TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025078470
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-20
出願番号
2023191064
出願日
2023-11-08
発明の名称
弾性波素子、弾性波フィルタ装置およびマルチプレクサ
出願人
株式会社村田製作所
代理人
個人
,
個人
主分類
H03H
9/145 20060101AFI20250513BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】弾性波素子の反共振周波数よりも高周波側にリップルが発生することを抑制する。
【解決手段】弾性波素子10は、圧電体層100の第1主面100aに形成された第1IDT電極11および複数の第1反射器31と、圧電体層100の第2主面100bに形成された第2IDT電極22および複数の第2反射器42と、を備える。第1方向d1における複数の第1反射器31の間の領域を第1領域m1とし、第1方向d1における複数の第2反射器42の間の領域を第2領域m2とし、第1方向d1および第2方向d2の両方に垂直な第3方向d3から見て第1領域m1および第2領域m2を含む最小領域を反射器間領域MRとした場合に、反射器間領域MRの第1方向d1の端部領域Eにおいて、第1IDT電極11の第1電極指11a、11b、および、第2IDT電極22の第2電極指22a、22bが、第3方向d3に互いに対向していない領域を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
圧電体層と、
前記圧電体層の第1主面に形成された第1IDT電極および複数の第1反射器と、
前記圧電体層の前記第1主面に背向する第2主面に形成された第2IDT電極および複数の第2反射器と、
を備え、
前記第1IDT電極は、前記第1主面に沿う方向において、第1方向と交差する第2方向に延びるように配置された複数の第1電極指を有し、
前記複数の第1反射器のそれぞれは、前記第1方向において前記第1IDT電極の両外側に配置され、前記第2方向に延びるように配置された複数の第1反射電極指を有し、
前記第2IDT電極は、前記第2主面に沿う方向において、前記第1方向と交差する前記第2方向に延びるように配置された複数の第2電極指を有し、
前記複数の第2反射器のそれぞれは、前記第1方向において前記第2IDT電極の両外側に配置され、前記第2方向に延びるように配置された複数の第2反射電極指を有し、
前記第1方向における前記複数の第1反射器の間の領域を第1領域とし、
前記第1方向における前記複数の第2反射器の間の領域を第2領域とし、
前記第1方向および前記第2方向の両方に垂直な第3方向から見て前記第1領域および前記第2領域を含む最小領域を反射器間領域とした場合に、
前記反射器間領域の前記第1方向の端部領域において、前記第1電極指および前記第2電極指が前記第3方向に互いに対向していない領域を有する、
または、
前記反射器間領域の前記第1方向の端部領域において、前記第1反射電極指および前記第2反射電極指が前記第3方向に互いに対向していない領域を有する
弾性波素子。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
さらに、前記複数の第2電極指および前記複数の第2反射電極指を覆うように前記第2主面上に形成された第2絶縁層を有し、
前記第2主面上の領域のうち、前記端部領域に位置する前記第1電極指から見て前記第3方向に位置する領域には、前記第2電極指が配置されておらず前記第2絶縁層が形成されている
請求項1に記載の弾性波素子。
【請求項3】
さらに、前記複数の第1電極指および前記複数の第1反射電極指を覆うように前記第1主面上に形成された第1絶縁層を有し、
前記第1主面上の領域のうち、前記端部領域に位置する前記第2電極指から見て前記第3方向に位置する領域には、前記第1電極指が配置されておらず前記第1絶縁層が形成されている
請求項1に記載の弾性波素子。
【請求項4】
さらに、前記複数の第2電極指および前記複数の第2反射電極指を覆うように前記第2主面上に形成された第2絶縁層を有し、
前記第2主面上の領域のうち、前記端部領域に位置する前記第1反射電極指から見て前記第3方向に位置する領域には、前記第2反射電極指が配置されておらず前記第2絶縁層が形成されている
請求項1に記載の弾性波素子。
【請求項5】
さらに、前記複数の第1電極指および前記複数の第1反射電極指を覆うように前記第1主面上に形成された第1絶縁層を有し、
前記第1主面上の領域のうち、前記端部領域に位置する前記第2反射電極指から見て前記第3方向に位置する領域には、前記第1反射電極指が配置されておらず前記第1絶縁層が形成されている
請求項1に記載の弾性波素子。
【請求項6】
前記反射器間領域の前記第1方向の端部領域において、前記第1電極指および前記第2電極指が前記第3方向に互いに対向していない領域を有し、かつ、前記第1反射電極指および前記第2反射電極指が前記第3方向に互いに対向していない領域を有する
請求項1に記載の弾性波素子。
【請求項7】
前記第2主面上の領域のうち、前記端部領域に位置する前記第1電極指から見て前記第3方向に位置する領域には、前記第2電極指が配置されておらず前記第2反射電極指が配置されている
請求項6に記載の弾性波素子。
【請求項8】
前記第1主面上の領域のうち、前記端部領域に位置する前記第2電極指から見て前記第3方向に位置する領域には、前記第1電極指が配置されておらず前記第1反射電極指が配置されている
請求項6に記載の弾性波素子。
【請求項9】
前記端部領域は、前記反射器間領域の前記第1方向における一方の端部領域および他方の端部領域を有し、
前記一方の端部領域および前記他方の端部領域において、前記第1電極指および前記第2電極指が互いに対向していない本数は、前記第1電極指および前記第1反射電極指の総本数、または、前記第2電極指および前記第2反射電極指の総本数の0%を超え5%以下の範囲内となる本数である
請求項1~8のいずれかに記載の弾性波素子。
【請求項10】
前記端部領域は、前記反射器間領域の前記第1方向における一方の端部領域および他方の端部領域を有し、
