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公開番号2025075799
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023187224
出願日2023-10-31
発明の名称ラミネート装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 11/42 20060101AFI20250508BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】貼り合わせ品質の低下を抑制する手段を提供する。
【解決手段】ラミネート装置1は、第1部材101を搬送する第1搬送ローラ41と、第1部材101に画像を記録する記録部30と、画像が記録された第1部材101と、第2部材102とを貼り合わせる貼合ローラ50と、制御部90と、を備えている。制御部90は、記録部30にて画像が記録された第1部材101を貼合ローラ50まで第1搬送ローラ41に搬送させる搬送処理と、貼合ローラ50を駆動させる第1駆動処理と、を実行させる。制御部90は、搬送処理によって第1部材101の先端が貼合ローラ50に到達する前に(S31:Yes)第1駆動処理(S32)を開始させる。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
第1部材を搬送する搬送ローラと、
上記第1部材に画像を記録する記録部と、
画像が記録された上記第1部材と、第2部材とを貼り合わせる貼合ローラと、
制御部と、を備え、
上記制御部は、
上記記録部にて画像が記録された上記第1部材を上記貼合ローラまで上記搬送ローラに搬送させる搬送処理と、
上記貼合ローラを駆動させる第1駆動処理と、を実行させ、
上記搬送処理によって上記第1部材の先端が上記貼合ローラに到達する前に上記第1駆動処理を開始させるラミネート装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
上記制御部は、上記第2部材が上記貼合ローラに把持されており、かつ、上記第1部材が上記貼合ローラに把持されていない場合には、
上記搬送処理において、上記第1部材に画像を記録する記録動作を上記記録部に実行させる処理と、上記第1部材を次の記録位置まで搬送させて停止させる搬送動作を上記搬送ローラに実行させる処理とを交互に実行させ、
上記第1駆動処理において、上記搬送ローラに上記搬送動作を完了させた後に上記貼合ローラを停止させる請求項1に記載のラミネート装置。
【請求項3】
上記制御部は、上記第1部材を搬送させる際に、
上記第1部材の先端を上記搬送ローラと上記貼合ローラとの間の第1位置より搬送方向の上流に停止させる搬送である場合には、上記第1駆動処理を実行させず、
上記第1部材の先端を上記第1位置より上記搬送方向の下流に停止させる搬送である場合には、上記第1駆動処理を実行させる請求項2に記載のラミネート装置。
【請求項4】
ラミネート完成品を排出する排出口をさらに備え、
上記制御部は、上記第1部材を搬送させる際に、
上記第1部材の先端を上記貼合ローラと上記排出口との間の第2位置より上記搬送方向の上流に停止させる搬送である場合には、上記第1駆動処理を実行させ、
上記第1部材の先端を上記第2位置より上記搬送方向の下流に停止させる搬送である場合には、上記第1駆動処理と異なる第2駆動処理を実行させる請求項3に記載のラミネート装置。
【請求項5】
上記制御部は、上記第2駆動処理において、上記搬送動作および上記記録動作を実行させている間に、上記搬送ローラと上記貼合ローラとの間の上記第1部材に張力がかかり続けるように上記貼合ローラを駆動させる請求項4に記載のラミネート装置。
【請求項6】
上記制御部は、上記第2駆動処理において、上記搬送動作および上記記録動作を実行させている間に、上記搬送ローラと上記貼合ローラとの間の上記第1部材に張力がかからないように上記貼合ローラを駆動させる請求項4に記載のラミネート装置。
【請求項7】
上記制御部は、上記第2駆動処理において、上記搬送動作を実行させている間に、上記搬送ローラと上記貼合ローラとの間の上記第1部材に張力がかからず、上記搬送ローラと上記貼合ローラとの間の上記第1部材に張力がかけられた後に、上記記録動作を実行させるように上記貼合ローラを駆動させる請求項4に記載のラミネート装置。
【請求項8】
上記制御部は、上記第2駆動処理において、上記搬送動作および上記記録動作を実行させている間に、上記貼合ローラを駆動させ続ける請求項4に記載のラミネート装置。
【請求項9】
