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公開番号
2025071052
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2024182569
出願日
2024-10-18
発明の名称
ポータブル電源駆動システム
出願人
スカイロテック ゲーエムベーハー
代理人
弁理士法人南青山国際特許事務所
主分類
B66D
1/74 20060101AFI20250424BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】動作プロセスをさらに簡略化することができるポータブル電源駆動システムを提供する。
【解決手段】本開示は、ロープを前進させるためのポータブル電源駆動システムに関し、ポータブル電源駆動システムは、ポータブル電源駆動システムの動作安全性を向上させるために設けられた、特別に設計された二重機能カバー部材を備える。
【選択図】図2B
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の主方向に延在するロープを前進させるためのポータブル電源駆動システムであって、
-ドライブシャフトを含むモータを含む本体と、
-ドライブシャフトに接続されたロープグラブであって、前記電源駆動システムの動作中に、前記ロープグラブの円周の第1のセクションに沿って前記ロープに係合するように適合された凹形状を有するロープ係合面を含むロープグラブと、
-前記本体に回転可能に接続され、前記ロープの前記ロープグラブへの導入を可能にするために開放状態に配置され、前記電源駆動システムの動作中に前記ロープグラブを覆うために閉鎖状態に移行するように構成されたカバー部材とを含み、
前記カバー部材は、前記カバー部材に一体化され、前記カバー部材が前記閉鎖状態にあるときに前記ロープを前記ロープグラブに係合するために付勢するように配置される第1のローラを含む、システム。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記回転可能に接続されたカバー部材の回転軸は、前記ドライブシャフトと平行である、請求項1に記載のポータブル電源駆動システム。
【請求項3】
第2のローラをさらに含み、前記第2のローラは、カバーと一体化され、前記ロープグラブに対して前記ロープをガイドするように適合されている、請求項1に記載のポータブル電源駆動システム。
【請求項4】
前記カバー部材は、前記カバー部材が閉鎖状態にあるとき、前記ロープグラブの方を向いた第1の側と、前記ロープグラブから離れる方を向いた第2の反対側とを含み、前記第1の面は、前記ロープグラブの一部の形状と一致する円形セグメントを含む、請求項1に記載のポータブル電源駆動システム。
【請求項5】
前記第2のローラは、スプリング機構を含む、請求項1に記載のポータブル電源駆動システム。
【請求項6】
前記第1のローラはベアリングである、請求項1に記載のポータブル電源駆動システム。
【請求項7】
前記カバー部材の円周の形状は、前記本体の円周の形状と一致している、請求項1に記載のポータブル電源駆動システム。
【請求項8】
前記カバー部材は、プラスチック材料、金属材料、又はその両方の組み合わせから形成されている、請求項1に記載のポータブル電源駆動システム。
【請求項9】
前記カバー部材が前記閉鎖状態に完全に移行したときに、前記カバー部材を前記本体に自動的にロックするように適合された固定部材をさらに含む、請求項1に記載のポータブル電源駆動システム。
【請求項10】
前記ロープグラブの第1及び第2方向への回転を可能にするために、前記モータを動作するためのユーザインタフェースをさらに含む、請求項1に記載のポータブル電源駆動システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ロープを前進させるためのポータブル電源駆動システムに関し、ポータブル電源駆動システムは、ポータブル電源駆動システムの動作安全性を向上させるために設けられた、特別に設計された二重機能カバー部材を備える。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
電動式個人用リフト装置は、人員が垂直面を昇降するのを補助するものである。モータ式ウインチは、ロープに取り付けられたプラットフォーム又はハーネスの人員を昇降させるために使用される。ウインチは、荷の上の堅固なプラットフォームに固定するか、プラットフォームに連結されたプーリを使って荷を吊り上げなければならない。さらに、ウインチはロープやケーブルをスプールに巻き取るため、使用できるロープの長さや重量が制限される。ホイストは、通常、複合プーリ又は減速ギアを備え、個人又はプラットフォームを昇降させるために使用され、三脚、ビーム又は橋クレーンのような安全な支持点から吊り下げられなければならない。通常、ウインチやホイストは、一人目の人が安全にロープを上昇させるために、少なくとも二人目の人が装置を動作又は制御する必要がある。
