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公開番号
2025073720
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023184734
出願日
2023-10-27
発明の名称
シートカバー固定構造
出願人
トヨタ紡織株式会社
代理人
弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類
B60N
2/58 20060101AFI20250502BHJP(車両一般)
要約
【課題】シートカバーのカバー端末をシートパッドに対してパッド形状の自由度を確保しつつ固定することが可能なシートカバー固定構造を提供すること。
【解決手段】シートカバーのカバー端末12Aをシートパッド11のパッド裏面に固定するためのシートカバー固定構造1は、カバー端末12Aのパッド裏面に沿って引き込まれる引込み部を成す面状のカバー側面材2と、シートパッド11のパッド裏面に沿って一体成形される裏面材11Aに対して一部に捲り上げ可能な自由端部3Cを形成するように縫合される縫合部3B、及び、自由端部3Cに設けられてカバー側面材2を引き込みによる張力に抗して固定可能な通し孔3A(固定部)を備える面状のパッド側面材3と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
シートカバーのカバー端末をシートパッドのパッド裏面に固定するためのシートカバー固定構造であって、
前記カバー端末の前記パッド裏面に沿って引き込まれる引込み部を成す面状のカバー側面材と、
前記シートパッドの前記パッド裏面に沿って一体成形される裏面材に対して一部に捲り上げ可能な自由端部を形成するように縫合される縫合部、及び前記自由端部に設けられて前記カバー側面材を引き込みによる張力に抗して固定可能な固定部を備える面状のパッド側面材と、を有するシートカバー固定構造。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のシートカバー固定構造であって、
前記固定部が、前記パッド側面材に面直方向に貫通するように形成される通し孔とされ、
前記カバー側面材の前記通し孔に固定される被固定部が、前記通し孔への引掛けにより前記張力に抗して前記通し孔に固定される掛部とされるシートカバー固定構造。
【請求項3】
請求項2に記載のシートカバー固定構造であって、
前記通し孔が、前記掛部の固定状態において前記張力の作用方向に細長く延びるスリット状とされ、
前記掛部が、前記通し孔への固定状態において前記張力の作用方向と直交する方向に細長く延びる棒状とされると共に、前記通し孔の孔長よりも短い横断面の最大径と前記孔長よりも長い棒長さとを有するシートカバー固定構造。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれかに記載のシートカバー固定構造であって、
前記パッド側面材の前記縫合部が、前記裏面材に対して前記張力の作用方向と直交する方向に縫い線が延びるように縫合されるシートカバー固定構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートカバー固定構造に関する。詳しくは、シートカバーのカバー端末をシートパッドのパッド裏面に固定するためのシートカバー固定構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、シートカバーのカバー端末をシートパッドの裏側に引き込んで固定する構造が開示されている。具体的には、シートカバーは、その端末に縫合された雌面ファスナをシートパッドのパッド裏面に一体成形された雄面ファスナに押し付けて結合することで、シートパッドのパッド裏面に固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-41011号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来技術では、シートパッドのパッド裏面に面ファスナを設定するための平面を確保しなければならず、形状の自由度が損なわれやすい。そこで、本発明は、シートカバーのカバー端末をシートパッドに対してパッド形状の自由度を確保しつつ固定することが可能なシートカバー固定構造を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する手段として、本発明のシートカバー固定構造は、次の手段をとる。
【0006】
すなわち、本発明の第1の発明は、シートカバーのカバー端末をシートパッドのパッド裏面に固定するためのシートカバー固定構造であって、前記カバー端末の前記パッド裏面に沿って引き込まれる引込み部を成す面状のカバー側面材と、前記シートパッドの前記パッド裏面に沿って一体成形される裏面材に対して一部に捲り上げ可能な自由端部を形成するように縫合される縫合部、及び前記自由端部に設けられて前記カバー側面材を引き込みによる張力に抗して固定可能な固定部を備える面状のパッド側面材と、を有するシートカバー固定構造である。
【0007】
第1の発明によれば、シートパッドの裏面材にカバー端末を固定可能なパッド側面材を一部に捲り上げ可能な自由端部を形成するように縫合することで、パッド側面材の裏面材に対する取付スペースを低減することができる。その結果、シートパッドのパッド形状の自由度を適切に確保しつつ、シートカバーのカバー端末をシートパッドのパッド裏面に適切に固定することができる。
【0008】
本発明の第2の発明は、上記第1の発明において、前記固定部が、前記パッド側面材に面直方向に貫通するように形成される通し孔とされ、前記カバー側面材の前記通し孔に固定される被固定部が、前記通し孔への引掛けにより前記張力に抗して前記通し孔に固定される掛部とされるシートカバー固定構造である。
【0009】
第2の発明によれば、パッド側面材に設ける固定部を通し孔とすることにより、シートパッドとの一体成形により通し孔に発泡樹脂原料が回り込んでも、成形後に通し孔を塞ぐ部分を簡便に取り除いて通し孔を適切に機能させることができる。すなわち、面ファスナのように発泡樹脂原料が回り込むことで機能が損なわれやすい構成と違って、固定部を一体成形による不具合の生じにくい構成とすることができる。
【0010】
本発明の第3の発明は、上記第2の発明において、前記通し孔が、前記掛部の固定状態において前記張力の作用方向に細長く延びるスリット状とされ、前記掛部が、前記通し孔への固定状態において前記張力の作用方向と直交する方向に細長く延びる棒状とされると共に、前記通し孔の孔長よりも短い横断面の最大径と前記孔長よりも長い棒長さとを有するシートカバー固定構造である。
(【0011】以降は省略されています)
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