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公開番号2025070740
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023181255
出願日2023-10-20
発明の名称孔あきシール部品整列装置および孔あきシール部品整列方法
出願人株式会社戸高製作所
代理人弁理士法人クレイア特許事務所
主分類B65G 47/08 20060101AFI20250424BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】購入が可能な安価で、孔あきシール部品の整列を実現することができる孔あきシール部品整列装置および孔あきシール部品整列方法を提供することにある。
【解決手段】Oリング整列装置100は、円形または楕円形からなるOリングOR、PRを整列させるOリング整列装置100であって、電動部600と、電動部600により水平軸周りまたは水平軸周りから鋭角に傾斜した角度で回転される内部空間を有する撹拌ドラム部200と、撹拌ドラム部200の内周面に設けられ、OリングOR、PRを吊り上げる吊り上げ爪部300と、吊り上げ爪部300により吊り上げられたOリングOR、PRを受け取る棒状整列治具500、510と、を含むものである。
【選択図】図1



特許請求の範囲【請求項1】
孔あきシール部品を整列させる孔あきシール部品整列装置であって、
回転機器と、
前記回転機器により、水平軸周りまたは水平軸から鋭角の角度傾斜の範囲で回転される内部空間を有するドラム部と、
前記ドラム部の内周面に設けられ、前記孔あきシール部品を吊り上げる吊り上げ爪部と、
前記吊り上げ爪部により吊り上げられた前記孔あきシール部品を受け取る棒状部材と、を含む、孔あきシール部品整列装置。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記ドラム部は、中央近傍へ下り傾斜した円錐形状またはたる形状からなり、
前記吊り上げ爪部は、前記ドラム部の内周面の中央近傍に1個、または所定の間隔をあけて複数個設けられ、
前記ドラム部の内周面には、前記内周面の中央近傍に前記孔あきシール部品が移動するよう1または複数の撹拌用凸部が設けられた、請求項1記載の孔あきシール部品整列装置。
【請求項3】
前記棒状部材の先端部は、前記吊り上げ爪部に保持された前記孔あきシール部品の内周の内側に配置された、請求項1記載の孔あきシール部品整列装置。
【請求項4】
前記吊り上げ爪部は、前記ドラム部の回転頂上から角度0度以上45度以下の範囲において、前記孔あきシール部品を、前記棒状部材の先端部へ斜方投射する、請求項1記載の孔あきシール部品整列装置。
【請求項5】
孔あきシール部品を整列させる孔あきシール部品整列方法であって、
内部空間を有するドラム部内に前記孔あきシール部品が収容された状態において、水平軸周りまたは水平軸から鋭角の角度傾斜の範囲で回転させる回転工程と、
前記ドラム部の内周面に設けられた吊り上げ爪部により前記孔あきシール部品を吊り上げる吊り上げ工程と、
前記吊り上げ工程により吊り上げられた孔あきシール部品を棒状部材で受け取る受け取り工程と、を含む、孔あきシール部品整列方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、孔あきシール部品の整列装置および孔あきシール部品整列方法に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1(特開2008-150170号公報)には、油脂類が塗布されたOリング等のように粘着性の強い円形の弾性小物部品を確実、かつ、速やかに整列させて組み立て装置等へ供給することができる整列供給装置が開示されている。
特許文献1に記載の整列配給装置は、ワークの整列及び供給を行う装置であって、上部が平型に形成されたベース部材と、このベース部材の上部に設置される略環状の板状部材と、この板状部材内側に形成される円形部分に収容されるとともに前記ベース部材の上部に回転自在に取り付けられる円板状部材と、この円板状部材を回転させる駆動手段とを備え、前記円板状部材は前記ワークを繰り出すために前記円板状部材の外周縁の接線進行方向に向かって内側鋭角に繰出溝が形成され、前記板状部材は前記繰出溝から繰り出される前記ワークを導入して送出するために前記板状部材の内周縁から外部へ向かって接線方向に送出溝が形成され、前記円板状部材の厚みは前記ワークの厚みと略等しいものである。
【0003】
特許文献2(特開2016-94274号公報)には、手作業によるOリングの絡みほぐしの必要がなく、多数のOリングの絡まりを解除しつつ整列可能な新たな機構を備える整列搬送装置が開示されている。
特許文献2に記載のOリング整列搬送装置は、水平方向に延びる駆動軸に連結された太陽ギアと、該太陽ギアと同心配置された内歯ギアと、これら両ギアの間に組み込まれて自転しつつ公転する遊星ギアとからなるギア機構と、上記太陽ギアに同軸的に取り付けられて一体回転し、外周に形成された螺旋溝に複数のOリングが懸架されて軸方向に送られる搬送スクリューと、上記遊星ギアに偏心させて取付けた偏心バーを、上記搬送スクリューの基端部と平行に配置して、上記偏心バーと上記搬送スクリューの基端部外周に複数のOリングを架け渡し、上記偏心バーが偏心回転しつつ上記搬送スクリューの外周を公転する間に複数のOリングを分離する絡み解除機構と、を備えているものである。
