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公開番号
2025071048
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2024182546
出願日
2024-10-18
発明の名称
剪断構造を備えるシューズ用ミッドソール、およびその製造方法
出願人
アディダス アーゲー
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A43B
13/14 20060101AFI20250424BHJP(履物)
要約
【課題】着用者の足への衝撃を減衰させるシューズ用ソールを提供する。
【解決手段】本開示は、シューズ用、特にランニングシューズなどのスポーツシューズ用のソール(101)であって、ソール(101)が、上部ミッドソール層(120)および下部ミッドソール層(125)を含むミッドソール(110)であり、上部ミッドソール層(120)と下部ミッドソール層(125)とが互いに別個である、ミッドソールと、ミッドソール(110)に配置された剪断構造(130)とを備え、剪断構造(130)が、上部ミッドソール層(120)と下部ミッドソール層(125)との相対移動を可能にするように構成されている、ソールに関する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
シューズ用のソールであって、ソールが、
上部ミッドソール層および下部ミッドソール層を含むミッドソールであり、上部ミッドソール層と下部ミッドソール層とが少なくとも部分的に互いに別個である、ミッドソールと、
ミッドソールに配置された剪断構造と
を備え、
剪断構造が、上部ミッドソール層と下部ミッドソール層との相対移動を可能にするように構成されている、シューズ用ソール。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
上部ミッドソール層と下部ミッドソール層との相対移動が、ソールの内方-外方軸(ML)およびソールの踵-足指軸(HT)によって画定された平面内で行われる、請求項1に記載のシューズ用ソール。
【請求項3】
剪断構造が、ミッドソールの前足部、ミッドソールの中足部、ミッドソールの後足部、ミッドソールの外方部、およびミッドソールの内方部のうちの少なくとも1つにおいて、上部ミッドソール層と下部ミッドソール層との相対移動を可能にするように構成されている、請求項1に記載のシューズ用ソール。
【請求項4】
剪断構造が、上部ミッドソール層の上部剪断構造と下部ミッドソール層の下部剪断構造とを含み、上部剪断構造および下部剪断構造は互いに対向する、請求項1に記載のシューズ用ソール。
【請求項5】
上部剪断構造と下部剪断構造とは、互いに少なくとも部分的に係合する、請求項4に記載のシューズ用ソール。
【請求項6】
上部剪断構造と下部剪断構造とは、互いに略対応して成形されている、請求項4に記載のシューズ用ソール。
【請求項7】
上部剪断構造と下部剪断構造とは、形状嵌合接続を介して互いに係合する、請求項4に記載のシューズ用ソール。
【請求項8】
上部剪断構造が、上部ミッドソール層と一体に形成され、下部剪断構造が、下部ミッドソール層と一体に形成されている、請求項4に記載のシューズ用ソール。
【請求項9】
上部剪断構造が、1つもしくは複数の上部突起を含み、下部剪断構造が、1つもしくは複数の下部凹部を含み、および/または、
下部剪断構造が、1つもしくは複数の下部突起を含み、上部剪断構造が、1つもしくは複数の上部凹部を含む、請求項1に記載のシューズ用ソール。
【請求項10】
1つもしくは複数の上部突起が、1つもしくは複数の下部凹部に少なくとも部分的に収容され、および/または、
1つもしくは複数の下部突起が、1つもしくは複数の上部凹部に少なくとも部分的に収容される、請求項9に記載のシューズ用ソール。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、シューズ用、特にランニングシューズなどのスポーツシューズ用のソールに関する。特に、本開示は、ミッドソールと剪断構造とを備え、剪断構造が、ソールの上部ミッドソール層と下部ミッドソール層との相対移動を可能にする、ソールに関する。本開示はまた、そのようなソールを備えるそれぞれのシューズに関する。さらに、本開示は、シューズ用ソールを製造するためのそれぞれの方法に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
シューズ用ソール、特にランニングシューズなどのスポーツシューズ用のソールが、一般に知られており、様々な目的および使用事例を有し、個人間でますます人気が高まっている。シューズソールは、一般的に、個人にとってさらに魅力的なものであるように、いくつかの異なる機能を果たす。
【0003】
例えば、シューズソールは、通常、例えば、着用者が踏みつける可能性のある鋭利な物体もしくは尖った物体などの異物による干渉または妨害から着用者の足を保護するための、保護の目的を果たす。さらに、シューズ用ソールは、通常、足が接地するときに生じる衝撃力の緩衝を容易にする。シューズソールはまた、着用者の足の滑りを避けるためのトラクションを提供する。加えて、シューズソールは、一般的に、着用者の足首の捻挫または他の種類の負傷の危険、例えば足底筋膜の負傷または筋肉の過負荷などを低減させることができるように、着用者の足にある程度の安定性を提供する。その上、特にランニングシューズなどのパフォーマンスフットウェア用のシューズソールのさらなる機能は、競技者の脚から足を通って地面までの良好な力の伝達、および効率的な走法を容易にして、競技者のパフォーマンスを向上させることである。さらに、特にスポーツシューズの場合、競技者の関節にかかる衝撃および負荷を低減させるために、競技者の足を十分に緩衝すべきである。加えて、例えば長距離の場合に関連する、競技者のエネルギー消費の低減にさらに寄与するために、シューズソールをできる限り軽量にすべきである。
