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公開番号
2025070751
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023181270
出願日
2023-10-20
発明の名称
情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
出願人
富士電機株式会社
代理人
弁理士法人一色国際特許事務所
主分類
G01R
31/08 20200101AFI20250424BHJP(測定;試験)
要約
【課題】電力系統に故障が発生した場合の故障点の位置及び故障点の抵抗のそれぞれの情報を精度良く出力することが可能な情報処理装置を提供する。
【解決手段】電力系統に設置されたセンサから、故障が発生した後の所定の測定値を取得する取得部と、所定の複数のノードのそれぞれを故障点とした場合に、電力系統の構成要素及び前記構成要素の電気特性を示す系統情報と、故障の種別とに基づいて、測定値に対応する計算値と、測定値との差を示す評価指標が最適値となるように、抵抗値を計算する計算部と、複数のノードのそれぞれにおいて計算された抵抗値に対応する評価指標の最適値と複数のノードとに基づいて、複数のノードのそれぞれに対応した評価指標の最適値を近似する応答曲面を生成する生成部と、応答曲面に基づいて、故障点及び抵抗値の少なくとも一方の情報を出力する出力部と、を備える、情報処理装置。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
電力系統に故障が発生した場合に故障点に関する情報を出力する情報処理装置であって、
前記電力系統に設置されたセンサから、故障が発生した後の所定の測定値を取得する取得部と、
所定の複数のノードのそれぞれを故障点とした場合に、前記電力系統の構成要素及び前記構成要素の電気特性を示す系統情報と、前記故障の種別とに基づいて、前記測定値に対応する計算値と、前記測定値との差を示す評価指標が最適値となるように、前記故障点における抵抗値を計算する計算部と、
前記複数のノードのそれぞれにおいて計算された前記抵抗値に対応する評価指標の最適値と、前記複数のノードとに基づいて、前記複数のノードのそれぞれに対応した評価指標の最適値を近似する応答曲面を生成する生成部と、
前記応答曲面に基づいて、前記故障点及び前記抵抗値の少なくとも一方の情報を出力する出力部と、
を備える、情報処理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記生成部は、
前記複数のノードのそれぞれにおける前記抵抗値が、前記複数のノードのそれぞれにおける前記抵抗値と、前記複数のノードとの満たすべき所定の関係から外れた第1異常値を含む場合に、前記第1異常値に対応する前記評価指標の最適値、又は、
前記複数の評価指標の最適値のうち、所定の統計処理に基づく所定の条件から外れた第2異常値である前記評価指標の最適値を除去した上で、前記応答曲面を生成する、
情報処理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理装置であって、
前記生成部は、
前記第1異常値に対応する前記抵抗値の代わりに、前記関係を満たす値を用い、前記第2異常値である前記評価指標の最適値の代わりに、前記条件を満たす値を用いて前記応答曲面を生成する、
情報処理装置。
【請求項4】
請求項2に記載の情報処理装置であって、
前記関係は、前記ノードの前記電力系統の所定点から下流方向の距離と、前記ノードにおける抵抗値との関係である、
情報処理装置。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか一に記載の情報処理装置であって、
前記出力部は、前記応答曲面に基づいて標定された前記故障点及び前記抵抗値を出力する、
情報処理装置。
【請求項6】
電力系統に故障が発生した場合に故障点に関する情報を出力する情報処理方法であって、
情報処理装置が、
前記電力系統に設置されたセンサから、故障が発生した後の所定の測定値を取得するステップと、
故障点の所定の複数のノードのそれぞれを故障点とした場合に、前記電力系統の構成要素及び前記構成要素の電気特性を示す系統情報と、前記故障の種別とに基づいて、前記測定値に対応する計算値と、前記測定値との差を示す評価指標が最適値となるように、前記故障点における抵抗値を計算するステップと、
前記複数のノードのそれぞれにおいて計算された前記抵抗値に対応する評価指標の最適値と、前記複数のノードとに基づいて、前記複数のノードのそれぞれに対応した評価指標の最適値を近似する応答曲面を生成するステップと、
前記応答曲面に基づいて、前記故障点及び前記抵抗値の少なくとも一方の情報を出力するステップと、
を含む、情報処理方法。
【請求項7】
電力系統に故障が発生した場合に故障点に関する情報を出力させる情報処理プログラムであって、
情報処理装置に、
前記電力系統に設置されたセンサから、故障が発生した後の所定の測定値を取得する取得部と、
