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公開番号
2025071081
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2024185202
出願日
2024-10-21
発明の名称
フィルム、弾性層付きフィルム、転写装置、定着装置及び画像形成装置
出願人
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
G03G
15/20 20060101AFI20250424BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】溶融樹脂に対するフィルムの、25℃の剥離力(kPa)を(A)、140℃の剥離力を(B)とした場合、(A)が20kPaを超えるか、又は、(B-A)が10kPaを超える場合に比べ、繰り返しの加熱で使用した際でも離型性の維持性に優れるフィルムを提供すること。
【解決手段】非フッ素系材料からなり、溶融樹脂に対するフィルムの、25℃の剥離力(kPa)を(A)、140℃の剥離力を(B)とした場合、(A)が0kPa以上20kPa以下であり、且つ、(B-A)が10kPa以下である、フィルム。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
非フッ素材料からなり、溶融樹脂に対するフィルムの、25℃の剥離力(kPa)を(A)、140℃の剥離力を(B)とした場合、(A)が0kPa以上20kPa以下であり、且つ、(B-A)が10kPa以下である、フィルム。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
式:[RSiO
1.5
]
n
で表される構造A(ただし、式中、Rは有機基、nは2以上の整数を示す。)を有する化合物、又はデンドリマーを少なくとも含む、請求項1に記載のフィルム。
【請求項3】
前記式:[RSiO
1.5
]
n
で表される構造Aを有する化合物又はデンドリマーの含有量が、3質量%以上である、請求項2に記載のフィルム。
【請求項4】
前記式:[RSiO
1.5
]
n
で表される構造Aを有する化合物又はデンドリマーの含有量が、6質量%以上である、請求項2に記載のフィルム。
【請求項5】
前記式:[RSiO
1.5
]
n
で表される構造Aを有する化合物がランダム型構造である、請求項2に記載のフィルム。
【請求項6】
前記式:[RSiO
1.5
]
n
中、前記Rが炭素数1以上6以下のアルキル基である、請求項2に記載のフィルム。
【請求項7】
前記式:[RSiO
1.5
]
n
中、前記Rがメチル基である、請求項2に記載のフィルム。
【請求項8】
前記式:[RSiO
1.5
]
n
で表される構造Aを有する化合物の赤外分光スペクトルにおいて、Si-CH
3
結合に由来する1272cm
-1
の吸収ピークの高さに対する、Si-O-Si結合に由来する1000cm
-1
以上1150cm
-1
以下の吸収ピークの高さの比が0.2以上0.4以下である、請求項2に記載のフィルム。
【請求項9】
前記式:[RSiO
1.5
]
n
で表される構造Aを有する化合物がランダム型構造であり、前記式:[RSiO
1.5
]
n
中、前記Rがメチル基である、請求項2に記載のフィルム。
【請求項10】
弾性層と、
前記弾性層上に設けられた、請求項1~請求項9のいずれか1項に記載のフィルムと、
を有する弾性層付きフィルム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フィルム、弾性層付きフィルム、転写装置、定着装置及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
電子写真方式を用いた画像形成装置(複写機、ファクシミリ、プリンタ等)では、像保持体の表面に形成されたトナー像を記録媒体の表面に転写し、記録媒体上に定着して画像が形成される。
【0003】
良質な画像を形成するために、転写及び定着工程においては、転写部材又は定着部材と、記録媒体との良好な分離が要求される。
【0004】
高温で離型性を有する、定着部材の表面層用材料として、フッ素材料であるPFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)が広く用いられている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-165773号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、非フッ素材料からなり、溶融樹脂に対するフィルムの、25℃の剥離力(kPa)を(A)、140℃の剥離力を(B)とした場合、(A)が20kPaを超えるか、又は、(B-A)が10kPaを超える場合に比べ、繰り返しの加熱で使用した際でも離型性の維持性に優れるフィルムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための手段には、以下の態様が含まれる。
<1>
非フッ素材料からなり、溶融樹脂に対するフィルムの、25℃の剥離力(kPa)を(A)、140℃の剥離力を(B)とした場合、(A)が0kPa以上20kPa以下であり、且つ、(B-A)が10kPa以下である、フィルム。
<2>
式:[RSiO
1.5
]
n
で表される構造A(ただし、式中、Rは有機基、nは2以上の整数を示す。)を有する化合物、又はデンドリマーを少なくとも含む、<1>に記載のフィルム。
<3>
前記式:[RSiO
1.5
]
n
で表される構造Aを有する化合物又はデンドリマーの含有量が、3質量%以上である、<2>に記載のフィルム。
<4>
前記式:[RSiO
1.5
]
n
で表される構造Aを有する化合物又はデンドリマーの含有量が、6質量%以上である、<2>に記載のフィルム。
<5>
前記式:[RSiO
1.5
]
n
で表される構造Aを有する化合物がランダム型構造である、<2>~<4>のいずれか1項に記載のフィルム。
<6>
前記式:[RSiO
1.5
]
n
中、前記Rが炭素数1以上6以下のアルキル基である、<2>~<5>のいずれか1項に記載のフィルム。
<7>
前記式:[RSiO
1.5
]
n
中、前記Rがメチル基である、<2>~<5>のいずれか1項に記載のフィルム。
<8>
前記式:[RSiO
1.5
]
n
で表される構造Aを有する化合物の赤外分光スペクトルにおいて、Si-CH
3
結合に由来する1272cm
-1
の吸収ピークの高さに対する、Si-O-Si結合に由来する1000cm
-1
以上1150cm
-1
以下の吸収ピークの高さの比が0.2以上0.4以下である、<2>~<7>のいずれか1項に記載のフィルム。
<9>
前記式:[RSiO
1.5
]
n
で表される構造Aを有する化合物がランダム型構造であり、前記式:[RSiO
1.5
]
n
中、前記Rがメチル基である、<2>~<4>、及び<8>のいずれか1項に記載のフィルム。
<10>
弾性層と、
前記弾性層上に設けられた、<1>~<9>のいずれか1項に記載のフィルムと、
を有する弾性層付きフィルム。
<11>
前記フィルムの25℃の引張弾性率(N/m
2
)と、前記弾性層の25℃の引張弾性率(N/m
2
)との比(前記フィルムの25℃の引張弾性率/前記弾性層の25℃の引張弾性率)は10以上3,000以下である、<10>に記載の弾性層付きフィルム。
<12>
【発明の効果】
【0008】
<1>に係る発明によれば、非フッ素系材料からなり、溶融樹脂に対するフィルムの、25℃の剥離力(kPa)を(A)、140℃の剥離力を(B)とした場合、(A)が20kPaを超えるか、又は、(B-A)が10kPaを超える場合に比べ、繰り返しの加熱で使用した際でも離型性の維持性に優れるフィルムが提供される。
【0009】
<2>に係る発明によれば、式:[RSiO
1.5
]
n
で表される構造A(ただし、式中、Rは有機基、nは2以上の整数を示す。)を有する化合物、又はデンドリマーを含まない場合に比べ、繰り返しの加熱で使用した際でも離型性の維持性に優れるフィルムが提供される。
【0010】
<3>に係る発明によれば、前記構造Aを有する化合物又はデンドリマーの含有量が、3質量%未満である場合に比べ、繰り返しの加熱で使用した際でも離型性の維持性に優れるフィルムが提供される。
(【0011】以降は省略されています)
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