TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025075251
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023186291
出願日
2023-10-31
発明の名称
増幅装置
出願人
日本電波工業株式会社
代理人
弁理士法人創光国際特許事務所
主分類
H03G
3/30 20060101AFI20250508BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】入力される信号の周波数によらず、増幅装置の信号出力の信号強度を所定の大きさに制御する増幅装置を提供する。
【解決手段】増幅装置200は、入力信号を第1入力信号と第2入力信号とに分割するカプラ210と、第1入力信号の信号強度を減衰させて減衰信号として出力する可変アッテネータ110と、減衰信号を増幅して増幅信号として出力する増幅器120と、増幅信号を、出力信号と増幅信号の信号強度を検出するための被検出信号に分割するカプラ130と、カプラが分割した被検出信号の信号強度を検出する検出回路140と、被検出信号の信号強度に応じて可変アッテネータの減衰量を設定する出力調節回路270と、第2入力信号のうち、それぞれ異なる周波数の成分を通過させるバンドパスフィルタ部230と、バンドパスフィルタを通過した信号成分の強度が所定の範囲内になるように出力調節回路270を制御する制御回路260と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
入力した入力信号を増幅して出力信号として出力する増幅装置であって、
前記入力信号を第1入力信号と第2入力信号とに分割する入力側分割回路と、
前記第1入力信号の信号強度を減衰させて減衰信号として出力する可変アッテネータと、
前記減衰信号を増幅して増幅信号として出力する増幅器と、
前記増幅信号を、前記出力信号と前記増幅信号の信号強度を検出するための被検出信号に分割する出力側分割回路と、
前記出力側分割回路が分割した前記被検出信号の信号強度を検出する検出回路と、
前記検出回路が検出した前記被検出信号の信号強度に応じて前記可変アッテネータの減衰量を設定する出力調節回路と、
前記第2入力信号のうち、それぞれ異なる周波数の信号成分を通過させる複数のバンドパスフィルタと、
前記複数のバンドパスフィルタのうち少なくともいずれかが通過させた信号成分の強度が所定の範囲内になるように前記出力調節回路を制御する制御回路と、
を有する、増幅装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記複数のバンドパスフィルタそれぞれが通過させた複数の信号成分の強度を検出する複数の検波回路と、
前記複数の検波回路が検出した複数の信号成分の強度のうち最大の強度の信号成分に対応する周波数を特定する周波数特定回路と、
をさらに有し、
前記制御回路は、前記周波数特定回路が特定した周波数の信号成分の強度が前記所定の範囲内になるように前記出力調節回路を制御する、
請求項1に記載の増幅装置。
【請求項3】
前記複数のバンドパスフィルタそれぞれが通過させた複数の信号成分のうちいずれかの信号成分の強度を検出する検波回路と、
前記複数の信号成分のうち、どの信号成分を前記検波回路に入力するかを切り替える切替回路と、
前記切替回路を介して入力された信号成分に基づいて、前記複数の信号成分のうち最も強度が大きい信号成分に対応する周波数を特定する周波数特定回路と、
をさらに有し、
前記制御回路は、前記周波数特定回路が特定した周波数の信号成分の強度が前記所定の範囲内になるように前記出力調節回路を制御する、
請求項1に記載の増幅装置。
【請求項4】
入力した入力信号を増幅して出力信号として出力する増幅装置であって、
前記入力信号を第1入力信号と第2入力信号とに分割する入力側分割回路と、
前記第1入力信号の信号強度を減衰させて減衰信号として出力する可変アッテネータと、
前記減衰信号を増幅して増幅信号として出力する増幅器と、
前記増幅信号を、前記出力信号と前記増幅信号の信号強度を検出するための被検出信号に分割する出力側分割回路と、
前記出力側分割回路が分割した前記被検出信号の信号強度を検出する検出回路と、
前記検出回路が検出した前記被検出信号の信号強度に応じて前記可変アッテネータの減衰量を設定する出力調節回路と、
前記第2入力信号のうち、所定の周波数の信号成分を通過させるバンドパスフィルタであって、前記所定の周波数が可変のバンドパスフィルタと、
前記バンドパスフィルタが通過させた周波数の信号成分の強度が所定の範囲内になるように前記出力調節回路を制御する制御回路と、
を有する、増幅装置。
【請求項5】
前記バンドパスフィルタが通過させる周波数が異なる複数の状態で前記バンドパスフィルタが通過させた複数の信号成分の強度を検出する検波回路と、
前記検波回路が検出した複数の信号成分の強度のうち最大の強度の信号成分に対応する周波数を特定する周波数特定回路と、
をさらに有し、
前記制御回路は、前記周波数特定回路が特定した周波数の信号成分の強度が前記所定の範囲内になるように前記出力調節回路を制御する、
請求項4に記載の増幅装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、増幅装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
増幅器の信号出力の信号強度を検出し、検出結果に応じて信号出力を所定の大きさの信号強度に制御するAPC(Automatic Power Control)回路を有する増幅装置が知られている(例えば、特許文献1から3を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-151310号公報
特開1996-330872号公報
