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公開番号
2025071429
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-08
出願番号
2023181577
出願日
2023-10-23
発明の名称
シート状磁性部材
出願人
株式会社プロテリアル
代理人
主分類
H01F
1/153 20060101AFI20250428BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】最適な形態のクラックを提供し、そのクラックが形成されたナノ結晶合金薄帯を積層したシート状磁性部材を提供することができる。
【解決手段】ナノ結晶合金薄帯が積層されているシート状磁性部材であり、前記ナノ結晶合金薄帯の間には粘着層を備え、前記ナノ結晶合金薄帯はクラックが形成されて、小片に分割されている、シート状磁性部材において、前記ナノ結晶合金薄帯の鋳造方向をY方向、鋳造方向に直交する方向をX方向とし、前記小片のY方向の長さの最大値を長さL、X方向の長さの最大値を長さWとし、長さW>長さL、かつ長さWが0.2mm以上の小片を小片PWとし、長さW≦長さL、かつ長さLが0.2mm以上の小片を小片PLとし、前記小片PWの個数PWNと前記小片PLの個数PLNとの関係がPWN/(PWN+PLN)≧60%である。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ナノ結晶合金薄帯が積層されているシート状磁性部材であり、
前記ナノ結晶合金薄帯の間には粘着層を備え、
前記ナノ結晶合金薄帯はクラックが形成されて、小片に分割されている、シート状磁性部材において、
前記ナノ結晶合金薄帯の鋳造方向をY方向、鋳造方向に直交する方向をX方向とし、
前記小片のY方向の長さの最大値を長さL、X方向の長さの最大値を長さWとし、
長さW>長さL、かつ長さWが0.2mm以上の小片を小片PWとし、長さW≦長さL、かつ長さLが0.2mm以上の小片を小片PLとし、
前記ナノ結晶合金薄帯の15mm(X方向)×11mm(Y方向)を観察したとき、
前記小片PWの個数PWNと前記小片PLの個数PLNとの関係がPWN/(PWN+PLN)≧60%である、シート状磁性部材。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
小片PWのうち長さW/長さL>1.15473を満足する小片の個数PWDと、小片PWの個数PWNと、の比(PWD/PWN)が80%以上である、請求項1に記載のシート状磁性部材。
【請求項3】
長さW>長さL、かつ長さWが1.6mm以上の小片の個数PWMNが10個以上である、請求項1に記載のシート状磁性部材。
【請求項4】
長さW>長さL、かつ長さWが1.6mm以上の小片の個数PWMNと前記小片PWの個数PWNとの関係がPWMN/PWN≧5%である、請求項1に記載のシート状磁性部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、磁心やインダクタや磁気シールド等に用いられるシート状磁性部材に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、給電側と受電側の両方に伝送コイルを設け、電磁誘導を利用した電力伝送によって充電する非接触充電が注目されている。非接触充電において、給電装置の一次伝送コイルに発生した磁束は給電装置と受電装置の筐体を介して受電装置の二次伝送コイルに起電力を発生させることで給電が行われる。
【0003】
非接触充電は、例えば、タブレット型情報端末や、ミュージックプレイヤーや、スマートフォンや、携帯電話等の電子機器に対して普及し始めている。また、非接触充電は、上述以外の電子機器や、電気自動車や、ドローンに適用可能な技術である。また、フォークリフト、AGV(Automated Guided Vehicle)等の運搬車、鉄道、路面電車等にも適用可能な技術である。
【0004】
非接触充電において、上述の伝送コイル(給電側及び受電側)に磁性シートを組み合わせることがある。この磁性シートは、主に、非接触充電の伝送効率を向上させるため、及び非接触充電回路から他の回路への磁束の漏洩を防ぐ(磁気シールド)ために用いられる。上述の磁性シートを製造する方法として、種々の方法が提案されている(例えば、特許文献1から3参照。)。特許文献1から3には、Q値の向上または渦電流損の低減を目的とした、磁性シートに含まれる薄板状磁性体や、非晶質合金またはナノ結晶合金のリボン等(以下「合金薄帯」とも表記する。)を複数に分割する工程を含む製造方法が開示されている。
【0005】
特許文献1には、シート基材上に設けられた接着層に合金薄帯を接着して磁性シートを形成する工程と、合金薄帯をシート基材に接着された状態を維持しつつ、外力により合金薄帯を複数に分割する工程を有する製造方法が開示されている。
【0006】
特許文献2には、合金薄帯を熱処理した後、フレーク処理して合金薄帯を多数の細片に分離したり、合金薄帯にクラックを形成したりする磁性シートの製造方法が開示されている。磁性シートには複数の合金薄帯が積層され、複数の合金薄帯の間には接着層または両面テープが配置された構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2008-112830号公報
特表2015-505166号公報
国際公開第2020-235642号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
磁性シートに用いる磁性材料の一つとして、ナノ結晶合金薄帯が用いられている。そして、ナノ結晶合金薄帯にクラックを形成し、ナノ結晶合金薄帯を小片に加工することがある。このとき、ナノ結晶合金薄帯にクラッキングロールを押し付けて、ナノ結晶合金薄帯にクラックを形成することは先行技術文献に記載されている。ナノ結晶合金薄帯は、アモルファス合金薄帯に比べると、脆い性質を有し、クラックを形成させやすい。
【0009】
ナノ結晶合金薄帯は、クラックを形成させやすい一方で、形成されたクラックの形態がばらつきやすく、均一な形態のクラックを形成することは困難であった。また、磁性シートとして用いる場合、用途に応じて、最適な小片の大きさは異なる場合がある。
そのため、クラックの形成に関し、種々検討されているが、最適な形態のクラックやその製造方法は、定まっていなかった。
【0010】
本開示は、シート状磁性部材における所望の磁気特性を得るために最適な形態のクラックを提供し、そのクラックが形成されたナノ結晶合金薄帯を積層したシート状磁性部材を提供することができる。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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