前記一方の端部領域および前記他方の端部領域において、前記第1反射電極指および前記第2反射電極指が互いに対向していない本数は、前記第1電極指および前記第1反射電極指の総本数、または、前記第2電極指および前記第2反射電極指の総本数の0%を超え5%以下の範囲内となる本数である
請求項1~8のいずれかに記載の弾性波素子。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、弾性波素子、弾性波フィルタ装置およびマルチプレクサに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、携帯電話のデータ伝送速度を向上させるために、マルチバンドシステムが用いられている。その際、複数の周波数帯域の送受信を行う場合があるため、携帯電話のフロントエンド回路には、異なる周波数帯域の高周波信号を通過させる複数のフィルタ装置が配置される。この場合、上記複数のフィルタ装置には、隣接バンドとの高アイソレーション性が要求される。
【0003】
特許文献1には、圧電構造の一部に音響波が閉じ込められる圧電振動子が開示されている。特許文献1の図9には、圧電振動子の一例として、圧電層と、圧電層の表面に形成されるIDT電極および反射器と、裏面に形成されるIDT電極および反射器と、を備える弾性波素子が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2025-217818号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された弾性波素子では、弾性波素子の反共振周波数よりも高周波側にリップルが発生するという問題がある。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、反共振周波数よりも高周波側にリップルが発生することを抑制できる弾性波素子等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る弾性波素子は、圧電体層と、前記圧電体層の第1主面に形成された第1IDT電極および複数の第1反射器と、前記圧電体層の前記第1主面に背向する第2主面に形成された第2IDT電極および複数の第2反射器と、を備え、前記第1IDT電極は、前記第1主面に沿う方向において、第1方向と交差する第2方向に延びるように配置された複数の第1電極指を有し、前記複数の第1反射器のそれぞれは、前記第1方向において前記第1IDT電極の両外側に配置され、前記第2方向に延びるように配置された複数の第1反射電極指を有し、前記第2IDT電極は、前記第2主面に沿う方向において、前記第1方向と交差する前記第2方向に延びるように配置された複数の第2電極指を有し、前記複数の第2反射器のそれぞれは、前記第1方向において前記第2IDT電極の両外側に配置され、前記第2方向に延びるように配置された複数の第2反射電極指を有し、前記第1方向における前記複数の第1反射器の間の領域を第1領域とし、前記第1方向における前記複数の第2反射器の間の領域を第2領域とし、前記第1方向および前記第2方向の両方に垂直な第3方向から見て前記第1領域および前記第2領域を含む最小領域を反射器間領域とした場合に、前記反射器間領域の前記第1方向の端部領域において、前記第1電極指および前記第2電極指が前記第3方向に互いに対向していない領域を有する、または、前記反射器間領域の前記第1方向の端部領域において、前記第1反射電極指および前記第2反射電極指が前記第3方向に互いに対向していない領域を有する。
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る弾性波フィルタ装置は、上記の弾性波素子を含む。
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るマルチプレクサは、上記の弾性波フィルタ装置を含む複数のフィルタを備え、前記複数のフィルタのそれぞれの入出力端子および入出力端子の一方は、共通端子に直接的または間接的に接続され、前記弾性波フィルタ装置を除く前記複数のフィルタの少なくとも1つは、前記弾性波フィルタ装置の通過帯域の周波数より高い通過帯域を有する。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る弾性波素子等によれば、反共振周波数よりも高周波側にリップルが発生することを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社大真空
音叉型圧電振動片
今日
株式会社大真空
音叉型圧電振動片
今日
株式会社大真空
音叉型圧電振動子
1か月前
アズビル株式会社
電子回路
1か月前
株式会社大真空
音叉型圧電振動デバイス
今日
ミツミ電機株式会社
比較回路
2か月前
コーデンシ株式会社
複数アンプ回路
29日前
矢崎総業株式会社
故障検出装置
23日前
住友理工株式会社
接触検知装置
1か月前
TDK株式会社
電子部品
1か月前
TDK株式会社
電子部品
1か月前
西部電機株式会社
入力回路及び切替方法
1か月前
三菱電機株式会社
半導体素子駆動装置
2日前
三菱電機株式会社
半導体素子駆動装置
1か月前
セイコーエプソン株式会社
振動素子
2か月前
セイコーエプソン株式会社
振動素子
1か月前
オプテックス株式会社
物体検知装置
1か月前
オプテックス株式会社
物体検知装置
1か月前
ローム株式会社
リニア電源回路
1か月前
三安ジャパンテクノロジー株式会社
弾性波デバイス
1か月前
ローム株式会社
差動入力回路
29日前
ローム株式会社
スイッチ回路
10日前
ローム株式会社
スイッチ回路
10日前
ローム株式会社
DA変換装置
1か月前
株式会社京三製作所
スイッチング増幅器
1か月前
アズビル株式会社
信号出力装置、及び、その生産方法
1か月前
富士電機株式会社
駆動回路
1か月前
ローム株式会社
AD変換装置
8日前
カーネルチップ株式会社
低電圧信号レベルシフタ回路
1か月前
ローム株式会社
半導体装置
1か月前
ローム株式会社
レベルシフタ
1か月前
富士電機株式会社
半導体装置
1か月前
富士電機株式会社
制御回路及び半導体モジュール
1か月前
株式会社島津製作所
光電変換装置
今日
愛三工業株式会社
電子回路
1か月前
ローム株式会社
D級増幅回路
1か月前
続きを見る
他の特許を見る