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公開番号2025069880
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-01
出願番号2023179880
出願日2023-10-18
発明の名称反射装置及び反射装置の製造方法
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01Q 15/14 20060101AFI20250423BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】液晶層の応答性を改善する反射装置及び反射装置の製造方法を提供する。
【解決手段】反射装置100は、第1表面101を含む第1電極基板10と、第1表面101に対向する第2表面201を含む第2電極基板20と、第2表面202の法線方向に沿って第2表面202から突出する壁部42と、第1電極基板10の第1表面101と第2電極基板20の第2表面201との間に位置する液晶層と、を備える。第1電極基板10は、第1表面101に位置する第1電極を含む。第2電極基板20は、第2表面201に位置する第2電極を含む。壁部42は、x方向Dxに延びる複数の第1x壁部45と、x方向Dxに交差するy方向Dyに延びる複数の第2y壁部46と、を含む。第1x壁部45は、y方向Dyに第1x壁部45を貫通する第1x貫通孔451を含む。第2y壁部46は、x方向Dxに第2y壁部46を貫通する第2y貫通孔461を含む。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
反射装置であって、
第1表面及び前記第1表面の反対側に位置する第1裏面を含む第1電極基板と、
前記第1表面に対向する第2表面及び前記第2表面の反対側に位置する第2裏面を含む第2電極基板と、
前記第2表面の法線方向に沿って前記第2表面から突出する壁部と、
前記第1電極基板の前記第1表面と前記第2電極基板の前記第2表面との間に位置する液晶層と、を備え、
前記第1電極基板は、前記第1表面に位置する第1電極と、前記第1電極を支持する第1基板と、を含み、
前記第2電極基板は、前記第2表面に位置する第2電極と、前記第2電極を支持する第2基板と、を含み、
前記壁部は、平面視においてx方向に延びる複数の第1x壁部と、平面視において前記x方向に交差するy方向に延びる複数の第2y壁部と、を含み、
平面視において、複数の前記第1x壁部と複数の前記第2y壁部とが交差し、前記y方向において隣り合う2つの前記第1x壁部と前記x方向において隣り合う2つの前記第2y壁部により1つのセルが区画され、複数の前記第1x壁部及び複数の前記第2y壁部によって区画された複数のセルが構成された空間に、前記液晶層が位置し、
前記第1x壁部は、前記y方向に前記第1x壁部を貫通する第1x貫通孔を含み、
前記第2y壁部は、前記x方向に前記第2y壁部を貫通する第2y貫通孔を含む、反射装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1x貫通孔は、前記第1x壁部において、前記第2電極基板の前記第2表面に接する位置に設けられ、
前記第2y貫通孔は、前記第2y壁部において、前記第2電極基板の前記第2表面に接する位置に設けられている、請求項1に記載の反射装置。
【請求項3】
前記第1x貫通孔は、前記第1x壁部において、前記第1電極基板の前記第1表面に接する位置に設けられ、
前記第2y貫通孔は、前記第2y壁部において、前記第1電極基板の前記第1表面に接する位置に設けられている、請求項1に記載の反射装置。
【請求項4】
前記第1x貫通孔は、前記第1x壁部において、前記第1電極基板の前記第1表面および前記第2電極基板の前記第2表面から離れた位置に設けられ、
前記第2y貫通孔は、前記第2y壁部において、前記第1電極基板の前記第1表面および前記第2電極基板の前記第2表面から離れた位置に設けられている、請求項1に記載の反射装置。
【請求項5】
前記第1x壁部の1つの前記セルを区画する領域において、複数の前記第1x貫通孔が位置し、
前記第2y壁部の1つの前記セルを区画する領域において、複数の前記第2y貫通孔が位置している、請求項1に記載の反射装置。
【請求項6】
前記セル構造の前記複数のセルは、複数の前記第1x貫通孔および複数の前記第2y貫通孔を介して、連通している、請求項1に記載の反射装置の製造方法。
【請求項7】
(貫通孔が一直線にならぶ)
前記y方向に並ぶ複数の前記第1x貫通孔は、前記y方向の一直線上に並ぶように位置している、及び/又は、
前記x方向に並ぶ複数の前記第2y貫通孔は、前記x方向の一直線上に並ぶように位置している、請求項2に記載の反射装置。
【請求項8】
前記y方向に並ぶ前記複数の前記第1x貫通孔は、前記y方向の一直線上に並ばないように位置している、及び/又は、
