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公開番号
2025070438
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023180743
出願日
2023-10-20
発明の名称
エレベーター、及び巻上機の揚重方法
出願人
株式会社日立製作所
代理人
ポレール弁理士法人
主分類
B66B
7/00 20060101AFI20250424BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】吊具の固定位置を正確に管理でき、エレベーターの巻上機を揚重した時に多くの位置調整時間を必要としないエレベーターを提供する。
【解決手段】昇降路12における芯出しされた2つのガイドレール19、20に、エレベーターの巻上機を揚重するための吊具42,43を設けた。芯出しされたガイドレール19、20に吊具42、43を設けたことによって、吊具の固定位置を正確に管理することができ、巻上機の据え付け作業に多くの位置調整時間を必要としない、という作用、効果を奏することができる。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
建築物に形成された昇降路と、前記昇降路を移動する乗りかご、及び前記乗りかごに主ロープを介して連結された釣合錘と、前記乗りかごの移動を案内する一対のかご側ガイドレールと、前記釣合錘の移動を案内する一対の錘側ガイドレールと、前記主ロープが巻き掛けられ前記乗りかごと前記釣合錘を前記昇降路内でそれぞれ異なった方向に移動させる巻上機といった前記昇降路内に取り付けられエレベーター機器と、を備えたエレベーターにおいて、
前記かご側ガイドレールと前記錘側ガイドレールは、それぞれ芯出し作業で芯出しされたガイドレールであり、
芯出しされた前記かご側ガイドレールと前記錘側ガイドレールには、前記エレベーター機器を揚重するための吊具取付け部材が設けられている
ことを特徴とするエレベーター。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のエレベーターにおいて、
前記吊具取付け部材は、前記かご側ガイドレールの一方と、前記錘側ガイドレールの一方に設けられている
ことを特徴とするエレベーター。
【請求項3】
請求項2に記載のエレベーターにおいて、
前記エレベーター機器は前記巻上機であり、前記吊具取付け部材が取り付けられる前記かご側ガイドレールと前記錘側ガイドレールは、前記巻上機を揚重することができる前記ガイドレールである
ことを特徴とするエレベーター。
【請求項4】
請求項3に記載のエレベーターにおいて、
前記かご側ガイドレールと前記錘側ガイドレールに設けられた前記吊具取付け部材には、吊下げ用ビームが架け渡されており、前記吊下げ用ビームにビーム側吊具が取り付けられる
ことを特徴とするエレベーター。
【請求項5】
請求項4に記載のエレベーターにおいて、
前記巻上機を揚重する場合、前記ビーム側吊具と前記巻上機の巻上機側吊具とに揚重装置のフックが係合される
ことを特徴とするエレベーター。
【請求項6】
請求項3に記載のエレベーターにおいて、
前記かご側ガイドレールと前記錘側ガイドレールに設けられた前記吊具取付け部材には、それぞれにレール側吊具が取り付けられる
ことを特徴とするエレベーター。
【請求項7】
請求項6に記載のエレベーターにおいて、
前記巻上機には1つの巻上機側吊具が形成されており、
前記巻上機を揚重する場合、それぞれの前記レール側吊具と前記巻上機側吊具とに揚重装置のフックが係合される
ことを特徴とするエレベーター。
【請求項8】
請求項6に記載のエレベーターにおいて、
前記エレベーター機器には機器側吊具が形成されており、昇降路を鉛直方向にみた視図においてそれぞれの前記レール側吊具と前記機器側吊具とは一直線上に位置する
ことを特徴とするエレベーター。
【請求項9】
請求項6に記載のエレベーターにおいて、
前記エレベーター機器には機器側吊具が形成されており、昇降路を鉛直方向にみた視図において、前記機器側吊具の位置と、それぞれの前記レール側吊具を結んだ線分の中心位置は、任意の方向に任意の寸法だけ異なっている
ことを特徴とするエレベーター。
【請求項10】
請求項6に記載のエレベーターにおいて、
前記エレベーター機器には2つの機器側吊具が形成されており、
前記エレベーター機器を揚重する場合、それぞれの前記レール側吊具とそれぞれの前記機器側吊具とに揚重装置のフックが係合される
ことを特徴とするエレベーター。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗員や荷物を異なる階床に移送するエレベーターに係り、特にエレベーターの巻上機を据え付ける時に好適な揚重機構を備えたエレベーター、及び巻上機の揚重方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的な機械室レスのエレベーターにおいては、例えば、巻上機を据え付ける場合は、昇降路の天井壁に設置されたアンカーボルトのような吊具に、チェーンブロックの一端のフックを係合させ、更にチェーンブロックの他端のフックを巻上機の係合部に係合させ、この状態でチェーンブロックを操作して、巻上機の揚重作業を行なっている。
【0003】
このような、昇降路の天井壁に設けた吊具を利用して、チェーンブロックによってエレベーターの構成機器を揚重する揚重機構を備えたエレベーターは、例えば特開2003-63777号公報(特許文献1)に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-63777号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
エレベーターにおいては、乗りかごや釣合錘がそれぞれのガイドレールに沿って上下方向に移動するため、エレベーターの構成機器の据え付け寸法管理が重要である。例えば、巻上機には、乗りかごや釣合錘を移動させるための主ロープが巻かれるシーブを設けているので、巻上機が据え付けられる載置位置を正確に管理する必要がある。
【0006】
ところで、建築物における昇降路の寸法管理は、エレベーターにおける据え付け寸法管理に比べて、さほど厳しく管理されていない。そして、特許文献1の揚重機構においては、吊具は昇降路のような建築物の天井壁に固定される形態となっている。
【0007】
このため、昇降路における吊具の固定位置が正確に管理されていなく、正規の位置からずれて固定されていると、チェーンブロックによって巻上機を揚重した場合は、巻上機を正規の載置位置に据え付けることができなくなり、据え付け作業に多くの位置調整時間を必要とするという課題を生じる。
【0008】
本発明の目的は、吊具の固定位置を正確に管理でき、エレベーターを構成するエレベーター機器を揚重した時に、エレベーター機器の据え付け作業に多くの位置調整時間を必要としないエレベーターを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、昇降路における芯出しされたガイドレールには、エレベーターを構成するエレベーター機器を揚重するための吊具取付け部材が設けられている、ことを特徴とする。尚、「芯出しされた」とは、ガイドレールを昇降路に対して、取り付け位置や取りつけ寸法を所定の設置条件に合致するように取りつけた状態を意味している。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、芯出しされたガイドレールに吊具が設けられていることによって、吊具の取付け位置を正確に管理でき、エレベーター機器の据え付け作業に多くの位置調整時間を必要とせずにエレベーター機器を据え付けることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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