TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025071606
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-08
出願番号
2023181915
出願日
2023-10-23
発明の名称
液供給装置、液供給方法および記憶媒体
出願人
東京エレクトロン株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
H01L
21/304 20060101AFI20250428BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】循環ライン内の処理液が汚染されることを低減することができる技術を提供する。
【解決手段】本開示による液供給装置は、タンクと循環ラインとポンプと供給ラインとを備える。循環ラインはタンクから送液された処理液をタンクへ戻す。循環ラインはポンプが設けられた主ラインと、主ラインから分岐した第1分岐ラインおよび第2分岐ラインとを備える。第1分岐ラインは、第1加熱機構と第1フィルタと第1排液ラインとを備え、第1加熱機構と第1フィルタとの間から分岐して、タンクから送液された処理液をタンクへ戻す第1分岐循環ラインと、第1排液ラインと第1分岐ラインとの間で処理液の流出先を切り替える第1バルブとを備える。第2分岐ラインは、第2加熱機構と第2フィルタと第2排液ラインとを備え、第2加熱機構と第2フィルタとの間から分岐して、タンクから送液された処理液をタンクへ戻す第2分岐循環ラインと、第2排液ラインと第2分岐ラインとの間で処理液の流出先を切り替える第2バルブとを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
処理液を貯留するタンクと、
前記タンクから送液された前記処理液を前記タンクへと戻す循環ラインと
前記循環ラインに設けられたポンプと、
前記循環ラインに接続され、基板に液処理を行う液処理部に前記処理液を供給する供給ラインと
を備え、
前記循環ラインは、前記ポンプが設けられた主ラインと、前記主ラインから分岐した第1分岐ラインおよび第2分岐ラインとを備え、
前記供給ラインは、前記第1分岐ラインに接続する第1供給ラインと、前記第2分岐ラインに接続する第2供給ラインとを備え、
前記第1分岐ラインは、上流から順に、第1加熱機構と、第1フィルタと、前記第1分岐ラインに流れる前記処理液を排液する第1排液ラインとを備えるとともに、前記第1加熱機構と前記第1フィルタとの間から分岐して、前記タンクから送液された前記処理液を前記タンクへ戻す第1分岐循環ラインと、前記第1排液ラインと前記第1分岐ラインとの間で前記処理液の流出先を切り替える第1バルブとを備え、
前記第2分岐ラインは、上流から順に、第2加熱機構と、第2フィルタと、前記第2分岐ラインに流れる前記処理液を排液する第2排液ラインとを備えるとともに、前記第2加熱機構と前記第2フィルタとの間から分岐して、前記タンクから送液された前記処理液を前記タンクへ戻す第2分岐循環ラインと、前記第2排液ラインと前記第2分岐ラインとの間で前記処理液の流出先を切り替える第2バルブとを備える、液供給装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
さらに制御部を備え、
前記制御部は、前記ポンプと前記第1加熱機構と前記第2加熱機構とを制御して、前記処理液を前記第1分岐循環ラインおよび前記第2分岐循環ラインで循環させながら加熱する、請求項1に記載の液供給装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記ポンプと前記第1バルブと前記第2バルブとを制御して、前記第1分岐循環ラインおよび前記第2分岐循環ラインを循環する前記処理液を前記第1フィルタおよび前記第2フィルタに送液するとともに、前記第1フィルタおよび前記第2フィルタを通過した前記処理液を前記第1排液ラインおよび前記第2排液ラインに流して排液する、請求項2に記載の液供給装置。
【請求項4】
前記第1加熱機構と前記第1分岐循環ラインとの間に配置された第1流量計と、
前記第2加熱機構と前記第2分岐循環ラインとの間に配置された第2流量計と、
前記第1分岐ラインにおける前記処理液の流出先を前記第1分岐循環ラインと前記第1フィルタとの間で切り替える第3バルブと、
前記第2分岐ラインにおける前記処理液の流出先を前記第2分岐循環ラインと前記第2フィルタとの間で切り替える第4バルブと
を備え、
前記制御部は、前記第1流量計が計測した測定値および前記第2流量計が計測した測定値がそれぞれ閾値範囲に収まった後、前記第3バルブを制御して、前記第1分岐循環ラインにおける前記処理液の流出先を前記第1分岐循環ラインから前記第1フィルタに切り替えるとともに、前記第4バルブを制御して、前記第2分岐循環ラインにおける前記処理液の流出先を前記第2分岐循環ラインから前記第2フィルタに切り替える、請求項2に記載の液供給装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記処理液の前記第1分岐循環ラインへの送液を開始した後、前記処理液の前記第2分岐循環ラインへの送液を開始する、請求項2に記載の液供給装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記処理液を前記第1排液ラインおよび前記第2排液ラインから排液した後、前記第1バルブおよび前記第2バルブを制御して、前記処理液を前記第1分岐ラインおよび前記第2分岐ラインに送液して前記タンクへ戻す、請求項3に記載の液供給装置。
【請求項7】
請求項1に記載の液供給装置において、
前記処理液を前記第1分岐循環ラインで循環させながら加熱する工程と、
前記処理液を前記第2分岐循環ラインで循環させながら加熱する工程と
を含む、液供給方法。
【請求項8】
前記第1分岐循環ラインを循環する前記処理液を前記第1フィルタに送液するとともに、前記第1フィルタを通過した前記処理液を前記第1排液ラインに流して排液する工程と、
前記第2分岐循環ラインを循環する前記処理液を前記第2フィルタに送液するとともに、前記第2フィルタを通過した前記処理液を前記第2排液ラインに流して排液する工程と を含む、請求項7に記載の液供給方法。
【請求項9】
コンピュータ上で動作し、液供給装置を制御するプログラムが記憶されたコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、