【0004】
この文脈で特に関連するいくつかの必要性は、一方で、負傷の危険を低減させ、運動活動をより快適にするために、緩衝性および安定性を高めるべきであることである。他方で、同時に競技者に必要なエネルギーの量を低減させるために、高いエネルギーリターンを保証すべきである。
【0005】
この文脈で、以下の例示的な先行技術文献に言及することができる。
【0006】
先行技術文献米国特許出願公開第2004/0154188号明細書は、運動靴のミッドソールに関し、このミッドソールは、概ね中央開口部の周りに延びる硬質の弾性安定化部材を含み、中央開口部を通って、比較的軟質の弾性緩衝層が、着用者の踵骨の下の踵中心から下方に延びることにより、踵緩衝支柱を形成する。安定化部材は、支柱の外方側および内方側に沿って延びて、回内および回外を防ぎ、好ましくは、踵領域の屈曲線に一致して踵緩衝支柱の窪み内に延びる突起を含むことにより、シューズの踵領域の屈曲特性に影響を及ぼす。ミッドソールはまた、ソールの踵領域の所望の屈曲特性を促すため、および着用者の歩行サイクルの立脚期の間の、着用者の踵-足指歩行の減速を助けるために、屈曲線に一致した屈曲溝、チャネル、および/または切欠きを含むことができる。
【0007】
先行技術文献国際公開第2023/005966号パンフレットは、スポーツシューズおよびミッドソールシステムに関し、ミッドソールシステムは、緩衝材料から形成された第1のミッドソールと、アウトソールであって、第1のミッドソールとアウトソールとの間に緩衝空間が形成されている、アウトソールと、緩衝空間に位置決めされた弾性片であって、弾性片が、第1のミッドソールおよびアウトソールの配置の方向に沿って弾性変形可能であり、ミッドソールシステムの踵領域に位置決めされた踵部と、ミッドソールシステムの前足領域に位置決めされた前足部とを有する、弾性片とを備える。第1のミッドソールの緩衝モードは材料緩衝であり、弾性片の緩衝モードは構造緩衝であり、ミッドソールシステムの使用中、第1のミッドソールおよび弾性片の両方が、地面からの衝撃力(アウトソールおよび第1のミッドソールの配置の方向に沿った衝撃力)を吸収することができ、それにより、ミッドソール構造の緩衝性能および反発性能を効果的に向上させる。
【0008】
先行技術文献米国特許出願公開第2022/0312891号明細書は、第1のミッドソール部と、第1のミッドソール部の下方に配置された第2のミッドソール部と、サポートプレートであって、第1のミッドソール部と第2のミッドソール部との間に積み重ねられ、少なくとも後足部に対応する位置に配置され、第1のミッドソール部および第2のミッドソール部よりも高い剛性を有するサポートプレートとを備えるソール構造に関する。サポートプレートは、少なくとも1つの山および少なくとも1つの谷を含む波形形状を有するベース部と、波形形状を有し、ベース部の内側に位置する周縁部から第1のミッドソール部および第2のミッドソール部のそれぞれに向かって互いに離れるように分岐する第1のサポート部および第2のサポート部とを含む。第2のサポート部の谷は、載距突起に対応する位置に配置されている。さらなる先行技術は、独国特許第10244435号明細書、米国特許第8387279号明細書、米国特許第8453344号明細書、中国実用新案第218898566号明細書、中国特許出願公開112716098号明細書、米国特許出願公開第2021/0227927号明細書、米国特許第11000094号明細書、米国特許第8863407号明細書、米国特許第11470912号明細書、米国特許第11510457号明細書、および米国特許第4614046号明細書に開示されている。
【0009】
提案されている解決策は、上記で特定された必要性を満たすことに関して、まだいくつかの欠点を有する。例えば、既知の解決策の多くが、踵接地に着目しており、緩衝のためのかさばる追加の部品を必要とする。さらに、これらの解決策は、エネルギーリターンについての最適な結果をもたらさない。さらに、高性能の軽量発泡体は、より大きい変形、したがって緩衝を提供することがあるが、これらの発泡体に関連するより高いエネルギーリターンは、競技者の膝などに悪影響のある負荷をかける。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
米国特許出願公開第2004/0154188号明細書
国際公開第2023/005966号パンフレット
米国特許出願公開第2022/0312891号明細書
独国特許第10244435号明細書
米国特許第8387279号明細書
米国特許第8453344号明細書
中国実用新案第218898566号明細書
中国特許出願公開112716098号明細書
米国特許出願公開第2021/0227927号明細書
米国特許第11000094号明細書
米国特許第8863407号明細書
米国特許第11470912号明細書
米国特許第11510457号明細書
米国特許第4614046号明細書
【発明の概要】
(【0011】以降は省略されています)
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