上記制御部は、上記第2駆動処理において、上記搬送ローラによる上記第1部材の搬送距離よりも、上記貼合ローラによる上記第1部材の搬送距離が小さくなるように、上記貼合ローラを駆動させる請求項4に記載のラミネート装置。
【請求項10】
上記制御部は、上記第2駆動処理において、上記搬送ローラによる上記第1部材の搬送距離よりも、上記貼合ローラによる上記第1部材の搬送距離が大きくなるように、上記貼合ローラを駆動させる請求項4に記載のラミネート装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の部材を貼り合わせるラミネート装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、画像が記録された第1部材と第2部材とを貼り合わせるラミネート装置が知られている。例えば、特許文献1に記載されたテープ印字装置は、2個の送りローラからなる搬送ローラ対を備え、印字テープとラミネートフィルムとを搬送ローラ対で貼り合わせる。このテープ印字装置は、印字済みの印字テープの先端が搬送ローラ対に到達したときに、搬送ローラ対の駆動を開始する。印字テープは第1部材に該当し、ラミネートフィルムは第2部材に該当する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-173014号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のテープ印字装置では、印字テープの先端が搬送ローラ対に到達した時点で、印字テープの先端が本来の方向から傾斜していることがある。このため、印字テープの先端が搬送ローラ対に到達したときに搬送ローラ対の駆動を開始すると、印字テープとラミネートフィルムとの貼り合わせにずれが生じ、貼り合わせ品質が低下することがある。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、貼り合わせ品質の低下を抑制する手段を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1) 本発明のラミネート装置は、第1部材を搬送する搬送ローラと、上記第1部材に画像を記録する記録部と、画像が記録された上記第1部材と、第2部材とを貼り合わせる貼合ローラと、制御部と、を備えている。上記制御部は、上記記録部にて画像が記録された上記第1部材を上記貼合ローラまで上記搬送ローラに搬送させる搬送処理と、上記貼合ローラを駆動させる第1駆動処理と、を実行させ、上記搬送処理によって上記第1部材の先端が上記貼合ローラに到達する前に上記第1駆動処理を開始させる。
【0007】
上記のラミネート装置によれば、第1部材の先端が貼合ローラに到達する前に貼合ローラの駆動を開始させることにより、第1部材の、例えば傾斜した先端が貼合ローラに到達した直後から直ちに第1部材と第2部材とを貼り合わせることができる。したがって、第1部材の先端が貼合ローラに突き当たることによって貼合ローラに把持される前の第1部材の姿勢変化を抑制できるため、貼り合わせ品質の低下を抑制できる。
【0008】
(2) 好ましくは、上記制御部は、上記第2部材が上記貼合ローラに把持されており、かつ、上記第1部材が上記貼合ローラに把持されていない場合には、上記搬送処理において、上記第1部材に画像を記録する記録動作を上記記録部に実行させる処理と、上記第1部材を次の記録位置まで搬送させて停止させる搬送動作を上記搬送ローラに実行させる処理とを交互に実行させ、上記第1駆動処理において、上記搬送ローラに上記搬送動作を完了させた後に上記貼合ローラを停止させてもよい。
【0009】
(3) 好ましくは、上記制御部は、上記第1部材を搬送させる際に、上記第1部材の先端を上記搬送ローラと上記貼合ローラとの間の第1位置より搬送方向の上流に停止させる搬送である場合には、上記第1駆動処理を実行させず、上記第1部材の先端を上記第1位置より上記搬送方向の下流に停止させる搬送である場合には、上記第1駆動処理を実行させてもよい。
【0010】
(4) 好ましくは、上記ラミネート装置は、ラミネート完成品を排出する排出口をさらに備え、上記制御部は、上記第1部材を搬送させる際に、上記第1部材の先端を上記貼合ローラと上記排出口との間の第2位置より上記搬送方向の上流に停止させる搬送である場合には、上記第1駆動処理を実行させ、上記第1部材の先端を上記第2位置より上記搬送方向の下流に停止させる搬送である場合には、上記第1駆動処理と異なる第2駆動処理を実行させてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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