【0003】
しかしながら、ポータブルウインチ、ロープを昇降する人が動作できるウインチがあると望ましい場面は多い。このような場面には、例えば、山登り、洞窟探検、樹木の剪定、救助活動、軍事活動等がある。クライミング装置の工業的用途としては、高い構造物、塔、柱、鉱山坑道、橋梁等の整備、清掃、窓拭き、塗装等のために登ることが挙げられる。
【0004】
このようなポータブルウインチの一例が特許文献1に開示されている。特許文献1では、電源駆動式システムと称されるポータブルクライマー動作式ウインチに対する有望なアプローチが提供されており、電源駆動式システムは、モータを含み、モータは、ドライブシャフトと、ロープを受けるように構成されたロープグラブと、ロープグラブを回転させるためにモータのドライブシャフトに接続されたロープグラブと、電源駆動式システムの動作中にロープグラブを完全に覆うために閉鎖状態に配置され、ロープグラブへのロープの導入を可能にするために開放状態に配置されるように構成された安全蓋を含むヒンジ式安全配置とを含む。ポータブル電源駆動システムの動作中、モータが作動して回転し始めると、ロープグラブはクライマーをロープに沿って、通常、垂直方向に前進させる。
【0005】
上述の先行技術が高所へのロープアクセスに非常に有用な解決策を示しているとしても、装具を利用する人員のためにさらなる改良を導入しようとする努力が常になされている。具体的には、状況によっては、動作プロセスをさらに簡略化し、ポータブル電源駆動システムとともに使用する異なる形状のロープの数を増やすことが望ましい場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
米国特許第9731945号
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の第1の態様によれば、上記したことは、ロープを前進させるためのポータブル電源駆動システムによって少なくとも部分的に緩和され、ロープは、第1の主方向に延在し、電源駆動システムは、モータを含む本体を含み、モータは、ドライブシャフトと、ドライブシャフトに接続されたロープグラブとを含み、ロープグラブは、電源駆動システムの動作中に、ロープグラブの円周の第1のセクションに沿ってロープに係合するように適合された凹形状を有するロープ係合面を含み、本体と回転可能に接続され、ロープのロープグラブへの導入を可能にするために開放状態に配置され、電源駆動システムの動作中にロープグラブを覆うために閉鎖状態に移行するように構成されたカバー部材を含み、カバー部材は、カバー部材に一体化された第1のローラを含み、第1のローラは、カバー部材が閉鎖状態にあるときにロープをロープグラブに係合するために付勢するように配置される。
【0008】
本開示は、従来技術と比較して、第一に、ポータブル電源駆動システムでロープを正しく導入する方法をユーザに簡略化することが可能であり、第二に、ポータブル電源駆動システムを安全な方法で確実に動作できるようにすることが可能であるという理解に基づいている。
【0009】
これは、本開示に従って、ポータブル電源駆動システムの動作安全性を向上させるために設けられた特別に設計された二重機能カバー部材を含むようにポータブル電源駆動システムを配置することによって少なくとも部分的に達成される。カバー部材は、ポータブル電源駆動システムを動作している間(例えば、ウインチ機能を提供するためにポータブル電源駆動システムを動作している間)、ロープグラブに確実に「触れる」ことができないように配置される。同時に、カバー部材は、一体化された第1のローラを含み、カバー部材が閉じられたときに、一体化された第1のローラがロープをロープグラブの方へ「押す」ようにカバー部材に位置付けられており、ロープグラブが回転すると、ロープグラブとロープの間の適切な摩擦を確保することを目的としている。
【0010】
この設計は、本質的に使いやすさを促進する。ロープの係合プロセスを簡素化し、安全機能を強化することで、このシステムは新規ユーザの学習曲線を短縮し、様々なレベルの専門知識を持つ個人にとって利用しやすいものとなっている。
(【0011】以降は省略されています)
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