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公開番号2025071965
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023182418
出願日2023-10-24
発明の名称ナット圧入部、及び電気接続箱
出願人古河電気工業株式会社,古河AS株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類F16B 37/04 20060101AFI20250430BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】螺合姿勢のナットを確実に圧入できるナット圧入部、及び電気接続箱を提供することを目的とする。
【解決手段】ナット40が圧入されるナット圧入部50であって、下方向Hdに対向する底面部51と、下方向Hdと略平行な内周壁面52とで形成する内部空間Sが設けられ、内部空間Sは、上方向Huに配置され、下方向Hdにボルト30が螺合可能な螺合姿勢のナット40が配置される配置空間S1と、配置空間S1に対して、下方向Hdの先端側となる底面部51の側に配置される底面側空間S2とを有し、底面側空間S2に、配置空間S1に圧入された螺合姿勢のナット40が底面側空間S2に侵入することを規制する接触部53と、下方向Hdにボルト30が螺合できない非螺合姿勢のナット40Xが底面側空間S2に侵入することを規制する挿入規制部54とが設けられた。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
ナットが圧入されるナット圧入部であって、
前記ナットが前記ナット圧入部へ圧入される方向を圧入方向とし
前記ナット圧入部は、
前記圧入方向に対向する底面と、前記圧入方向と略平行な内周壁面とで形成する内部空間が設けられ、
前記内部空間は、
開口側に配置され、前記圧入方向からボルトが螺合可能な螺合姿勢の前記ナットが配置される配置空間と、
該配置空間に対して、前記圧入方向の先端側となる前記底面の側に配置される底面側空間とを有し、
前記底面側空間に、
前記配置空間に圧入された前記螺合姿勢の前記ナットが前記底面側空間に侵入することを規制する第一規制部と、
前記圧入方向から前記ボルトが螺合できない非螺合姿勢の前記ナットが前記底面側空間に侵入することを規制する第二規制部とが設けられた
ナット圧入部。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記内部空間を形成する前記内周壁面は、前記圧入方向から視て前記ナットの外形に沿う多角形状に形成され、
前記第一規制部及び前記第二規制部の少なくとも一方は、前記内周壁面から前記内部空間に向かって突出するように形成された
請求項1に記載のナット圧入部。
【請求項3】
複数の前記第一規制部は、前記圧入方向から視て多角形状に形成された前記内周壁面の複数の角部のうち、少なくとも一つの前記角部あるいは前記角部の近傍に設けられた
請求項2に記載のナット圧入部。
【請求項4】
前記第二規制部は、
前記圧入方向から視て多角形状に形成された前記内周壁面の対向する壁面の少なくとも一方から他方に向かって突出する
請求項2に記載のナット圧入部。
【請求項5】
前記内周壁面における前記配置空間の部分に、
前記内周壁面から突出し、かつ前記圧入方向に沿って細長く形成され、圧入された前記ナットの周面に接触する圧入リブが設けられ、
前記圧入リブは、多角形状に形成された前記内周壁面の各壁面において、前記圧入方向に交差する交差方向に所定の間隔を隔てて配置され、
前記第二規制部は、前記交差方向に所定の間隔を隔てて配置された前記圧入リブの間に配置された
請求項2に記載のナット圧入部。
【請求項6】
前記第一規制部が、前記第二規制部としても機能し、前記第一規制部のみが設けられた
請求項1に記載のナット圧入部。
【請求項7】
請求項1乃至請求項6のうちいずれかに記載のナット圧入部がベース体に設けられた
電気接続箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば、ナットを圧入するナット圧入部及び、ベース体にナット圧入部が設けられた電気接続箱に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
合成樹脂製の電気接続箱のベース体等に設けられたナット圧入部に金属製のナットを圧入して固定することがあり、例えば特許文献1にも記載されている。
特許文献1は、合成樹脂製の電気接続箱本体を構成するベース体に、接続用ナットが圧入されるナット圧入部が形成された構成を開示している。
【0003】
特許文献1は、ナットが配置される底面側に空間が設けられ、ナット圧入部に接続用ナットを圧入したときに生じる圧入リブの削りカスを収容したり、ナットに螺合するボルトの先端が干渉したりしないように構成されている。
【0004】
しかしながら、ナット圧入部にナットを圧入して収容する際に、ナットが、ボルトが螺合できない非螺合姿勢になってしまうと、ナットの一部が底面側の空間に侵入して、非螺合姿勢で収容されてしまうという不具合が生じるおそれがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6407254号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
この発明は、螺合姿勢のナットを確実に圧入できるナット圧入部、及び電気接続箱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は、ナットが圧入されるナット圧入部であって、当該ナット圧入部は、前記圧入方向に対向する底面と、前記圧入方向と略平行な内周壁面とで形成する内部空間が設けられ、前記内部空間は、開口側に配置され、前記圧入方向からボルトが螺合可能な螺合姿勢の前記ナットが配置される配置空間と、該配置空間に対して、前記圧入方向の先端側となる前記底面の側に配置される底面側空間とを有し、前記底面側空間に、前記配置空間に圧入された前記螺合姿勢の前記ナットが前記底面側空間に侵入することを規制する第一規制部と、前記圧入方向からボルトが螺合できない非螺合姿勢の前記ナットが前記底面側空間に侵入することを規制する第二規制部とが設けられたことを特徴とする。
【0008】
またこの発明は、上述の前記ナット圧入部がベース体に設けられた電気接続箱であることを特徴とする。
前記第一規制部及び前記第二規制部は、別体であってもよいし、一体で構成され、両方の機能を有するように構成されてもよい。また、前記第一規制部及び前記第二規制部は、前記内周壁面から突出するように、つまり前記内周壁面と一体的に設けられてもよいし、前記内周壁面から間隔を隔てて設けてもよい。
【0009】
上記螺合姿勢は、前記圧入方向からボルトが螺合できる姿勢であり、前記ナットの螺合孔が前記圧入方向に沿って貫通する姿勢をいう。
上記非螺合姿勢は、前記圧入方向からボルトが螺合できない姿勢であり、前記ナットの螺合孔が前記圧入方向に対して直交など交差する向きに沿って貫通する姿勢をいう。
【0010】
この発明により、ナット圧入部に螺合姿勢のナットを確実に圧入することができる。
詳述すると、ナットが圧入されるナット圧入部は、圧入方向に対向する底面と、圧入方向と略平行な内周壁面とで形成する内部空間が設けられ、内部空間は、開口側に配置され、圧入方向からボルトが螺合可能な螺合姿勢のナットが配置される配置空間と、配置空間に対して、圧入方向の先端側となる底面の側に配置される底面側空間とを有している。また、底面側空間に、配置空間に圧入された螺合姿勢のナットが底面側空間に侵入することを規制する第一規制部を備えている。そのため、螺合姿勢のナットは、第一規制部で底面側空間への侵入を規制された状態で配置空間に圧入して配置することができる。
また、底面側空間に第二規制部を設けている。これにより、非螺合姿勢のナットが底面側空間に侵入することを規制できるため、非螺合姿勢のナットの一部が底面側空間に侵入することなく、螺合姿勢のナットを配置空間に対して確実に圧入して配置することができる。
さらに、第二規制部を設けたことにより、非螺合姿勢のナットが侵入しても、ナットの一部は配置空間に収まらないため、非螺合姿勢であることを容易に確認できる。
(【0011】以降は省略されています)

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