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公開番号2025070615
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023181076
出願日2023-10-20
発明の名称着座物の加熱・冷却構造
出願人SWCC株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A47C 7/74 20060101AFI20250424BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】着座物の加熱・冷却において、ペルチェ素子を用いた熱制御部における冷却効率または加熱効率の低下を抑制すること。
【解決手段】着座物Aの内部に設けた空洞部10の内側に設けた断熱部20と、空洞部10に配置した熱制御部30と、着座物Aの外と連通する給気口40および排気口50と、を少なくとも具備する。熱制御部30は、冷却および加熱を入れ換え可能な一方の面311および他方の面312を有するペルチェ素子31と、着座物Aの外表面側に配置し一方の面311と接触する一方の熱伝導部32と、空洞部10の内部側に配置し他方の面312と接触する他方の熱伝導部33と、を少なくとも設ける。空洞部10の内側に断熱部20を設けることで、空洞部10内の空間が外部要因による熱の影響を受けにくくなる。その結果、給気口40および排気口50を用いた空洞部10内への通気によって行われる、ペルチェ素子31に対する放熱または吸熱をより効率良く行うことができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
着座物の加熱・冷却構造であって、
着座物の内部に設けた、空洞部と、
前記空洞部の内側に設けた、断熱部と、
前記空洞部に配置した、熱制御部と、
前記空洞部に設け、前記着座物の外と連通する、給気口および排気口と、
を少なくとも具備し、
前記熱制御部が、
冷却および加熱を入れ換え可能な、一方の面および他方の面を有する、ペルチェ素子と、
前記着座物の外表面側に配置し、前記一方の面と接触する、一方の熱伝導部と、
前記空洞部の内部側に配置し、前記他方の面と接触する、他方の熱伝導部と、
を少なくとも設けてあり、
前記断熱部が、アルミ蒸着ポリイミドフィルムからなる層を少なくとも含む多層断熱材からなることを特徴とする、
着座物の加熱・冷却構造。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
圧縮空気を冷風と温風とに分離可能なボルテックスチューブからなる冷風分離部を更に具備し、
前記冷風分離部で分離した冷風または温風を、前記給気口から前記空洞部に供給可能に構成してあることを特徴とする、
請求項1に記載の着座物の加熱・冷却構造。
【請求項3】
前記着座物を設けた乗物または施設に備えた空調装置からの温調風を、前記給気口から供給可能に構成してあることを特徴とする、
請求項1に記載の着座物の加熱・冷却構造。
【請求項4】
前記給気口から前記排気口への空気の流れを生成する、ファンをさらに具備してなることを特徴とする、
請求項1に記載の着座物の加熱・冷却構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、乗物(乗用車、電車、飛行機など)や施設(競技場、映画館、教室など)に設置する着座物(椅子、ソファ、ベッドなど)における、加熱・冷却構造に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
ペルチェ素子によるシート冷却を可能とする乗物用シートとして、以下の特許文献1に記載の構造が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-8622号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ペルチェ素子の特性上、冷却または加熱を行う一方の面と、放熱または吸熱を行う他方の面の温度差によって、一方の面での温度が定まる。
したがって、一方の面でシートの冷却または加熱を行う場合、他方の面での放熱効率または吸熱効率が不十分になると、前記一方の面での冷却効率または加熱効率も低下することになる。
したがって、この他方の面側での放熱効率または吸熱効率を高く維持することが求められている。
【0005】
よって、本発明は、ペルチェ素子を用いた熱制御部における冷却効率または加熱効率の低下を抑制可能な手段の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、着座物の加熱・冷却構造であって、着座物の内部に設けた、空洞部と、前記空洞部の内側に設けた、断熱部と、前記空洞部に配置した、熱制御部と、前記空洞部に設け、前記着座物の外と連通する、給気口および排気口と、を少なくとも具備し、前記熱制御部が、冷却および加熱を入れ換え可能な、一方の面および他方の面を有する、ペルチェ素子と、前記着座物の外表面側に配置し、前記一方の面と接触する、一方の熱伝導部と、前記空洞部の内部側に配置し、前記他方の面と接触する、他方の熱伝導部と、を少なくとも設けてあり、前記断熱部が、アルミ蒸着ポリイミドフィルムからなる層を少なくとも含む多層断熱材からなるよう構成した。
【0007】
係る構成により、空洞部の内部に断熱部を設けることで、空洞部の内部空間が外部要因による熱の影響を受けにくくなる。その結果、給気口および排気口を用いた空洞部内への通気によって行われる、ペルチェ素子に対する放熱または吸熱をより効率良く行うことができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ペルチェ素子を用いた熱制御部における冷却効率または加熱効率の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1に係る着座物の加熱・冷却構造の構成を示す概略図。
実施例2に係る着座物の加熱・冷却構造の構成を示す概略図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施例について説明する。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)

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