前記x方向に並ぶ前記複数の前記第2y貫通孔は、前記x方向の一直線上に並ばないように位置している、請求項2に記載の反射装置。
【請求項9】
前記第1x貫通孔の前記x方向における幅、及び、前記第2y貫通孔の前記y方向における幅が、1.0μm以上である、請求項1に記載の反射装置。
【請求項10】
前記壁部の表面に位置する配向膜を備える、請求項1に記載の反射装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示の実施形態は、反射装置及び反射装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
無線通信においては、電波を反射する反射板が用いられている。近年、電波の反射方向を任意な方向に変更可能な反射板の開発が進められている。本願においては、このような反射板が、反射装置とも称される。反射装置は、液晶材料を含む液晶層を備える。液晶層にバイアス電圧が印加されると、液晶層における分子配向が変化する。電波の反射方向は、液晶層における分子配向に応じて変化する。液晶層に印加するバイアス電圧を制御することにより、電波の反射方向が制御される。
【0003】
無線通信においては、液晶材料を利用して信号の位相を変調する移相器も知られている。このような移相器は、例えばフェーズドアレイアンテナに用いられている。特許文献1には、マイクロストリップ線路と、接地導体層と、液晶層と、を備える移相器が開示されている。特許文献1には、上記移相器を有するフェーズドアレイアンテナも開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-101511号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電波を制御するための液晶層の厚みは、ディスプレイなどに用いられる液晶層の厚みに比べて大きい。厚みが大きくなるほど、液晶層の応答性が低下する。
【0006】
本開示の実施形態は、このような課題を効果的に解決し得る反射装置及び反射装置の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の実施形態は、以下の[1]~[17]に関する。
[1] 反射装置であって、
第1表面及び前記第1表面の反対側に位置する第1裏面を含む第1電極基板と、
前記第1表面に対向する第2表面及び前記第2表面の反対側に位置する第2裏面を含む第2電極基板と、
前記第2表面の法線方向に沿って前記第2表面から突出する壁部と、
前記第1電極基板の前記第1表面と前記第2電極基板の前記第2表面との間に位置する液晶層と、を備え、
前記第1電極基板は、前記第1表面に位置する第1電極と、前記第1電極を支持する第1基板と、を含み、
前記第2電極基板は、前記第2表面に位置する第2電極と、前記第2電極を支持する第2基板と、を含み、
前記壁部は、平面視においてx方向に延びる複数の第1x壁部と、平面視において前記x方向に交差するy方向に延びる複数の第2y壁部と、を含み、
平面視において、複数の前記第1x壁部と複数の前記第2y壁部とが交差し、前記y方向において隣り合う2つの前記第1x壁部と前記x方向において隣り合う2つの前記第2y壁部により1つのセルが区画され、複数の前記第1x壁部及び複数の前記第2y壁部によって区画された複数のセルが構成された空間に、前記液晶層が位置し、
前記第1x壁部は、前記y方向に前記第1x壁部を貫通する第1x貫通孔を含み、
前記第2y壁部は、前記x方向に前記第2y壁部を貫通する第2y貫通孔を含む、反射装置。
【0008】
[2] [1]に記載の反射装置において、前記第1x貫通孔は、前記第1x壁部において、前記第2電極基板の前記第2表面に接する位置に設けられてもよく、
前記第2y貫通孔は、前記第2y壁部において、前記第2電極基板の前記第2表面に接する位置に設けられてもよい。
【0009】
[3] [1]に記載の反射装置において、前記第1x貫通孔は、前記第1x壁部において、前記第1電極基板の前記第1表面に接する位置に設けられてもよく、
前記第2y貫通孔は、前記第2y壁部において、前記第1電極基板の前記第1表面に接する位置に設けられてもよい。
【0010】
[4] [1]に記載の反射装置において、前記第1x貫通孔は、前記第1x壁部において、前記第1電極基板の前記第1表面および前記第2電極基板の前記第2表面から離れた位置に設けられてもよく、
前記第2y貫通孔は、前記第2y壁部において、前記第1電極基板の前記第1表面および前記第2電極基板の前記第2表面から離れた位置に設けられてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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