前記プログラムは、実行時に、請求項7または8に記載の液供給方法が行われるように、コンピュータに前記液供給装置を制御させる、記憶媒体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、液供給装置、液供給方法および記憶媒体に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、半導体ウェハ(以下、ウェハとも呼称する。)などの基板用の処理液を循環ラインで循環させるとともに、かかる循環ラインから分岐する分岐ラインを介して液処理部に処理液を供給する液処理装置が知られている。かかる液処理装置の循環ラインには、処理液から異物を除去するフィルタモジュール(以下、フィルタとも呼称する。)と、循環ラインを流れる処理液を温調する温調部とが設けられている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-9956号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、循環ライン内の処理液が汚染されることを低減することができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様による液供給装置は、タンクと、循環ラインと、ポンプと、供給ラインとを備える。タンクは、処理液を貯留する。循環ラインは、タンクから送液された処理液をタンクへ戻す。ポンプは、循環ラインに設けられる。供給ラインは、循環ラインに接続され、基板に液処理を行う液処理部に処理液を供給する。循環ラインは、ポンプが設けられた主ラインと、主ラインから分岐した第1分岐ラインおよび第2分岐ラインとを備える。供給ラインは、第1分岐ラインに接続する第1供給ラインと、第2分岐ラインに接続する第2供給ラインとを備える。第1分岐ラインは、上流から順に、第1加熱機構と、第1フィルタと、第1分岐ラインに流れる処理液を排液する第1排液ラインとを備えるとともに、第1加熱機構と第1フィルタとの間から分岐して、タンクから送液された処理液をタンクへ戻す第1分岐循環ラインと、第1排液ラインと第1分岐ラインとの間で処理液の流出先を切り替える第1バルブとを備える。第2分岐ラインは、上流から順に、第2加熱機構と、第2フィルタと、第2分岐ラインに流れる処理液を排液する第2排液ラインとを備えるとともに、第2加熱機構と第2フィルタとの間から分岐して、タンクから送液された処理液をタンクへ戻す第2分岐循環ラインと、第2排液ラインと第2分岐ラインとの間で処理液の流出先を切り替える第2バルブとを備える。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、循環ライン内の処理液が汚染されることを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1実施形態に係る基板処理システムの概略構成を示す図である。
図2は、第1実施形態に係る処理ユニットの構成を示す模式図である。
図3は、実施形態に係る処理液供給源の概略構成を示す図である。
図4は、ポンプ、第1バルブ~第4バルブ、第1加熱機構および第2加熱機構の状態の推移の一例を示す図である。
図5は、第1実施形態に係る処理液供給源の動作の一例を示す模式図である。
図6は、第1実施形態に係る処理液供給源の動作の一例を示す模式図である。
図7は、第1実施形態に係る処理液供給源の動作の一例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本開示による液供給装置、液供給方法および記憶媒体を実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0009】
また、以下に示す実施形態では、「一定」、「直交」、「垂直」あるいは「平行」といった表現が用いられる場合があるが、これらの表現は、厳密に「一定」、「直交」、「垂直」あるいは「平行」であることを要しない。すなわち、上記した各表現は、例えば製造精度、設置精度などのずれを許容するものとする。
【0010】
また、以下参照する各図面では、説明を分かりやすくするために、互いに直交するX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする直交座標系を示す場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
超音波接合
23日前
甲神電機株式会社
変流器
今日
株式会社FLOSFIA
半導体装置
29日前
オムロン株式会社
電磁継電器
8日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
7日前
オムロン株式会社
電磁継電器
8日前
シチズン電子株式会社
発光装置
22日前
キヤノン株式会社
無線通信装置
24日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
7日前
株式会社村田製作所
電池
29日前
株式会社村田製作所
電池
29日前
株式会社村田製作所
電池
29日前
株式会社村田製作所
電池
1か月前
日星電気株式会社
ケーブルの接続構造
29日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
22日前
株式会社プロテリアル
シート状磁性部材
1日前
住友電装株式会社
コネクタ
29日前
住友電装株式会社
コネクタ
1か月前
トヨタバッテリー株式会社
組電池
16日前
株式会社バンダイ
電池収容構造及び玩具
7日前
住友電装株式会社
コネクタ
15日前
ローム株式会社
半導体装置
1か月前
TDK株式会社
コイル部品
15日前
株式会社AESCジャパン
二次電池
7日前
富士電機株式会社
半導体モジュール
1か月前
株式会社村田製作所
二次電池
1か月前
株式会社アイシン
電池
22日前
三菱電機株式会社
半導体装置
16日前
オムロン株式会社
スイッチング素子
1か月前
芝浦メカトロニクス株式会社
基板処理装置
1か月前
富士通商株式会社
全固体リチウム電池
9日前
日東電工株式会社
スイッチ装置
1か月前
日東電工株式会社
スイッチ装置
1か月前
TDK株式会社
電子部品
24日前
株式会社村田製作所
半導体装置
7日前
富士通商株式会社
両面負極全固体電池
9日前
続きを見る
他の特許を見る