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公開番号2025079482
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-22
出願番号2023192181
出願日2023-11-10
発明の名称弦楽器
出願人合同会社Bootstrap
代理人個人
主分類G10G 1/02 20060101AFI20250515BHJP(楽器;音響)
要約【課題】 演奏中に、現時点で押さえるべき位置とともに、次に演奏すべきコードの押弦位置を予め確認することができ、よりスムーズな演奏を補助できる弦楽器を提供すること。
【解決手段】 表示制御部12は、弦を押さえるべき位置である第1エリアE1に、演奏すべきコードに対応した弦を押さえるべき位置を示す第1押弦位置マーク13を表示させるとともに、第1エリアE1よりボディ5側に位置し、予め設定された第2エリアE2内に当該演奏すべきコードの次に演奏すべきコードの押さえるべき位置を示す第2押弦位置マーク14を表示させる。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
ネック本体の表面に設けられた、液晶ディスプレイ又はエレクトロルミネッセンスディスプレイからなる指板と、
上記指板上に、互いに所定の間隔を保って配置された複数のフレットと、
演奏すべきコードに対応した弦を押さえるべき位置を示す第1押弦位置マーク及び当該演奏すべきコードの次に演奏すべきコードに対応した弦を押さえるべき位置を示す第2押弦位置マークを上記指板に表示させる表示制御部と
を備え、
上記表示制御部は、弦を押さえるべき位置に上記第1押弦位置マークを表示させるとともに、演奏中に上記第1押弦位置マークが表示される第1エリアよりボディ側に位置し、予め設定された第2エリア内に上記第2押弦位置マークを表示させる弦楽器。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
上記表示制御部は、
上記第1エリアよりボディ側の1個のフレットを基準フレットとして設定し、上記基準フレットと0フレットとの間で隣接する各フレット間のフレット間エリアの数の分だけ、次に弦を押さえるべき位置からボディ方向に離れたエリアを上記第2エリアとする
請求項1に記載の弦楽器。
【請求項3】
上記基準フレットは、
12フレットである請求項2に記載の弦楽器。
【請求項4】
上記第1及び第2押弦位置マークは、
押さえるべき弦の名前を示す数字である請求項1又は2に記載の弦楽器。
【請求項5】
ネック本体の表面に設けられた、液晶ディスプレイ又はエレクトロルミネッセンスディスプレイからなる指板と、
上記指板上に、互いに所定の間隔を保って配置された複数のフレットと、
次に演奏すべきコードに対応して、上記指板に上記コードを演奏するための弦を押さえるべき位置を示す押弦位置マークを表示させるとともに、上記指板に上記コードを演奏すべきタイミングを示す演奏タイミングマークを表示させる表示制御部と
を備え、
上記表示制御部は、隣接するフレット間を予め設定した拍数として、現時点から上記コードを演奏すべきタイミングまでの拍数分に相当するフレットに対応させて上記演奏タイミングマークを表示させ、現時点からの演奏の進行に応じて対応するフレットに上記演奏タイミングマークを移動させ、
上記コードを演奏すべきタイミングで上記演奏タイミングマークを予め設定された基準フレットに到達させる
弦楽器。
【請求項6】
ネック本体の表面に設けられた、液晶ディスプレイ又はエレクトロルミネッセンスディスプレイからなる指板と、
上記指板上に、互いに所定の間隔を保って配置された複数のフレットと、
次に演奏すべきコードに対応して、上記指板に上記コードを演奏するための弦を押さえるべき位置を示す押弦位置マークを表示させるとともに、上記指板に上記コードを演奏すべきタイミングを示す演奏タイミングマークを表示させる表示制御部と
を備え、
上記表示制御部は、上記コードを演奏すべきタイミングまでの拍数に対応して変化する上記演奏タイミングマークを表示させ、上記コードを演奏すべきタイミングが過ぎたら、上記演奏タイミングマークに替えて当該コードの次に演奏すべきコードに対応し、当該コードを演奏すべきタイミングまでの拍数に対応して変化する新たな演奏タイミングマークを表示させる
弦楽器。
【請求項7】