【0004】
特許文献3(特開2011-178511号公報)には、潤滑油等の油類の付着したOリングを確実に一個ずつに分離して搬送装置に送り出せるようにするOリング供給用パーツフィーダの分離装置が開示されている。
特許文献3に記載のOリング供給用パーツフィーダの分離装置は、内周面に旋回下降する螺旋が形成してあるOリング受け入れ用の下細りの円形容器と、該円形容器の平坦な底面に構成した、Oリングを寝せた状態で分離導入するOリング分離用凹路であって、該Oリングをスムーズに分離導入し、かつ該円形容器の下部で外部に開口する送り出し口まで移動させることができるOリング径を越える幅で、Oリング素線径と同一又は下回る深さを有するOリング分離用凹路と、該円形容器の平坦な底面の中心を回転中心として前記螺旋の下降回転方向と同一回転方向に回転する回転分離羽根であって、該円形容器中に投入されたOリングを該Oリング分離用凹路に分離導入すべく、該平坦な底面に沿って回転する回転分離羽根と、該回転分離羽根を回転駆動する回転駆動機構と、で構成されている。
【0005】
特許文献4(登録実用新案第3050167号公報)には、ゴム製Oリングに粉末を塗布することなく人手を介さずに、Oリングを個々に分離して取り出し、コンベア上の所定の位置に正確に位置決めすることのできるゴム製Oリング自動搬送装置が開示されている。
特許文献4に記載のゴム製Oリング自動搬送装置は、ホッパーからゴム製Oリングを個別に取り出し位置決めして搬送する装置であって、表面にピンが移動方向に沿って等ピッチに立植されたベルトを備えたベルトコンベアをホッパー内底面に沿って配設し、このベルトコンベアの上部上方に余分なOリングをホッパー内にベルト上から払い落とす分離爪を設け、ベルトコンベア上端のリターン部の両側にOリングの落下防止用ガイドを設け、この落下防止用ガイドの終端下方にゴム製Oリングの整列コンベアを設けてなるものである。
【0006】
特許文献5(特開平8-40522号公報)には、リング状パッキンを多数個ランダムに収納した容器から所定量を制御しながら振動式パーツフィーダに供給し、リング状パッキンを自動的に整列供給する。
特許文献5に記載のリング状パッキン供給方法は、所定量のリング状パッキンを次工程に供給するに際し、ベルトコンベアの表面に該リング状パッキンを引っかけ搬送するための突起物を有し且つ該リング状パッキンが自重で滑落するように傾斜しているベルトコンベアを使用するものである。
【0007】
特許文献6(特許第2900496号公報)には、振動部品供給機における部品受容器が開示されている。
特許文献6に記載の振動部品供給機における部品受容器は、ほぼ逆円錐形状のわん状の部品受容器の内周壁面に沿ってらせん状の側壁部と、これにほぼ垂直方向に突出する移送床形成部とから成るトラックを形成し、該部品受容器をねじり振動させることにより前記トラックに沿って部品を搬送させるようにした振動部品供給機における部品受容器において、前記部品受容器の平らな、又は円錐形状の中央底部の周辺に形成される前記トラックの開始点又はこの開始点の近傍より前記トラックの前記移送床形成部を、搬送すべき円板状部品mの厚さの2倍以上の所定厚さとし、前記側壁部の巾を前記円板状部品mの径よりわずかに大きい所定巾に形成し、前記トラックの排出端部近くの所定の角度範囲で前記移送床形成部にテーパ切欠を形成し、移送面の巾を前記部品mの厚さよりわずかに小とし、かつ前記側壁部に平行にウレタンゴムで成る重なり除去板を張設させているものである。
【0008】
特許文献7(特開平5-132122号公報)には、Oリング等の環状部材を1個ずつ整列して所定位置まで円滑確実に移送する安価な装置が開示されている。
特許文献7に記載のOリング等環状部材の整列移送装置は、パーツフィーダのパーツ排出端に接続され、その内部をOリング等の環状部材が平らな姿勢で一個ずつ移送される帯状の通路装置と、同通路装置のパーツ受入部付近に設けられた上下方向の段差部と、同段差部に配設され段差下流側の通路内に圧縮空気を噴射することにより段差上流側に真空を発生させることによって上流側通路内の環状部材を下流側通路に吸引し圧送するエアノズルとを具備してなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2008-150170号公報
特開2016-94274号公報
特開2011-178511号公報
登録実用新案第3050167号公報
特開平8-40522号公報
特許第2900496号公報
特開平5-132122号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
現状、Oリングを整列するには、特許文献1乃至特許文献7に記載した大掛かりな装置を必要としている。特に、中小企業では、大掛かりで高額なOリング整列装置を用いることができず、人手に頼っているところが大きい。さらに中小企業では、多品種少量のOリングにも対応する必要があり、人手に勝るものは無いと思われている。
(【0011】以降は省略されています)

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