故障点の所定の複数のノードのそれぞれを故障点とした場合に、前記電力系統の構成要素及び前記構成要素の電気特性を示す系統情報と、前記故障の種別とに基づいて、前記測定値に対応する計算値と、前記測定値との差を示す評価指標が最適値となるように、前記故障点における抵抗値を計算する計算部と、
前記複数のノードのそれぞれにおいて計算された前記抵抗値に対応する評価指標の最適値と、前記複数のノードとに基づいて、前記複数のノードのそれぞれに対応した評価指標の最適値を近似する応答曲面を生成する生成部と、
前記応答曲面に基づいて、前記故障点及び前記抵抗値の少なくとも一方の情報を出力する出力部と、
を実現させる、情報処理プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
電力系統に故障が発生した場合に、故障点の位置や故障点の抵抗を標定する技術が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、送電端から故障点までの距離を変数とする電流、電圧等の式を求める。更に、故障の時の送電端の電流及び電圧を測定し、測定した電流及び電圧に基づいて電流、電圧等の式を解くことにより、故障点の標定を行う方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-227453号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載された方法において、電力系統の測定機器の測定値にノイズや誤差が含まれると、故障点の位置や故障点の抵抗を一意的に標定することができない場合がある。このような場合、標定の精度が劣化する場合がある。
【0006】
本発明はこのような課題を鑑みてなされたものであり、電力系統に故障が発生した場合の故障点の位置及び故障点の抵抗のそれぞれの情報を精度良く出力することが可能な情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するための一の発明は、電力系統に故障が発生した場合に故障点に関する情報を出力する情報処理装置であって、前記電力系統に設置されたセンサから、故障が発生した後の所定の測定値を取得する取得部と、所定の複数のノードのそれぞれを故障点とした場合に、前記電力系統の構成要素及び前記構成要素の電気特性を示す系統情報と、前記故障の種別とに基づいて、前記測定値に対応する計算値と、前記測定値との差を示す評価指標が最適値となるように、前記抵抗値を計算する計算部と、前記複数のノードのそれぞれにおいて計算された前記抵抗値に対応する評価指標の最適値と、前記複数のノードとに基づいて、前記複数のノードのそれぞれに対応した評価指標の最適値を近似する応答曲面を生成する生成部と、前記応答曲面に基づいて、前記故障点及び前記抵抗値の少なくとも一方の情報を出力する出力部と、を備える、情報処理装置である。
【0008】
また、電力系統に故障が発生した場合に故障点に関する情報を出力する情報処理方法であって、情報処理装置が、前記電力系統に設置されたセンサから、故障が発生した後の所定の測定値を取得するステップと、故障点の所定の複数のノードのそれぞれを故障点とした場合に、前記電力系統の構成要素及び前記構成要素の電気特性を示す系統情報と、前記故障の種別とに基づいて、前記測定値に対応する計算値と、前記測定値との差を示す評価指標が最適値となるように、前記抵抗値を計算するステップと、前記複数のノードのそれぞれにおいて計算された前記抵抗値に対応する評価指標の最適値と、前記複数のノードとに基づいて、前記複数のノードのそれぞれに対応した評価指標の最適値を近似する応答曲面を生成するステップと、前記応答曲面に基づいて、前記故障点及び前記抵抗値の少なくとも一方の情報を出力するステップと、を含む、情報処理方法である。
【0009】
また、電力系統に故障が発生した場合に故障点に関する情報を出力させる情報処理プログラムであって、情報処理装置に、前記電力系統に設置されたセンサから、故障が発生した後の所定の測定値を取得する取得部と、故障点の所定の複数のノードのそれぞれを故障点とした場合に、前記電力系統の構成要素及び前記構成要素の電気特性を示す系統情報と、前記故障の種別とに基づいて、前記測定値に対応する計算値と、前記測定値との差を示す評価指標が最適値となるように、前記抵抗値を計算する計算部と、前記複数のノードのそれぞれにおいて計算された前記抵抗値に対応する評価指標のそれぞれの最適値と、前記複数のノードとに基づいて、前記複数のノードのそれぞれに対応した評価指標の最適値を近似する応答曲面を生成する生成部と、前記応答曲面に基づいて、前記故障点及び前記抵抗値の少なくとも一方の情報を出力する出力部と、を実現させる、情報処理プログラムである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、電力系統に故障が発生した場合の故障点の位置及び故障点の抵抗のそれぞれの情報を精度良く出力することが可能な情報処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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