TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025073208
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023183778
出願日2023-10-26
発明の名称密封装置
出願人NOK株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F16J 15/3232 20160101AFI20250502BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】泥水等により部品に錆が発生してしまうことを抑制することが可能な構造の密封装置を提供する。
【解決手段】密封装置100は、第1部材の内周面と第2部材の外面との間隙に配置されて間隙を密封する密封装置100であって、環状の本体部10と、ラビリンスリップ40と、1つ又は複数のサイドリップ50とを備え、当該密封装置100の外面の一部分に形成されている撥水部20を有し、最も径方向外側に位置するサイドリップ50を第1サイドリップ51と称すると、撥水部20は、少なくとも第1サイドリップ51における径方向外側の面に形成されており、当該密封装置100における第1サイドリップ51よりも内側には非形成である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1部材の内周面と、第2部材の外面と、の間隙に配置されて前記間隙を密封する密封装置であって、
環状の本体部と、
前記本体部の外周部から軸方向における第1方向に延出しているラビリンスリップと、
前記ラビリンスリップよりも径方向内側に配置されているとともに、前記本体部から前記第1方向に延出しており、前記第2部材の前記外面に当接する1つ又は複数のサイドリップと、
を備え、
当該密封装置の外面の一部分に形成されている撥水部を有し、
前記1つ又は複数のサイドリップのうち、最も径方向外側に位置するサイドリップを第1サイドリップと称すると、
前記撥水部は、少なくとも前記第1サイドリップにおける径方向外側の面に形成されており、当該密封装置における前記第1サイドリップよりも内側には非形成である密封装置。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記本体部から径方向内側に延出しており前記第2部材の前記外面に当接するグリースリップを更に備え、
当該密封装置における前記第1サイドリップよりも内側の部位の少なくとも一部分は、外面にグリースが塗布されているグリース塗布領域となっている請求項1に記載の密封装置。
【請求項3】
当該密封装置は、前記第1サイドリップよりも径方向内側に位置する第2サイドリップを有する請求項1又は2に記載の密封装置。
【請求項4】
当該密封装置が軸周りに300rpm以上700rpm以下で回転するときに泥水が浸入する領域に前記撥水部が形成されている請求項1又は2に記載の密封装置。
【請求項5】
当該密封装置を被水させた後で300rpm以上700rpm以下の回転速度で60秒以上回転させた後において、前記撥水部が形成されている領域について、100cm

当りの水の残留量が0.1ml以下である請求項4に記載の密封装置。
【請求項6】
当該密封装置における前記第1サイドリップよりも径方向外側の部分の内周面には、軸方向に延在する突条又は溝が形成されており、
前記突条又は溝の表面にも前記撥水部が形成されている請求項1又は2に記載の密封装置。
【請求項7】
軸方向に対して傾斜する方向に延在する複数の前記突条又は溝が形成されており、
傾斜方向が互いに反対方向の前記突条又は溝が、周方向において交互に配置されている請求項6に記載の密封装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、密封装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
泥水等が車両のベアリング等の内部に浸入することを抑制する密封装置としては、例えば、特許文献1に記載のものがある。
特許文献1に記載の密封装置は、軸方向に延出しているラビリンスリップ(同文献のダストリップ)と、ラビリンスリップよりも径方向内側に配置されているとともにそれぞれ軸方向に延出している第1サイドリップ及び第2サイドリップと、径方向内側に延出しているグリースリップと、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-119004号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、本願発明者の検討によれば、特許文献1の密封装置では、泥水等により部品に錆が発生してしまうことを抑制する観点で、改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、泥水等により部品に錆が発生してしまうことを抑制することが可能な構造の密封装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、第1部材の内周面と、第2部材の外面と、の間隙に配置されて前記間隙を密封する密封装置であって、
環状の本体部と、
前記本体部の外周部から軸方向における第1方向に延出しているラビリンスリップと、
前記ラビリンスリップよりも径方向内側に配置されているとともに、前記本体部から前記第1方向に延出しており、前記第2部材の前記外面に当接する1つ又は複数のサイドリップと、
を備え、
当該密封装置の外面の一部分に形成されている撥水部を有し、
前記1つ又は複数のサイドリップのうち、最も径方向外側に位置するサイドリップを第1サイドリップと称すると、
前記撥水部は、少なくとも前記第1サイドリップにおける径方向外側の面に形成されており、当該密封装置における前記第1サイドリップよりも内側には非形成である密封装置が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、泥水等により部品に錆が発生してしまうことを抑制することが可能な構造の密封装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る密封装置の中心軸に沿った断面図である。
図1の部分拡大図である。
第1実施形態における突条の配置の例を説明するための模式図である。
第1実施形態に係る密封装置の取付構造の例を示す断面図である。
第2実施形態に係る密封装置の断面図である。
突条の配置の他の例を説明するための模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
【0010】
〔第1実施形態〕
先ず、図1から図4を用いて第1実施形態を説明する。
本実施形態に係る密封装置100は、第1部材210の内周面210aと、第2部材220の外面220aと、の間隙250に配置されて間隙250を密封する密封装置100である。
密封装置100は、環状の本体部10と、本体部10の外周部から軸方向における第1方向AX1に延出しているラビリンスリップ40と、ラビリンスリップ40よりも径方向内側に配置されているとともに本体部10から第1方向AX1に延出しており第2部材220の外面220aに当接する1つ又は複数のサイドリップ50と、を備える。
密封装置100は、当該密封装置100の外面の一部分に形成されている撥水部20を有する。
ここで、上記1つ又は複数のサイドリップ50のうち、最も径方向外側に位置するサイドリップ50を第1サイドリップ51と称する。
撥水部20は、少なくとも第1サイドリップ51における径方向外側の面(外側面51a)に形成されており、密封装置100における第1サイドリップ51よりも内側には非形成である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

NOK株式会社
密封装置
2日前
NOK株式会社
圧力調整弁
1か月前
NOK株式会社
緩衝シート
1か月前
NOK株式会社
トーショナルダンパ
23日前
NOK株式会社
安全柵および安全柵集合体
22日前
個人
流路体
3か月前
個人
ホース保持具
29日前
個人
クラッチ装置
3か月前
個人
トーションバー
1か月前
個人
ボルトナットセット
1か月前
個人
回転式配管用支持具
2か月前
個人
固着具と成形品部材
3か月前
株式会社不二工機
電磁弁
今日
株式会社アイシン
駆動装置
3か月前
株式会社オンダ製作所
継手
3か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
2か月前
個人
ベルトテンショナ
2か月前
株式会社ミクニ
弁装置
3か月前
株式会社ミクニ
弁装置
3か月前
株式会社三協丸筒
枠体
1か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
7日前
個人
固着具と固着具の固定方法
3か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
7日前
株式会社ノーリツ
分配弁
7日前
日東電工株式会社
断熱材
29日前
カヤバ株式会社
緩衝装置
3か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
1か月前
株式会社ナジコ
自在継手
3か月前
株式会社不二工機
逆止弁
3か月前
株式会社不二工機
電動弁
3か月前
協和工業株式会社
空気弁
3か月前
日東精工株式会社
樹脂被覆ねじ
2か月前
株式会社不二工機
電動弁
1か月前
個人
角型菅の連結構造及び工法
2か月前
株式会社能重製作所
固定具
3か月前
日東精工株式会社
座金組込みねじ
2か月前
続きを見る