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公開番号2025070819
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023181377
出願日2023-10-20
発明の名称化粧料又は皮膚外用剤
出願人株式会社コーセー
代理人
主分類A61K 8/41 20060101AFI20250424BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明は、トラネキサム酸を含有する組成物に、非還元糖及び糖アルコールを含有した場合に生じるトラネキサム酸の黄変を抑制することを主な課題とする。
【解決手段】次の成分(A)~(D);(A)トラネキサム酸、(B)非還元糖、(C)糖アルコール及び(D)有機酸、その塩、又はその誘導体を含有する化粧料又は皮膚外用剤を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
次の成分(A)~(D);
(A)トラネキサム酸
(B)非還元糖
(C)糖アルコール
(D)有機酸、その塩、又はその誘導体
を含有する化粧料又は皮膚外用剤。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記成分(D)がニコチン酸アミドである、請求項1に記載の化粧料又は皮膚外用剤。
【請求項3】
前記成分(B)がトレハロースである、請求項1又は2に記載の化粧料又は皮膚外用剤。
【請求項4】
前記成分(C)がソルビトールである、請求項1又は2に記載の化粧料又は皮膚外用剤。
【請求項5】
さらに成分(E)ソルビタン系界面活性剤を含有する、請求項1又は2に記載の化粧料又は皮膚外用剤。
【請求項6】
有機酸、その塩、又はその誘導体を有効成分とする、次の成分(A)~(C);
(A)トラネキサム酸
(B)非還元糖
(C)糖アルコール
を含有する組成物の黄変を抑制する剤。
【請求項7】
有機酸、その塩、又はその誘導体を使用する、次の成分(A)~(C);
(A)トラネキサム酸
(B)非還元糖
(C)糖アルコール
を含有する組成物の黄変を抑制する方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧料、皮膚外用剤、並びにトラネキサム酸、非還元糖、及び糖アルコールを含有する組成物の黄変を抑制するための剤に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、化粧料や皮膚外用剤(以下、化粧料等と記す)に美白効果や抗炎症効果等を付与するためにトラネキサム酸を配合することが行われている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。しかしながら、トラネキサム酸は高温等の条件下により着色する等の経時安定性に問題があり、これを解決するために、サポニン又は4級アミノ基を有する高分子化合物等を併用する技術が提案されている(例えば、特許文献3、特許文献4参照)。
【0003】
一方、糖類の多くは優れた親水性、保湿性などの特性を有しているため、保湿、湿潤、皮膚コンディショニング等の目的で化粧料等に汎用されている。しかしながら、トラネキサム酸と糖類を含む化粧料用組成物は着色の問題があり、これを解決するために、無機酸類、有機酸類、ビタミン類等を併用する技術が提案されている(例えば、特許文献5参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-031580公報
特開2008-100933号公報
特開平03-279317号公報
特開2006-045079号公報
特開2014-62077号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
トラネキサム酸と糖類を併用してなる化粧料用組成物の着色抑制のために、特定の化合物を併用する技術については従来知られていたが、一部の糖類に限られており技術的に不十分であった。また、糖類の中でも特に、非還元糖であるトレハロースなどでは、還元糖であるグルコースに比べ高い保水性から化粧料等の保湿効果を付与するものとして汎用であるが、トラネキサム酸と非還元糖及びその他の糖類との併用により著しく着色することは、まったく知られていなかった。
本発明者らにより、トラネキサム酸に非還元糖もしくは糖アルコールどちらか一方を含有した化粧料等よりも、非還元糖及び糖アルコールを併用した化粧料等の方が、著しく黄変が促進されることが確認された。また、ソルビタン系界面活性剤を追加すると、さらに黄変が促進されることが確認された。
【0006】
そこで本発明は、トラネキサム酸を含有する化粧料等に、非還元糖及び糖アルコールを含有させた際に生じる著しい黄変を抑制することができる化粧料等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するための本発明は、以下の構成を有する。
1.次の成分(A)~(D);
(A)トラネキサム酸
(B)非還元糖
(C)糖アルコール
(D)有機酸、その塩、又はその誘導体
を含有する化粧料又は皮膚外用剤。
2.前記成分(D)がニコチン酸アミドである、1.に記載の化粧料又は皮膚外用剤。
3.前記成分(B)がトレハロースである、1.又は2.に記載の化粧料又は皮膚外用剤。
4.前記成分(C)がソルビトールである、1.又は2.に記載の化粧料又は皮膚外用剤。
5.さらに成分(E)ソルビタン系界面活性剤を含有する、1.又は2.に記載の化粧料又は皮膚外用剤。
6.有機酸、その塩、又はその誘導体を有効成分とする、次の成分(A)~(C);
(A)トラネキサム酸
(B)非還元糖
(C)糖アルコール
を含有する組成物の黄変を抑制する剤。
7.有機酸、その塩、又はその誘導体を使用する、次の成分(A)~(C);
(A)トラネキサム酸
(B)非還元糖
(C)糖アルコール
を含有する組成物の黄変を抑制する方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、高温経時条件下における、トラネキサム酸、非還元糖及び糖アルコールを含有する化粧料等の黄変を抑制することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を詳細に説明する。なお、本明細書において、「~」はその前後の数値を含む範囲を意味するものとする。
【0010】
本発明に用いられる成分(A)のトラネキサム酸は、化学名:トランス-4-(アミノメチル)シクロヘキサン-1-カルボン酸、で示されるアミノ酸の一種であり、前述のように皮膚に対し美白効果や抗炎症効果を有する成分として知られているほか、止血剤としても用いられることがある。
(【0011】以降は省略されています)

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