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公開番号
2025071838
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-09
出願番号
2023182204
出願日
2023-10-24
発明の名称
内燃機関の制御方法および制御装置
出願人
日産自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60W
20/50 20160101AFI20250430BHJP(車両一般)
要約
【課題】アクティブ方式により実行される二次診断を早期に完了できるようにしつつ、暗騒音が少ない低車速時に内燃機関2が駆動され続けることによる違和感を回避する。
【解決手段】車両の運転中に燃焼運転が停止されるハイブリッド車両の内燃機関は、自己診断機能を備える。内燃機関が運転されていることを条件とする二次診断が要求されたときに、車速が診断許可車速VSPH以上となったら(t1)燃料カット禁止フラグをセットして診断完了まで内燃機関の停止を禁止する。車速が診断中止車速VSPLを下回った場合(t2)は、診断を中止するとともに、燃料カット禁止フラグをリセットして内燃機関の停止を許可する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の運転中に要求に応じて燃焼運転が停止されるハイブリッド車両の内燃機関であって、自己診断機能を備えた内燃機関において、
内燃機関が運転されていることを条件とする1つあるいは複数の特定の診断が開始されるときに燃料カット禁止フラグをセットして診断完了まで内燃機関の停止を禁止し、
診断完了前に車速が診断中止車速を下回った場合は、診断を中止するとともに、上記燃料カット禁止フラグをリセットして内燃機関の停止を許可する、
内燃機関の制御方法。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
診断を中止した後、車速が診断許可車速以上となったときに、中止前の段階に続けて診断を再開するとともに、燃料カット禁止フラグをセットする、
請求項1に記載の内燃機関の制御方法。
【請求項3】
診断を中止した後、車速が診断許可車速以上となったときに、新たに初期の段階から診断を開始するとともに、燃料カット禁止フラグをセットする、
請求項1に記載の内燃機関の制御方法。
【請求項4】
診断の種別に応じて、上記診断中止車速が設定されている、
請求項1に記載の内燃機関の制御方法。
【請求項5】
車両の運転中に要求に応じて燃焼運転が停止されるハイブリッド車両の内燃機関の制御装置において、
内燃機関の各部の診断を行う自己診断部と、
内燃機関が運転されていることを条件とする1つあるいは複数の特定の診断が開始されるときに燃料カット禁止フラグをセットして診断完了まで内燃機関の停止を禁止する燃料カット禁止部と、
診断完了前に車速が診断中止車速を下回った場合は、診断を中止するとともに、内燃機関の停止を許可するように上記燃料カット禁止フラグをリセットする燃料カット禁止解除部と、
を備えてなる内燃機関の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、自己診断機能を備えた内燃機関の制御、特に、車両の運転中に要求に応じて燃焼運転が停止されるハイブリッド車両の内燃機関の制御に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
内燃機関の自己診断機能によって実行される多数の診断の中には、内燃機関が運転されていることを条件とする診断が含まれ得る。
【0003】
特許文献1には、プラグインハイブリッド車両において、バッテリ電力を積極的に消費する充電消費モードでの運転中に、車両要求出力などのエンジン運転開始条件に従って内燃機関の運転が開始した場合に、エンジン運転開始条件が不成立となった後も診断を完了させるために内燃機関の運転を継続することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-140698号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のように自己診断機能のために内燃機関の燃焼運転が停止し得ないようにすると、本来は内燃機関の燃焼運転が不要な条件下であるにも拘わらず内燃機関が燃焼運転していることになる。そのため、内燃機関以外の暗騒音が少ない低車速時や車両の停止中などに、乗員に違和感を与えることがある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係る内燃機関の制御方法は、自己診断機能を備えたハイブリッド車両の内燃機関において、
内燃機関が運転されていることを条件とする1つあるいは複数の特定の診断が開始されるときに燃料カット禁止フラグをセットして診断完了まで内燃機関の停止を禁止し、
診断完了前に車速が診断中止車速を下回った場合は、診断を中止するとともに、上記燃料カット禁止フラグをリセットして内燃機関の停止を許可する。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、車速が診断中止車速以上であれば診断完了まで内燃機関の停止が禁止されるので、診断完了の確率が高くなる。そして、診断中止車速を下回った場合は内燃機関の停止を許可するので、車両の静粛性が向上し、かつ、車両停止中の内燃機関の燃焼運転によって乗員に違和感を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【0008】
シリーズハイブリッド車両の構成説明図。
二次診断が要求されたときの燃焼運転停止等の処理の流れを示すフローチャート。
燃料カット禁止フラグに関するエンジンコントローラ要部の機能ブロック図。
二次診断が要求されたときの動作の一例を示すタイムチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明をシリーズハイブリッド車両における発電用の内燃機関に適用した一実施例を説明する。図1は、シリーズハイブリッド車両の構成を概略的に示している。シリーズハイブリッド車両は、主に発電機として動作する発電用モータジェネレータ1と、この発電用モータジェネレータ1を電力要求に応じて駆動する発電用内燃機関として用いられる内燃機関2と、主にモータとして動作して駆動輪3を駆動する走行用モータジェネレータ4と、発電した電力を一時的に蓄えるバッテリ5と、を備えて構成されている。内燃機関2が発電用モータジェネレータ1を駆動することによって得られた電力は、図示しないインバータ装置を介してバッテリ5に蓄えられる。走行用モータジェネレータ4は、バッテリ5の電力を用いて駆動制御される。走行用モータジェネレータ4の回生時の電力は、やはり図示しないインバータ装置を介してバッテリ5に蓄えられる。なお、図示例ではモータジェネレータ1と内燃機関2とがギア列を介して連動しているが、互いに直結された構成であってもよい。
【0010】
モータジェネレータ1,4の動作やバッテリ5の充放電および内燃機関2の運転は、コントローラ6によって制御される。コントローラ6は、モータジェネレータ1,4を制御するモータコントローラ7や内燃機関2を制御するエンジンコントローラ8、バッテリ5を管理するバッテリコントローラ9など、互いに通信可能なように接続された複数のコントローラによって構成されている。コントローラ6には、図示しないアクセルペダルの開度や車速等の情報が入力される。またバッテリコントローラ9は、バッテリ5の電圧・電流に基づいてバッテリ5のSOCを求める。SOCが所定の下限レベルまで低下したときには、エンジンコントローラ8を介して内燃機関2が始動され、発電が行われる。また、車両の要求駆動力が大きいときには、同様に内燃機関2によって発電が行われ、走行用モータジェネレータ4に電力が供給される。このようなシリーズハイブリッド車両の運転モードとしては、内燃機関2の燃焼運転を伴わずにバッテリ5の電力でもって走行するEVモードと、内燃機関2の燃焼運転による発電を行いながら走行を行うHEVモードと、がある。
(【0011】以降は省略されています)
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