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公開番号2025074605
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-14
出願番号2023185537
出願日2023-10-30
発明の名称管継手
出願人株式会社クボタケミックス
代理人個人
主分類F16L 47/02 20060101AFI20250507BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】直管部の耐圧強度が向上された管継手を提供する。
【解決手段】管継手は、第1管部40と、第1管部と同じ外径でかつ第1管部よりも管厚が大きい第2管部42とを含む合成樹脂製の直管部16を備える。第2管部の第1管部側の端部の内周面には、第1管部の内径と同じ径を有する環状の凹部46が形成されており、第1管部と第2管部とがバット融着によって接続されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
合成樹脂製の直管部を備える管継手であって、
前記直管部は、第1管部と、前記第1管部と同じ外径でかつ前記第1管部よりも管厚が大きい第2管部とを含み、
前記第2管部の前記第1管部側の端部の内周面に前記第1管部の内径と同じ径を有する環状の凹部を形成すると共に、前記第1管部と前記第2管部とをバット融着によって接続した、管継手。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記第1管部の外周面および前記第2管部の前記第1管部側の端部の外周面に巻き付けられた長尺帯状の補強繊維を備える、請求項1記載の管継手。
【請求項3】
前記凹部の前記第1管部と反対側の壁部に形成され、前記第1管部から離れるに従って径小となるテーパ部を有する、請求項1または2記載の管継手。
【請求項4】
前記凹部の前記第1管部と反対側の壁部に形成され、前記第1管部から離れるに従って径小となるテーパ部を有し、
前記補強繊維は、前記第2管部の前記第1管部側の端部において、少なくとも前記第2管部の前記凹部および前記テーパ部を形成した部分の外周面を覆うように設けられている、請求項2記載の管継手。
【請求項5】
前記補強繊維は、前記第2管部の前記第1管部側の端部において、前記テーパ部の前記第1管部と反対側の端縁から前記第1管部と反対側に5mm以上50mm以下の部分にまで亘るように設けられている、請求項4記載の管継手。
【請求項6】
前記凹部の軸方向長さは、当該凹部の径の0.03倍以上0.60倍以下の大きさである、請求項1または2記載の管継手。
【請求項7】
前記テーパ部の軸方向に対する傾斜角度は、25度以上45度以下である、請求項3記載の管継手。
【請求項8】
前記凹部の軸方向長さは、前記第2管部の当該凹部を形成した部分の管厚の0.3倍以上4.5倍以下の大きさである、請求項1または2記載の管継手。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、管継手に関し、特にたとえば、バット融着を用いて形成した合成樹脂製の直管部を備える管継手に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来のバット融着を用いて形成した管部材に関する技術の一例が特許文献1に開示される。特許文献1の技術は、第1の樹脂管と第2の樹脂管とが融着により接続された融着管に関する技術であって、第1の樹脂管と第2の樹脂管との接続部の内周面において、内周ビードが形成されており、内周ビードは、第1の樹脂管側の第1の凸部と第2の樹脂管側の第2の凸部とを有している。内周ビードが形成されていない領域での第1の樹脂管の端部における最大内径の、内周ビードが形成されていない領域での第2の樹脂管の端部における最大内径に対する比は、1.02以上1.15以下であり、第1の凸部の最大高さ位置における第1の樹脂管の内径は、第2の凸部の最大高さ位置における第2の樹脂管の内径よりも大きい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-122516号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
EFチーズおよびレデューサ等の管継手では、バット融着を用いて直管部の部分を形成する場合がある。この際、同じSDRの管部材同士を接続して直管部を形成することが基本であるが、特許文献1の技術のように、SDRが異なる(つまり外径が同じでかつ管厚が異なる)管部材同士を接続する場合もある。なお、SDR(Standard Dimension Ratio)とは、管外径を管厚によって除した値のことであり、管外径が変化してもこの比率を一定とすれば耐圧強度は等しくなる。
【0005】
しかしながら、特許文献1の技術では、SDRの異なる管部材同士をそのままバット融着しているだけであり、突き合わせる端面同士の大きさが異なるため、接合強度(延いては直管部の耐圧強度)が小さくなってしまう恐れがある。また、特許文献1の技術では、バット融着によって形成されたビード部が管内面(特に管厚の大きい第2の樹脂管の内面)から大きく突出するので、この部分で大きな圧力損失が発生してしまう。
【0006】
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、管継手を提供することである。
【0007】
この発明の他の目的は、SDRが異なる管部材同士をバット融着して形成した直管部を有する場合でも、圧力損失を低減しつつ、直管部の耐圧強度を向上できる、管継手を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の発明は、合成樹脂製の直管部を備える管継手であって、直管部は、第1管部と、第1管部と同じ外径でかつ第1管部よりも管厚が大きい第2管部とを含み、第2管部の第1管部側の端部の内周面に第1管部の内径と同じ径を有する環状の凹部を形成すると共に、第1管部と第2管部とをバット融着によって接続した、管継手である。
【0009】
第1の発明では、管継手は、合成樹脂製の直管部を備える。この直管部は、第1管部と、第1管部と同じ外径でかつ第1管部よりも管厚が大きい第2管部とを含む。そして、第2管部の第1管部側の端部の内周面には、第1管部の内径と同じ径を有する環状の凹部が形成されており、第1管部と第2管部とがバット融着によって接続されている。すなわち、第1管部と第2管部とは、互いの端面同士の形状および大きさが一致した状態でバット融着されている。
【0010】
第1の発明によれば、第1管部および第2管部の端面同士の形状および大きさが一致した状態でバット融着されているので、最適な接合強度を得ることができる。また、ビード部が第2管部の内周面よりも大きく突出することがないので、第1管部と第2管部との連結部分で発生する圧力損失を低減できる。したがって、管厚の異なる第1管部と第2管部とをバット融着することで直管部が形成されている場合でも、圧力損失を低減しつつ、直管部延いては管継手の耐圧強度を適切に向上できる。
(【0011】以降は省略されています)

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