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公開番号2025069824
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-01
出願番号2023179793
出願日2023-10-18
発明の名称点検路
出願人日軽エンジニアリング株式会社,株式会社横河ブリッジ
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E01D 22/00 20060101AFI20250423BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】景観的な圧迫感を抑え、橋梁を点検する作業者の作業環境を改善することが可能な点検路を提供する。
【解決手段】点検路は、橋梁の下部に配置される点検路であって、橋梁の下方に水平面に沿って配置される足場パネルと、足場パネルにおける橋梁の幅方向の端部と橋梁との間を上下方向に接続する側面パネルとを備え、側面パネルは、橋梁の下部に接続される第1パネルと、第1パネルの下端部よりも幅方向の内側に上端部が配置される第2パネルと、第1パネルの下端部と第2パネルの上端部とを接続する段差部と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
橋梁の下部に配置される点検路であって、
前記橋梁の下方に水平面に沿って配置される足場パネルと、
前記橋梁の幅方向における前記足場パネルの端部と前記橋梁との間を上下方向に接続する側面パネルと
を備え、
前記側面パネルは、
前記橋梁の下部に接続される第1パネルと、
前記第1パネルの下端部よりも前記幅方向の内側に上端部が配置される第2パネルと、
前記第1パネルの前記下端部と前記第2パネルの前記上端部とを接続する段差部と、を有する
点検路。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記側面パネルは、前記足場パネルと前記側面パネルとで囲まれた点検路内部と当該点検路内部に対して外側の点検路外部との間の換気、及び、前記点検路外部から前記点検路内部への採光の少なくとも一方を行う機能部を前記段差部又は前記段差部の近傍に有する
請求項1に記載の点検路。
【請求項3】
前記側面パネルは、前記点検路内部と前記点検路外部との間を開閉する開閉機構を有し、
前記機能部は、前記開閉機構を含む
請求項2に記載の点検路。
【請求項4】
前記開閉機構は、前記段差部を前記幅方向にスライドさせる
請求項3に記載の点検路。
【請求項5】
前記開閉機構は、前記第2パネルの上部を上下方向にスライドさせる
請求項3に記載の点検路。
【請求項6】
前記開閉機構は、前記段差部の前記幅方向の外側端部を中心として当該段差部を回転させる
請求項3に記載の点検路。
【請求項7】
前記段差部は、光を透過する光透過部を有する
請求項2に記載の点検路。
【請求項8】
前記第1パネルと、前記第2パネルの前記上端部との間に配置される補強部材を更に備える
請求項7に記載の点検路。
【請求項9】
前記第1パネルは、前記下端部に液体の流れを案内する液案内部を有する
請求項1に記載の点検路。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、点検路に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
車両及び歩行者が通行する橋梁は、通行部分の下部が排気ガスや海又は川からの水分、塩分等によって腐食環境に曝されているため、当該下部を保護する必要がある。また、このような橋梁では、当該橋梁の安全性を確認するための点検路を確保する必要がある。例えば、橋梁下部に保護カバー材を設けることで橋梁下部を保護するとともに、保護カバー材自体を点検路として用いる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、下面パネル及び側面パネルにより橋梁下部を保護する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6124403号公報
特許第7064335号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の構成では、既存の橋梁に保護カバー材を加えるため、橋梁全体の厚みが増し、景観的な圧迫感が発生する可能性がある。また、点検路の内部は、日中でも暗く、夏場は高温になるため、橋梁の点検作業を行う際の作業環境が悪くなる。更に、特許文献2に記載の構成では、側面パネルにより橋梁の側面部において景観的な圧迫感が発生する可能性がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、景観的な圧迫感を抑え、橋梁を点検する作業者の作業環境を改善することが可能な点検路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る点検路は、橋梁の下部に配置される点検路であって、前記橋梁の下方に水平面に沿って配置される足場パネルと、前記足場パネルにおける前記橋梁の幅方向の端部と前記橋梁との間を上下方向に接続する側面パネルとを備え、前記側面パネルは、前記橋梁の下部に接続される第1パネルと、前記第1パネルの下端部よりも前記幅方向の内側に上端部が配置される第2パネルと、前記第1パネルの前記下端部と前記第2パネルの前記上端部とを接続する段差部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、景観的な圧迫感を抑え、橋梁を点検する作業者の作業環境を改善することが可能な点検路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態に係る点検路の一例を示す斜視図である。
図2は、本実施形態に係る点検路の一例を示す断面図である。
図3は、本実施形態に係る点検路の他の例を示す断面図である。
図4は、本実施形態に係る点検路の他の例を示す断面図である。
図5は、本実施形態に係る点検路の他の例を示す断面図である。
図6は、本実施形態に係る点検路の他の例を示す断面図である。
図7は、本実施形態に係る点検路の他の例を示す断面図である。
図8は、本実施形態に係る点検路の他の例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る点検路の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
図1は、本実施形態に係る点検路100の一例を示す斜視図である。図2は、点検路100の一例を示す断面図である。図2は、橋軸方向に直交する平面による断面を示している。図1及び図2に示すように、点検路100は、橋梁BGにおける床版101の下部及び桁材103を保護する。
(【0011】以降は省略されています)

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