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公開番号2025072266
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023193272
出願日2023-10-24
発明の名称変流器
出願人甲神電機株式会社
代理人
主分類H01F 38/30 20060101AFI20250430BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】様々なピンピッチが必要となった場合でも、小規模の部品変更でピンピッチ違いに対応する変流器を提供する。
【解決手段】環状磁心に巻線を施したコイル5を、天面が開放しケース底面とケース外壁及びケース内壁を有する樹脂製のケース3に収納し、加熱流動化した成形樹脂1を前記ケース3内に注入し加圧成形した変流器100であって、前記巻線の端部に接続した金属製の端子4を保持する樹脂製の出力部2を備える。出力部2は、ケース3に収納され、コイル5とケース外壁の間に配置され、端子4を挿入する端子挿入穴と、前記コイル5の方向と天面の方向に開放した空間である樹脂流入部を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
環状磁心に巻線を施したコイルを、天面が開放しケース底面とケース外壁及びケース内壁を有する樹脂製のケースに収納し、加熱流動化した成形樹脂を前記ケース内に注入し加圧成形した変流器であって、
前記巻線の端部に接続した金属製の端子を保持する樹脂製の出力部を備え、
前記出力部は、前記ケースに収納され、前記コイルと前記ケース外壁の間に配置され、
前記端子を挿入する端子挿入穴と、前記コイルの方向と前記天面の方向に開放した空間である樹脂流入部を有することを特徴とする変流器。
続きを表示(約 71 文字)【請求項2】
前記端子挿入穴は、前記コイルの方向に開放した空間であるスリットを有することを特徴とする請求項1に記載の変流器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、交流電流または、直流が重畳した交流電流、例えば半波正弦波交流電流を計測するための変流器、及び、漏洩電流を計測するための零相変流器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来の変流器は、環状の磁心からなる閉磁路に2次巻線が巻回されたコイルと、コイルの2次巻線の両端に接続された2本のリード線を有しており、計測対象の電流の流れる1次巻線が閉磁路の中央開口を貫通している。その動作は、1次巻線に1次電流が流れると、電磁誘導によって1次電流の大きさに対応した2次電流が2次巻線に発生する。このとき2次巻線の両端に接続された2本のリード線の出力間に負担抵抗を接続することによって、電圧信号が出力され、その結果、1次巻線に流れる1次電流を電圧信号として計測することが可能になる。(例えば特許文献1の図1参照)
【0003】
また従来の変流器は、変流器をプリント基板に直接半田付け実装できるように、2次巻線の出力として上記のようなリード線を用いるのではなく、L字状に形成された金属端子を用いる場合がある。この場合、金属端子の間隔(以降、ピンピッチと称す)を変更することができるように、金属端子の取付け部にあらかじめ複数の端子取付け構造を持たせている。(例えば特許文献2の図1参照)
【0004】
また、従来の変流器の製造方法としては、金属の上金形と下金型を用意し、コイルを外ケースに組み込んだ状態で下型内に挿入し、上金型と下金型を閉鎖して、加熱流動化した成形樹脂を加圧下で、注入ゲートから金型内に充填することにより、加圧成形し一体に封止成形する方法(以降、低圧射出成形方法と称す)がある。(例えば特許文献1の図7参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-064772号
実開平05-057815号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の変流器は、プリント基板に直接半田付け実装するために2次巻線の出力としてL字状に形成された金属端子を用いる場合は、特許文献1の外ケースのリード線引き出し部の貫通穴にこの金属端子を挿入して固定することになる。この場合金属端子の間隔であるピンピッチが外ケース形状(リード線引き出し部の貫通穴の位置)に依存しているため、後からピンピッチを変更することができず、異なるピンピッチが必要になった場合は外ケースを新たに準備する必要があった。新たに外ケースを準備するには、新たな金型の設計製造等に多大なリソースが必要であるという問題があった。
【0007】
また、特許文献2のように、金属端子の取付け部にあらかじめ複数の端子取付け構造を持たせた場合、変更可能なピンピッチの種類は2~3種類程度に限定され、その変更度合も小さく、任意のピンピッチを得ることは難しいという問題があった。
【0008】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、様々なピンピッチが必要となった場合でも、小規模の部品変更でピンピッチ違いに対応することを可能とする変流器を得ることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明の変流器においては、環状磁心に巻線を施したコイルを、天面が開放しケース底面とケース外壁及びケース内壁を有する樹脂製のケースに収納し、加熱流動化した成形樹脂を前記ケース内に注入し加圧成形し、前記巻線の端部に接続した金属製の端子を保持する樹脂製の出力部を備え、前記出力部は、前記ケースに収納され、前記コイルと前記ケース外壁の間に配置され、前記端子を挿入する端子挿入穴と、前記コイルの方向と前記天面の方向に開放した空間である樹脂流入部を有するものである。
【発明の効果】
【0010】
この発明によれば、ピンピッチが異なる場合でも外ケースの出力端子を保持する小規模の部品を入れ替えることでピンピッチ違いに対応することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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