特公平06-101656号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような増幅装置は、周波数特性が平坦ではない電子デバイス等が含まれていることがある。この場合、増幅装置に入力される信号の周波数が異なると、APC回路で信号強度を制御しても、増幅装置全体の周波数特性により、出力される信号の強度が所定の大きさからずれてしまうことがあった。
【0005】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、入力される信号の周波数によらず、増幅装置の信号出力の信号強度を所定の大きさに制御できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様の増幅装置は、入力した入力信号を増幅して出力信号として出力する増幅装置であって、前記入力信号を第1入力信号と第2入力信号とに分割する入力側分割回路と、前記第1入力信号の信号強度を減衰させて減衰信号として出力する可変アッテネータと、前記減衰信号を増幅して増幅信号として出力する増幅器と、前記増幅信号を、前記出力信号と前記増幅信号の信号強度を検出するための被検出信号に分割する出力側分割回路と、前記出力側分割回路が分割した前記被検出信号の信号強度を検出する検出回路と、前記検出回路が検出した前記被検出信号の信号強度に応じて前記可変アッテネータの減衰量を設定する出力調節回路と、前記第2入力信号のうち、それぞれ異なる周波数の信号成分を通過させる複数のバンドパスフィルタと、前記複数のバンドパスフィルタのうち少なくともいずれかが通過させた信号成分の強度が所定の範囲内になるように前記出力調節回路を制御する制御回路と、を有する。
【0007】
前記増幅装置は、前記複数のバンドパスフィルタそれぞれが通過させた複数の信号成分の強度を検出する複数の検波回路と、前記複数の検波回路が検出した複数の信号成分の強度のうち最大の強度の信号成分に対応する周波数を特定する周波数特定回路と、をさらに有し、前記制御回路は、前記周波数特定回路が特定した周波数の信号成分の強度が前記所定の範囲内になるように前記出力調節回路を制御してもよい。
【0008】
前記増幅装置は、前記複数のバンドパスフィルタそれぞれが通過させた複数の信号成分のうちいずれかの信号成分の強度を検出する検波回路と、前記複数の信号成分のうち、どの信号成分を前記検波回路に入力するかを切り替える切替回路と、前記切替回路を介して入力された信号成分に基づいて、前記複数の信号成分のうち最も強度が大きい信号成分に対応する周波数を特定する周波数特定回路と、をさらに有し、前記制御回路は、前記周波数特定回路が特定した周波数の信号成分の強度が前記所定の範囲内になるように前記出力調節回路を制御してもよい。
【0009】
本発明の第2の態様の増幅装置は、入力した入力信号を増幅して出力信号として出力する増幅装置であって、前記入力信号を第1入力信号と第2入力信号とに分割する入力側分割回路と、前記第1入力信号の信号強度を減衰させて減衰信号として出力する可変アッテネータと、前記減衰信号を増幅して増幅信号として出力する増幅器と、前記増幅信号を、前記出力信号と前記増幅信号の信号強度を検出するための被検出信号に分割する出力側分割回路と、前記出力側分割回路が分割した前記被検出信号の信号強度を検出する検出回路と、前記検出回路が検出した前記被検出信号の信号強度に応じて前記可変アッテネータの減衰量を設定する出力調節回路と、前記第2入力信号のうち、所定の周波数の信号成分を通過させるバンドパスフィルタであって、前記所定の周波数が可変のバンドパスフィルタと、前記バンドパスフィルタが通過させた周波数の信号成分の強度が所定の範囲内になるように前記出力調節回路を制御する制御回路と、を有する。
【0010】
前記増幅装置は、前記バンドパスフィルタが通過させる周波数が異なる複数の状態で前記バンドパスフィルタが通過させた複数の信号成分の強度を検出する検波回路と、前記検波回路が検出した複数の信号成分の強度のうち最大の強度の信号成分に対応する周波数を特定する周波数特定回路と、をさらに有し、前記制御回路は、前記周波数特定回路が特定した周波数の信号成分の強度が前記所定の範囲内になるように前記出力調節回路を制御してもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
アズビル株式会社
電子回路
1か月前
株式会社大真空
音叉型圧電振動子
1か月前
コーデンシ株式会社
複数アンプ回路
22日前
ミツミ電機株式会社
比較回路
1か月前
矢崎総業株式会社
故障検出装置
16日前
TDK株式会社
電子部品
1か月前
住友理工株式会社
接触検知装置
1か月前
TDK株式会社
電子部品
1か月前
西部電機株式会社
入力回路及び切替方法
1か月前
ミツミ電機株式会社
弾性波フィルタ
2か月前
三菱電機株式会社
半導体素子駆動装置
1か月前
セイコーエプソン株式会社
振動素子
1か月前
オプテックス株式会社
物体検知装置
1か月前
セイコーエプソン株式会社
振動素子
2か月前
オプテックス株式会社
物体検知装置
1か月前
ローム株式会社
発振回路
2か月前
ローム株式会社
リニア電源回路
1か月前
三安ジャパンテクノロジー株式会社
弾性波デバイス
1か月前
カーネルチップ株式会社
低電圧信号レベルシフタ回路
1か月前
株式会社京三製作所
スイッチング増幅器
1か月前
ローム株式会社
半導体装置
1か月前
ローム株式会社
スイッチ回路
3日前
ローム株式会社
スイッチ回路
3日前
富士電機株式会社
駆動回路
1か月前
ローム株式会社
差動入力回路
22日前
ローム株式会社
DA変換装置
1か月前
アズビル株式会社
信号出力装置、及び、その生産方法
1か月前
セイコーエプソン株式会社
振動デバイス
2か月前
ローム株式会社
AD変換装置
1日前
ローム株式会社
D級増幅回路
1か月前
富士電機株式会社
半導体装置
1か月前
ローム株式会社
レベルシフタ
1か月前
ローム株式会社
発振回路
4日前
愛三工業株式会社
電子回路
24日前
富士電機株式会社
制御回路及び半導体モジュール
1か月前
個人
発振器及びその製造方法、電子機器
21日前
続きを見る
他の特許を見る