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公開番号
2025071214
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2025025318,2023221540
出願日
2025-02-19,2016-10-18
発明の名称
エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物
出願人
マクセル株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09D
11/30 20140101AFI20250424BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】低粘度の無溶剤系のエネルギー線硬化型インクジェットインクを得ようとすると、その一手段として、一般的に粘度が低い単官能モノマーの比率を大きくすることが考えられる。しかし、単官能モノマーの比率を大きくすると、インクを硬化させた際に反応性が低く、硬化性が低くなることが懸念される。さらに、インク層の延伸性、硬化性が不十分だと、記録工程でRolltoRoll等を用いる場合、巻取りの際に非記録媒体にクラックが入ったり、非記録媒体同士がべたつくといった問題が生じる。
【解決手段】溶剤を実質的に含まないエネルギー線硬化型インクジェットインク組成物が、単官能モノマーと、アクリル当量が150より大きい第一の多官能モノマーと、アクリル当量150以下第二の多官能モノマーとを有するようにする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
重合性化合物と光重合開始剤を含むインクジェットインク組成物であって、
前記重合性化合物は、
単官能モノマーと、
アクリル当量が150より大きく、且つ、一分子中にエチレン性二重結合を2個以上有する第一の多官能モノマーと、
アクリル当量150以下、且つ、一分子中にエチレン性二重結合を2個以上有する第二の多官能モノマーとを有するインクジェットインク組成物。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
請求項1において、
前記インクジェットインク組成物の全体に対して、前記単官能モノマー含有量が50~80質量%、前記第一の多官能モノマーの含有量が1~10質量%、前記第二の多官能モノマーの含有量が5~35質量%となるインクジェットインク組成物。
【請求項3】
請求項1において、
前記重合性開始剤は、アルキルフェノン系化合物と、チオキサントン系化合物の少なくとも1つを含むインクジェットインク組成物。
【請求項4】
請求項1において、
前記単官能モノマーのガラス転移温度が-70℃以上、29℃以下であり、
前記第一の多官能モノマーのガラス転移温度が-25℃以上、180℃以下であり、
前記第二の多官能モノマーのガラス転移温度が43℃以上、100℃以下であるインクジェットインク組成物。
【請求項5】
請求項1において、
前記インクジェットインク組成物は、表面調整剤及び着色剤を含むインクジェットインク組成物。
【請求項6】
請求項1において、
前記インクジェットインク組成物は、25℃で6.5~8.0mPa・sの粘度を有するインクジェットインク組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェットインク組成物に関し、特にエネルギー線硬化型インクジェットインク組成物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
インクジェット記録方式は、インクヘッドノズルから液状のインクを吐出し、被記録媒体に記録する方式である。インクジェット記録方式で用いられるインクの一つに、エネルギー線硬化型インクジェットインクが挙げられる。この方式では、インクが吐出された後、エネルギー線(例えば紫外線等)の照射によりインク中の重合性化合物が架橋することで、エネルギー線硬化型インクジェットインクは、硬化し、インク層を形成する。エネルギー線硬化型インクジェットインクは、大別すると、有機溶剤や水を含む溶剤系と、有機溶剤等を実質的に含まない無溶剤系がある。
【0003】
エネルギー線硬化型インクジェットインクは、通常、インクヘッドノズルから吐出できる程度の粘度とする必要がある。さらに、高精細な印刷物を得るために、吐出するインクの液滴サイズを小さくし、安定して吐出できるように、より低い粘度とすることが要求される。低い粘度を有するエネルギー線硬化型インクジェットインクを得るための一例として、特許文献1には、「重合性化合物は、300以下のアクリル当量を有し、且つ一分子中にエチレン性二重結合を1個有する単官能モノマーと、150以下のアクリル当量を有し、且つ一分子中にエチレン性二重結合を2個以上有する多官能モノマーとのみからなり、前記光重合開始剤は、α-アミノアルキルフェノン系化合物及びチオキサントン系化合物を含有」するエネルギー線硬化型インク組成物が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-275175号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1には、上述した通り、低い粘度となるエネルギー線硬化型インク組成物が開示されているが、より低い粘度(粘度が約10mPa・s(25℃)以下)となるエネルギー線硬化型インクジェットインクの組成は開示されていない。
【0006】
より低粘度の無溶剤系のエネルギー線硬化型インクジェットインクを得ようとすると、一般的に粘度が低い単官能モノマーの比率を大きくすることが考えられる。しかし、単官能モノマーの比率を大きくすると、インクを硬化させた際に反応性が低くなり、硬化性が低くなる。硬化性が低くなる事を防ぐために、特許文献1に記載されるようなエネルギー線硬化型インクジェットインク組成物が考えられるが、多官能モノマーを用いると硬化性は高くなるものの、インクの粘度も高くなる事が考えられる。
【0007】
また、非記録媒体への記録工程において、Rool to Rollといった巻取が要求される非記録媒体への記録に対しては、非記録媒体への記録後、巻取りの際にクラックが入らないよう、また、非記録媒体同士のべたつきを防ぐため、非記録媒体のインク層の延伸性と硬化性が必要とされる。特許文献1では、上記点については考慮されていない。
【0008】
本発明は、エネルギー線硬化型インクジェットインクにおいて、低粘度であり、且つ、硬化性及び延伸性に優れたエネルギー線硬化型インクジェットインクを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一例によれば、インクジェットインク組成物は、重合性化合物と光重合開始剤を含み、前記重合性化合物は、単官能モノマーと、アクリル当量が150より大きく、且つ、一分子中にエチレン性二重結合を2個以上有する第一の多官能モノマーと、アクリル当量150以下、且つ、一分子中にエチレン性二重結合を2個以上有する第二の多官能モノマーとを有するよう構成する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、エネルギー線硬化型のインクジェットインク組成物において、低粘度であり、且つ、硬化性及び延伸性に優れたエネルギー線硬化型のインクジェットインク組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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