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公開番号
2025078898
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-21
出願番号
2022059321
出願日
2022-03-31
発明の名称
光モジュールデバイスの製造方法および切断治具の製造方法
出願人
日東電工株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G02B
6/25 20060101AFI20250514BHJP(光学)
要約
【課題】所望の光学物性を有する光モジュールデバイスを製造できる光モジュールデバイスの製造方法および切断治具の製造方法を提供する。
【解決手段】製造方法は第1工程で、コネクタ3が切断治具4に位置決めされるときの基準となる第1位置P1および光ファイバ2が切断される第2位置P2の間の第1距離Xと、光学的な焦点が位置する第3位置P3および光ファイバ2の一端面21が位置する第4位置P4の間の第2距離Yとの関係式を作成する。第2工程で、関係式に基づいて、所望の第1距離Xを有する切断治具4を選択し、光ファイバ2を切断する。第3工程では、コネクタ3を光モジュール5に取り付けて、第2距離Yの光モジュールデバイス1を製造する。第1工程は第4から第7工程を備える。第4工程で、複数の第1距離Xをそれぞれ有する複数の切断治具4を試作する。第5工程で、複数の切断治具4を用いて複数の光ファイバ2を切断する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
光ファイバを固定するコネクタを切断治具に取り付けて、前記光ファイバを前記切断治具によって切断した後、前記コネクタを前記切断治具から取り外し、その後、前記コネクタを光モジュールに取り付ける光モジュールデバイスの製造方法であり、
前記切断治具において、前記コネクタが前記切断治具に位置決めされるときの基準となる第1位置、および、前記光ファイバが切断される第2位置の間の第1距離と、前記光モジュールデバイスにおいて、光学的な焦点が位置する第3位置、および、前記光ファイバの端面が位置する第4位置の間の第2距離との関係式を作成する第1工程と、
前記関係式に基づいて、所望の前記第1距離を有する前記切断治具を選択し、前記切断治具を用いて前記光ファイバを切断する第2工程と、
前記コネクタを前記光モジュールに取り付けて、所望の前記第2距離を有する前記光モジュールデバイスを製造する第3工程とを備え、
前記第1工程は、
互いに異なる複数の前記第1距離をそれぞれ有する複数の前記切断治具を試作する第4工程と、
複数の前記切断治具のそれぞれを用いて複数の前記光ファイバのそれぞれを切断する第5工程と、
複数の前記コネクタのそれぞれを前記光モジュールに取り付けて複数の前記第2距離を測定する第6工程と、
複数の前記第1距離と、複数の前記第2距離との前記関係式を作成する第7工程とを備える、光モジュールデバイスの製造方法。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記切断治具は、
刃と、
前記刃が移動するときに、前記刃に向かい合う板と、
前記コネクタを前記板に位置決めする位置決め部とを備え、
前記第4工程では、前記位置決め部の位置を前記第1位置とし、前記板の表面の位置を前記第2位置とし、
前記第5工程では、前記位置決め部が、前記コネクタを前記板に対して位置決めし、前記刃が前記板の表面でスライドする、請求項1に記載の光モジュールデバイスの製造方法。
【請求項3】
前記光モジュールは、光学レンズを備え、
前記第6工程では、前記光学レンズの焦点位置を前記第3位置とする、請求項1または請求項2に記載の光モジュールデバイスの製造方法。
【請求項4】
前記コネクタは、前記光ファイバに挿入され、前記光ファイバに対して移動可能なフェルールを備え、
前記第6工程では、前記フェルールの端面の位置またはその近傍位置を前記光学レンズの焦点位置とする、請求項3に記載の光モジュールデバイスの製造方法。
【請求項5】
前記コネクタは、被位置決め部をさらに備え、
前記光モジュールは、第2位置決め部をさらに備えており、
前記第5工程では、前記位置決め部は、前記被位置決め部を位置決めし、
前記第6工程では、前記第2位置決め部は、前記被位置決め部を位置決めする、請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の光モジュールデバイスの製造方法。
【請求項6】
前記被位置決め部は、突起であり、
前記位置決め部および前記第2位置決め部のそれぞれは、穴であり、
前記第5工程では、前記被位置決め部が、前記位置決め部に嵌まり、
前記第6工程では、前記被位置決め部が、前記第2位置決め部に嵌まる、請求項5に記載の光モジュールデバイスの製造方法。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の光モジュールデバイスの製造方法に用いられる切断治具の製造方法であって、
