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公開番号2025070001
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180000
出願日2023-10-19
発明の名称発光装置、光源選択方法、及び、発光装置の製造方法
出願人日亜化学工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H10H 20/856 20250101AFI20250424BHJP()
要約【課題】不良品と判定された発光装置の有効利用を可能とする発光装置を提供する。
【解決手段】発光装置1Aは、第1光源2Aと、第2光源2Bと、光学部材3とを備える。第1光源2Aが備える複数の第1発光素子23Aは、点灯可能な第1点灯可能素子23A-1と、点灯不能な第1点灯不能素子23A-2とを含む。第2光源2Bが備える複数の第2発光素子23Bは、点灯可能な第2点灯可能素子23B-1と、点灯不能な第2点灯不能素子23B-2とを含む。光学部材3は、第1光源2A及び第2光源2Bから出射された光が、所定の照射領域30に照射されるように、第1光源2A及び第2光源2Bから出射された光を制御する。第2光源2Bは、照射領域30のうち第1点灯不能素子23A-2により第1光源2Aからの光が出射されない点灯不能位置に対して光を出射可能な第2素子位置に配置された第2点灯可能素子23B-1を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1基板と、所定の素子間隔で前記第1基板上の各第1素子位置に配置された複数の第1発光素子と、前記第1発光素子を個別に点灯駆動する第1駆動回路とを備えるとともに、複数の前記第1発光素子は、前記第1駆動回路により点灯可能な第1点灯可能素子と、前記第1駆動回路により点灯不能な第1点灯不能素子とを含む第1光源と、
第2基板と、前記素子間隔で前記第2基板上の各第2素子位置に配置された複数の第2発光素子と、前記第2発光素子を個別に点灯駆動する第2駆動回路とを備えるとともに、複数の前記第2発光素子は、前記第2駆動回路により点灯可能な第2点灯可能素子と、前記第2駆動回路により点灯不能な第2点灯不能素子とを含む第2光源と、
前記第1光源及び前記第2光源から出射された光が、所定の照射領域に照射されるように、前記第1光源及び前記第2光源から出射された光を制御する光学部材と、を備え、
前記第2光源は、前記照射領域のうち前記第1点灯不能素子により前記第1光源からの光が出射されない点灯不能位置に対して光を出射可能な前記第2素子位置に配置された前記第2点灯可能素子を備える、
発光装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記各第1素子位置と、前記各第2素子位置とは、同数設けられ、共通の配置を有している、
請求項1に記載の発光装置。
【請求項3】
前記光学部材は、
前記照射領域の一部として所定の高光量領域を有するように、前記第1光源及び前記第2光源から出射された光を制御し、
前記第1光源は、
前記高光量領域に対して光を出射可能な前記第1素子位置に配置された前記第1点灯可能素子を備え、
前記第2光源は、
前記高光量領域に対して光を出射可能な前記第2素子位置に配置された前記第2点灯可能素子を備える、
請求項1に記載の発光装置。
【請求項4】
前記光学部材は、
反射透過膜を内部に有するプリズム部材で構成されており、
前記プリズム部材は、
前記第1光源及び前記第2光源の一方の光源からの光が前記反射透過膜の第1面側から入射されて前記反射透過膜を透過させるとともに、前記第1光源及び前記第2光源の他方の光源からの光が前記反射透過膜の第2面側から入射されて前記反射透過膜で反射させることにより、前記第1光源及び前記第2光源からの光を制御する、
請求項1に記載の発光装置。
【請求項5】
前記光学部材は、
反射透過膜を表面に有する板状部材で構成されており、
前記板状部材は、
前記第1光源及び前記第2光源の一方の光源からの光が前記板状部材の裏面側から入射されて前記反射透過膜を透過させるとともに、前記第1光源及び前記第2光源の他方の光源からの光が前記板状部材の表面側から入射されて前記反射透過膜で反射させることにより、前記第1光源及び前記第2光源からの光を制御する、
請求項1に記載の発光装置。
【請求項6】
前記板状部材の厚みは、
前記素子間隔と、前記第1発光素子又は前記第2発光素子の素子サイズとに応じて設定されている、
請求項5に記載の発光装置。
【請求項7】
ミラー部材をさらに備え、
前記ミラー部材は、
前記一方の光源からの光のうち前記反射透過膜で反射した光と、前記他方の光源からの光のうち前記反射透過膜を透過した光とを反射させて、前記照射領域側に導く、
請求項4又は請求項5に記載の発光装置。
【請求項8】
前記反射透過膜は、
反射率よりも透過率が高く、
前記一方の光源が備える前記第1点灯可能素子又は前記第2点灯可能素子の素子数は、
前記他方の光源が備える前記第1点灯可能素子又は前記第2点灯可能素子の素子数よりも多い、
請求項4又は請求項5に記載の発光装置。
【請求項9】
前記反射透過膜は、
透過率よりも反射率が高く、
前記他方の光源が備える前記第1点灯可能素子又は前記第2点灯可能素子の素子数は、
前記一方の光源が備える前記第1点灯可能素子又は前記第2点灯可能素子の素子数よりも多い、
請求項4又は請求項5に記載の発光装置。
【請求項10】
第1光源及び第2光源から出射された光を光学部材により制御し、所定の照射領域を照射する発光装置に用いられる前記第1光源及び前記第2光源の組み合わせを選択する光源選択方法であって、
基板と、所定の素子間隔で基板上の各素子位置に配置された複数の発光素子と、前記発光素子を個別に点灯駆動する駆動回路とをそれぞれ備える複数の光源について、前記駆動回路により点灯可能な点灯可能素子が配置された素子位置と、前記駆動回路により点灯不能な点灯不能素子が配置された素子位置とを示すデータを光源毎に取得するデータ取得工程と、
複数の前記光源の中から、第1光源を選択する第1光源選択工程と、
前記データ取得工程で取得された前記光源毎の前記データに基づいて、複数の前記光源の中から、前記第1光源選択工程で選択された前記第1光源に組み合わせる第2光源を選択する第2光源選択工程と、を含み、