上記表示制御部は、上記指板に、上記演奏タイミングマークとともに上記次に演奏すべきコードの拍数を示す拍数マークを表示させ、
当該演奏タイミングマークに対応する上記コードを演奏すべきタイミングが過ぎたら上記拍数マークに替えて、当該コードの次に演奏すべきコードの拍数を示す新たな拍数マークを表示させる
請求項5又は6に記載の弦楽器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、演奏者の演奏を補助する弦楽器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、指板に弦を抑える位置や奏方などを表示させる機能を備えた、練習用のギターが知られていた。
この種のギターとしては、例えば、ネックに発光ダイオード(以下「LED」という)を、多数マトリックス状に設けて、操作すべき弦位置をLEDの発光で表示するもの(特許文献1参照)や、液晶ディスプレイ(以下「LCD」という)やエレクトロルミネッセンスディスプレイ(以下「ELDという」)を指板として利用したものなどがあった。
【0003】
このような弦楽器では、演奏する楽曲に合わせて、指板上で実際に弦を押さえるべき位置に、押弦位置マークが表示される。押弦位置マークは、演奏順に、演奏すべきタイミングとほぼ同時またはその直前に表示され、演奏者は、表示された押弦位置マーク上から弦を押さえることで、簡単に演奏できるようにしている。
【0004】
ただし、上記押弦位置マークが、演奏すべきタイミングで表示されるのでは、演奏者がすぐに対応できない場合がある。そのため、演奏中に、次に演奏すべきコード名を指板上に表示させることも考えられている。このコード名を、弦を押さえている手指の近くに表示するのではなく、手元から少し離れたボディ側に表示するようしていた(特許文献1参照)。表示されたコード名が、演奏中の手指に隠れないようにするためである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-153677号公報
特開平11-249651号公報
特開2005-266728号公報
特開平9-6331号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のように、次に演奏すべきコードを演奏者に知らせるためにコード名が余裕をもって表示されることで、演奏者は、よりスムーズな演奏が可能になる。
しかし、次に引くべきコードのコード名が前もって表示されたとしても、コード名だけでは、そのコードを演奏する際に押さえるべき弦の位置などがわからないので、演奏者が、コード名と押弦位置との関係を覚えるまでは、あまり有効ではない。
また、演奏者が、表示されたコード名のコードを弾くタイミングがわからないことがあった。
【0007】
この発明の目的は、演奏中に、現時点で押さえるべき位置とともに、次に演奏すべきコードの押弦位置を予め確認することができ、よりスムーズな演奏を補助できる弦楽器を提供することである。
また、音を切り換えるタイミングが指示される弦楽器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の発明は、ネック本体の表面に設けられた、液晶ディスプレイ又はエレクトロルミネッセンスディスプレイからなる指板と、上記指板上に、互いに所定の間隔を保って配置された複数のフレットと、演奏すべきコードに対応した弦を押さえるべき位置を示す第1押弦位置マーク及び当該演奏すべきコードの次に演奏すべきコードに対応した弦を押さえるべき位置を示す第2押弦位置マークを上記指板に表示させる表示制御部とを備え、上記表示制御部は、弦を押さえるべき位置に上記第1押弦位置マークを表示させるとともに、演奏中に上記第1押弦位置マークが表示される第1エリアよりボディ側に位置し、予め設定された第2エリア内に上記第2押弦位置マークを表示させる。
【0009】
第2の発明は、上記表示制御部が、上記第1エリアよりボディ側の1個のフレットを基準フレットとして設定し、上記基準フレットと0フレットとの間で隣接する各フレット間のフレット間エリアの数の分だけ、次に弦を押さえるべき位置からボディ方向に離れたエリアを上記第2エリアとする。
【0010】
第3の発明は、上記基準フレットが、12フレットである。
(【0011】以降は省略されています)

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