前記切断治具において、前記コネクタが前記切断治具に位置決めされるときの基準となる第1位置と、前記光ファイバが切断される第2位置との間の第1距離と、前記光モジュールデバイスにおいて、光学的な焦点が位置する第3位置と、前記光ファイバの端面が位置する第4位置との間の第2距離との関係式を作成する第1工程と、
前記関係式に基づいて、所望の前記第1距離を有する前記切断治具を製造する第2工程とを備え、
前記第1工程は、
互いに異なる複数の前記第1距離をそれぞれ有する複数の前記切断治具を試作する第4工程と、
複数の前記切断治具のそれぞれを用いて複数の前記光ファイバのそれぞれを切断する第5工程と、
複数の前記コネクタのそれぞれを前記光モジュールに取り付けて複数の前記第2距離を測定する第6工程と、
複数の前記第1距離と、複数の前記第2距離との前記関係式を作成する第7工程とを備える、切断治具の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光モジュールデバイスの製造方法および切断治具の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
光ファイバを固定するコネクタを光モジュールに取り付ける光モジュールデバイスの製造方法が知られている(例えば、下記特許文献1参照。)。
【0003】
特許文献1に記載の光モジュールデバイスの製造方法では、まず、光ファイバを固定するコネクタを切断治具に取り付ける。コネクタは、フェルールを含む。フェルールは、光ファイバに対して移動可能である。次いで、光ファイバを切断治具によって切断する。光ファイバの切断では、フェルールから露出する端部が除去される。
【0004】
次いで、コネクタを切断治具から取り外す。その後、コネクタを光モジュールに取り付ける。これによって、光モジュールと、光ファイバと、コネクタとを備える光モジュールデバイスが製造される。
【0005】
なお、光モジュールデバイスの製造では、光モジュールの焦点位置は、光ファイバの切断面またはその近傍としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2014-89223号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
光ファイバの切断面の位置は、光モジュールデバイスにおいて必要とされる光学物性に応じて、調整することを求められる。
【0008】
しかし、特許文献1に記載の方法では、光ファイバにおいてフェルールから露出する端部を画一的に切断する。そのため、かかる光ファイバを固定するコネクタを光モジュールに取り付けたときに、光ファイバの切断面が、光モジュールの光学焦点に対して画一的に配置される。そうすると、所望の光学物性を有する光モジュールデバイスを製造できないという不具合がある。
【0009】
本発明は、所望の光学物性を有する光モジュールデバイスを製造できる光モジュールデバイスの製造方法、および、光モジュールデバイスの製造方法に用いられる切断治具の製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明(1)は、光ファイバを固定するコネクタを切断治具に取り付けて、前記光ファイバを前記切断治具によって切断した後、前記コネクタを前記切断治具から取り外し、その後、前記コネクタを光モジュールに取り付ける光モジュールデバイスの製造方法であり、前記切断治具において、前記コネクタが前記切断治具に位置決めされるときの基準となる第1位置、および、前記光ファイバが切断される第2位置の間の第1距離と、前記光モジュールデバイスにおいて、光学的な焦点が位置する第3位置、および、前記光ファイバの端面が位置する第4位置の間の第2距離との関係式を作成する第1工程と、前記関係式に基づいて、所望の前記第1距離を有する前記切断治具を選択し、前記切断治具を用いて前記光ファイバを切断する第2工程と、前記コネクタを前記光モジュールに取り付けて、所望の前記第2距離を有する前記光モジュールデバイスを製造する第3工程とを備え、前記第1工程は、互いに異なる複数の前記第1距離をそれぞれ有する複数の前記切断治具を試作する第4工程と、複数の前記切断治具のそれぞれを用いて複数の前記光ファイバのそれぞれを切断する第5工程と、複数の前記コネクタのそれぞれを前記光モジュールに取り付けて複数の前記第2距離を測定する第6工程と、複数の前記第1距離と、複数の前記第2距離との前記関係式を作成する第7工程とを備える、光モジュールデバイスの製造方法を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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