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公開番号2025075747
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023187129
出願日2023-10-31
発明の名称人力駆動車用のコンポーネント
出願人株式会社シマノ
代理人個人,個人
主分類B62M 11/18 20060101AFI20250508BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】人力駆動力を好適に変速できる人力駆動車用のコンポーネントを提供する。
【解決手段】人力駆動車用のコンポーネントは、人力駆動車用のコンポーネントであって、複数の変速ステージを有する変速機と、人力駆動車の入力回転軸から間隔をあけて配置され、かつ、前記変速機が配置される軸部材と、前記入力回転軸に入力される人力駆動力を、前記変速機に伝達するように構成される増速機と、を備え、前記増速機は、少なくとも1つの第1遊星歯車群を含み、前記少なくとも1つの第1遊星歯車群は、前記軸部材の回転中心軸心まわりに回転可能に配置される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
人力駆動車用のコンポーネントであって、
複数の変速ステージを有する変速機と、
人力駆動車の入力回転軸から間隔をあけて配置され、かつ、前記変速機が配置される軸部材と、
前記入力回転軸に入力される人力駆動力を、前記変速機に伝達するように構成される増速機と、を備え、
前記増速機は、少なくとも１つの第１遊星歯車群を含み、
前記少なくとも１つの第１遊星歯車群は、前記軸部材の回転中心軸心まわりに回転可能に配置される、コンポーネント。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
人力駆動車用のコンポーネントであって、
複数の変速ステージを有する変速機と、
人力駆動車の入力回転軸から間隔をあけて配置され、かつ、前記変速機が配置される軸部材と、
前記入力回転軸に入力される人力駆動力を、前記変速機に伝達するように構成される増速機と、を備え、
前記増速機は、少なくとも１つの第１遊星歯車群を含み、
前記変速機は、少なくとも１つの第２遊星歯車群を含む、コンポーネント。
【請求項３】
前記少なくとも１つの第１遊星歯車群は、前記軸部材の回転中心軸心まわりに回転可能に配置される、請求項２に記載のコンポーネント。
【請求項４】
前記増速機は、前記少なくとも１つの第１遊星歯車群とは異なる増速ユニットをさらに含み、
前記増速ユニットは、前記入力回転軸に入力される人力駆動力を前記少なくとも１つの第１遊星歯車群に伝達するように構成される、請求項１または３に記載のコンポーネント。
【請求項５】
前記増速ユニットは、
前記入力回転軸と同軸に配置される第１増速歯車と、
前記第１増速歯車と噛み合い、かつ、前記軸部材と同軸に配置される第２増速歯車と、を含む、請求項４に記載のコンポーネント。
【請求項６】
前記少なくとも１つの第１遊星歯車群は、増速入力部と増速出力部とを含み、
前記増速入力部と、前記増速出力部とは、反対方向に回転するように構成される、請求項５に記載のコンポーネント。
【請求項７】
前記増速入力部は、前記第２増速歯車と一体に形成される、請求項６に記載のコンポーネント。
【請求項８】
前記増速入力部は、増速リングギアを含み、
前記増速出力部は、増速太陽ギアを含む、請求項６に記載のコンポーネント。
【請求項９】
前記少なくとも１つの第１遊星歯車群は、前記軸部材の軸方向において、前記第２増速歯車と、前記変速機との間に配置される、請求項６に記載のコンポーネント。
【請求項１０】
前記人力駆動車に推進力を付与するように構成されるモータをさらに備え、
前記増速入力部は、前記モータの回転トルクが入力されるように構成される、請求項６に記載のコンポーネント。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、人力駆動車用のコンポーネントに関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、例えば、変速機を含むコンポーネントが開示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１８－１０００６０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本開示の目的の１つは、人力駆動力を好適に伝達できる人力駆動車用のコンポーネントを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本開示の第１側面に従うコンポーネントは、人力駆動車用のコンポーネントであって、複数の変速ステージを有する変速機と、人力駆動車の入力回転軸から間隔をあけて配置され、かつ、前記変速機が配置される軸部材と、前記入力回転軸に入力される人力駆動力を、前記変速機に伝達するように構成される増速機と、を備え、前記増速機は、少なくとも１つの第１遊星歯車群を含み、前記少なくとも１つの第１遊星歯車群は、前記軸部材の回転中心軸心まわりに回転可能に配置される。
第１側面のコンポーネントによれば、入力回転軸に入力された人力駆動力は、少なくとも１つの第１遊星歯車群を含む増速機を介して、軸部材に配置される変速機に伝達される。増速機によって変速機に入力されるトルクを低減できるため、変速機の負荷が低減され、人力駆動力を好適に伝達できる。第１側面のコンポーネントによれば、少なくとも１つの第１遊星歯車群が入力回転軸から間隔をあけて配置される軸部材の回転中心軸心まわりに回転可能に配置されるため、入力回転軸の軸方向の寸法を小さくできる。
【０００６】
本開示の第２側面に従うコンポーネントは、人力駆動車用のコンポーネントであって、複数の変速ステージを有する変速機と、人力駆動車の入力回転軸から間隔をあけて配置され、かつ、前記変速機が配置される軸部材と、前記入力回転軸に入力される人力駆動力を、前記変速機に伝達するように構成される増速機と、を備え、前記増速機は、少なくとも１つの第１遊星歯車群を含み、前記変速機は、少なくとも１つの第２遊星歯車群を含む。
第２側面のコンポーネントによれば、入力回転軸に入力された人力駆動力は、少なくとも１つの第１遊星歯車群を含む増速機を介して、軸部材に配置され、かつ、少なくとも１つの第２遊星歯車群を含む変速機に伝達される。したがって、コンポーネントは、人力駆動力を好適に伝達できる。
【０００７】
本開示の第２側面に従う第３側面のコンポーネントにおいて、前記少なくとも１つの第１遊星歯車群は、前記軸部材の回転中心軸心まわりに回転可能に配置される。
第３側面のコンポーネントによれば、少なくとも１つの第１遊星歯車群を好適に配置できる。
【０００８】
本開示の第１または３側面に従う第４側面のコンポーネントにおいて、前記増速機は、前記少なくとも１つの第１遊星歯車群とは異なる増速ユニットをさらに含み、前記増速ユニットは、前記入力回転軸に入力される人力駆動力を前記少なくとも１つの第１遊星歯車群に伝達するように構成される。
第４側面のコンポーネントによれば、増速ユニットによって変速機に入力されるトルクをさらに低減できるので、変速機の負荷をさらに低減できる。
【０００９】
本開示の第４側面に従う第５側面のコンポーネントにおいて、前記増速ユニットは、前記入力回転軸と同軸に配置される第１増速歯車と、前記第１増速歯車と噛み合い、かつ、前記軸部材と同軸に配置される第２増速歯車と、を含む。
第５側面のコンポーネントによれば、増速ユニットは、第１増速歯車および第２増速歯車を用いる簡易な構成によって、人力駆動力を少なくとも１つの第１遊星歯車群に好適に伝達できる。
【００１０】
本開示の第５側面に従う第６側面のコンポーネントにおいて、前記少なくとも１つの第１遊星歯車群は、増速入力部と増速出力部とを含み、前記増速入力部と、前記増速出力部とは、反対方向に回転するように構成される。
第６側面のコンポーネントによれば、増速機は、増速入力部に入力される回転力を、増速入力部に入力される回転力とは反対方向の回転力として増速出力部から出力できる。
（【００１１】以降は省略されています）

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