は、眼科光学系、眼科装置、及び眼科システムに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
眼科診断及び眼科外科的処置等を行うための眼科装置が実現されている。近年、対象者の眼(以下、被検眼という。)の眼底を広範囲に観察することができる眼科装置が要望されている。広視野の眼底画像を得るために、広角光学系が利用される。広角光学系をレンズのみで構成した場合、被検眼と対物レンズとの間の作動距離(ワーキングディスタンス)を確保する都合上、レンズの口径が大きくなる。その結果、広角光学系の大型化、重量の増大及び製造コストの増大を招く。さらに、大口径レンズを用いて広視野の高分解能画像を得ようとした場合、収差補正が複雑になる。よって、眼底の広角画像を、簡便な構成、かつ、高分解能で得ることができる、広角光学系を備える眼科装置が求められている。
【0003】
特許文献1及び特許文献2は、眼底の広角画像を取得するための光学系を備える眼科装置を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-169671号公報
特表2015-534482号公報
【発明の概要】
【0005】
開示の技術の第1の態様に係る眼科光学系は、互いに焦点距離が同じ放物面鏡を有する第1凹面鏡及び第2凹面鏡を含む反射ユニットと、前記反射ユニットからの光を受け入れるレンズユニットとを有する眼科光学系であって、前記反射ユニットの前記第1凹面鏡及び前記第2凹面鏡は、それぞれ光軸上に開口を有すると共に、前記第1凹面鏡の焦点と前記第2凹面鏡の焦点とが共役関係を有しかつ、前記第1凹面鏡の焦点と前記第2凹面鏡の焦点との少なくとも一方が他方の凹面鏡の前記開口に位置するように対向配置され、前記第1凹面鏡の焦点からの光線が前記第1凹面鏡及び前記第2凹面鏡で反射されて前記第2凹面鏡の焦点に向けて集光され、前記レンズユニットは、前記第2凹面鏡の開口に配置される被検眼の瞳と共役の位置であって、前記レンズユニットの最も被検眼側において前記第1凹面鏡の開口の位置に配置され、前記反射ユニットからの光を前記反射ユニットで集光された光の角度を示す広画角の角度より小さい角度の光に変換する角度変換レンズを有する。
【0006】
開示の技術の第2の態様に係る眼科装置は、所定波長の光を射出する光源と、前記眼科光学系と、前記光源からの光を前記レンズユニット及び前記反射ユニットを介して前記被検眼へ向けて走査し、かつ前記レンズユニットの瞳と共役な位置に配置された走査部材と、前記走査部材で走査された光により前記被検眼の眼底を撮影する撮影部と、を含む。
【0007】
開示の技術の第3の態様に係る眼科システムは、前記眼科装置で撮影された前記被検眼の眼底と前記光軸とが交差する近軸領域の第1画像を取得する第1取得部と、前記近軸領域の周囲の前記被検眼の眼底の輪帯領域の第2画像を取得する第2取得部と、前記第1取得部で取得された前記第1画像と、前記第2取得部で取得された第2画像とを合成して前記被検眼の広域画像を形成する形成部と、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る眼科装置の全体構成の一例を示すブロック図である。
第1実施形態に係る眼科装置の被検眼に対する照射角の一例を示すイメージである。
第1実施形態に係る眼科装置に含まれる共通光学系における光学システムの模式図である。
第1実施形態に係る反射鏡ユニットの一例を示す模式図である。
第1実施形態に係る反射鏡ユニットにより被検眼の像が形成された状態を示す模式図である。
第1実施形態に係る光学システムにより撮影された被検眼の観察画像の一例に示すイメージ図である。
実施例1に係る光学システムの構成の一例を示す構成図である。
実施例1に係る光学システムの横収差図である。
実施例2に係る光学システムの構成の一例を示す構成図である。
実施例2に係る光学システムの横収差図である。
第2実施形態に係る反射鏡ユニットの一例を示す模式図である。
第2実施形態に係る反射鏡ユニットの他例を示す模式図である。
照明アダプタの一例を示すイメージ図である。
第3実施形態に係る光学システムの一例を示す模式図である。
第4実施形態に係る画像システムの全体構成の一例を示すブロック図である。
第4実施形態に係る画像表示端末で実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。
第4実施形態に係るディスプレイの表示画面の一例を示すイメージ図である。
第5実施形態に係る光学システムの一例を示す模式図である。
第5実施形態に係る光学モジュールの着脱を用いたシステムの一例を示す模式図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
【0010】
〔第1実施形態〕
本実施形態に係る眼科装置10の構成の一例を図1に示す。被検眼12を撮像する撮像装置14と、それを制御する制御装置16とを備える。撮像装置14は、撮像機能として、SLOユニット18と、OCTユニット20とを備える。SLOユニット18は、走査型レーザ検眼鏡(Scanning Laser Ophthalmoscope。以下、「SLO」という。)として機能する。OCTユニット20は、光干渉断層撮影(Optical Coherence Tomography。以下、「OCT」という。)として機能する。制御装置16は、撮像装置14と情報の授受を行うことで、その動作を制御する。制御装置16は、SLOユニット18で検出された信号に基づいてSLO画像を生成する。また、制御装置16は、OCTユニット20で検出された信号に基づいてOCT画像を生成する。制御装置16は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM、及びRAM(Random Access Memory)を含むコンピュータによって実現されるが、これに限定されるものでなく、他のハードウェア構成によって実現してもよい。以下、観察対象として後眼部、特に眼底を例示するが、これに限定されるものでなく、前眼部であってもよい。前眼部の例として、角膜が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)
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