前記第2光源選択工程は、
前記照射領域のうち前記第1光源が備える前記点灯不能素子により前記第1光源からの光が出射されない点灯不能位置に対して光を出射可能な素子位置に配置された前記点灯可能素子を備える光源を、前記第2光源として選択する、
光源選択方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発光装置、光源選択方法、及び、発光装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、各種の用途に用いられる光源として、多数の発光素子を備える発光装置が使用されている。例えば、特許文献1には、複数の発光素子が基板上に配置されて、複数の発光素子を個別に点灯可能な発光装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-212301号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発光装置が備える複数の発光素子を点灯させたときに、何らかの原因により点灯しない発光素子や、点灯しても明るさが所定の基準値を超えていない発光素子は、不良素子と判定される。不良素子と判定されなかった発光素子を正常素子とすると、発光装置が備える発光素子の総素子数に対する正常素子の割合(以下「点灯率」という)が、所定の判定値を超えていない場合、その発光装置自体が不良品と判定される。このように不良品と判定された発光装置は、廃棄されることとなり、歩留まりが低下してしまう。また、不良品と判定された発光装置に使用された材料や部品がリサイクルできるとしても、リサイクルコストが必要となってしまう。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、不良品と判定された発光装置の有効利用を可能とする発光装置、光源選択方法、及び、発光装置の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る発光装置は、
第1基板と、所定の素子間隔で前記第1基板上の各第1素子位置に配置された複数の第1発光素子と、前記第1発光素子を個別に点灯駆動する第1駆動回路とを備えるとともに、複数の前記第1発光素子は、前記第1駆動回路により点灯可能な第1点灯可能素子と、前記第1駆動回路により点灯不能な第1点灯不能素子とを含む第1光源と、
第2基板と、前記素子間隔で前記第2基板上の各第2素子位置に配置された複数の第2発光素子と、前記第2発光素子を個別に点灯駆動する第2駆動回路とを備えるとともに、複数の前記第2発光素子は、前記第2駆動回路により点灯可能な第2点灯可能素子と、前記第2駆動回路により点灯不能な第2点灯不能素子とを含む第2光源と、
前記第1光源及び前記第2光源から出射された光が、所定の照射領域に照射されるように、前記第1光源及び前記第2光源から出射された光を制御する光学部材と、を備え、
前記第2光源は、前記照射領域のうち前記第1点灯不能素子により前記第1光源からの光が出射されない点灯不能位置に対して光を出射可能な前記第2素子位置に配置された前記第2点灯可能素子を備える。
【0007】
また、本発明の別の態様に係る光源選択方法は、
第1光源及び第2光源から出射された光を光学部材により制御し、所定の照射領域を照射する発光装置に用いられる前記第1光源及び前記第2光源の組み合わせを選択する光源選択方法であって、
基板と、所定の素子間隔で基板上の各素子位置に配置された複数の発光素子と、前記発光素子を個別に点灯駆動する駆動回路とをそれぞれ備える複数の光源について、前記駆動回路により点灯可能な点灯可能素子が配置された素子位置と、前記駆動回路により点灯不能な点灯不能素子が配置された素子位置とを示すデータを光源毎に取得するデータ取得工程と、
複数の前記光源の中から、第1光源を選択する第1光源選択工程と、
前記データ取得工程で取得された前記光源毎の前記データに基づいて、複数の前記光源の中から、前記第1光源選択工程で選択された前記第1光源に組み合わせる第2光源を選択する第2光源選択工程と、を含み、
前記第2光源選択工程は、
前記照射領域のうち前記第1光源が備える前記点灯不能素子により前記第1光源からの光が出射されない点灯不能位置に対して光を出射可能な素子位置に配置された前記点灯可能素子を備える光源を、前記第2光源として選択する。
【0008】
また、本発明の別の態様に係る発光装置の製造方法は、
前記光源選択方法により前記組み合わせとして選択された前記第1光源及び前記第2光源と、前記光学部材とを準備する準備工程と、
前記準備工程で準備された前記第1光源及び前記第2光源と、前記光学部材との位置関係を調整し、前記発光装置を組み立てる組立工程と、を含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明の上記態様に係る発光装置、光源選択方法、及び、発光装置の製造方法によれば、不良品と判定された発光装置を有効利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1の実施形態に係る発光装置1Aの一例を示す概略全体図である。
第1の実施形態に係る第1光源2A及び第2光源2Bと、照射領域30との関係を示す模式図である。
光源2の一例を示す斜視図である。
光源2の一例を示す平面図である。
図4に示すV部の拡大平面図である。
図4に示すVI-VI線の断面図である。
図6に示すVII部の拡大断面図である。
光源選択装置5の一例を示すブロック図である。
光源選択方法の一例を示すフローチャートである。
発光装置1Aの製造方法の一例を示すフローチャートである。
第2の実施形態に係る第1光源2A及び第2光源2Bと、照射領域30との関係を示す模式図である。
第3の実施形態に係る発光装置1Cの一例を示す概略全体図である。
第1光源2A及び第2光源2Bから出射された光の光路を示す模式図である。
第4の実施形態に係る発光装置1Dの一例を示す概略全体図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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