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公開番号2025078337
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-20
出願番号2023190825
出願日2023-11-08
発明の名称吸音体
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類G10K 11/168 20060101AFI20250513BHJP(楽器;音響)
要約【課題】難燃性を向上させるとともに、取付けの際の作業性の低下を抑制することができる吸音体を提供することを目的とする。
【解決手段】吸音体は、吸音材と、吸音材の少なくとも一面を覆い、金属又は難燃性を有するプラスチックで構成された保護板と、を備え、保護板には、一端から他端まで延びるV字型の溝が設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
吸音材と、
前記吸音材の少なくとも一面を覆い、金属又は難燃性を有するプラスチックで構成された保護板と、を備え、
前記保護板には、一端から他端まで延びるV字型の溝が設けられている吸音体。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記保護板は、
前記吸音材の表面を覆う外側保護板と、
前記吸音材の裏面を覆う内側保護板と、からなり、
前記外側保護板の前記吸音材の前記表面と接する面、及び前記内側保護板の前記吸音材の前記裏面と接しない面に、前記溝がそれぞれ設けられている請求項1に記載の吸音体。
【請求項3】
前記外側保護板は前記金属で構成され、前記内側保護板は前記プラスチックで構成される請求項2に記載の吸音体。
【請求項4】
前記保護板の厚みは0.1mm以上である請求項1~3の何れか一項に記載の吸音体。
【請求項5】
前記吸音材及び前記保護板は、切り分け可能な複数のブロックに分割されており、
前記各ブロックにおいて、前記保護板は前記吸音材を密閉している請求項1~3の何れか一項に記載の吸音体。
【請求項6】
前記複数のブロックには、前記複数のブロックを切り分ける際の指標を示す表示部が設けられている請求項5に記載の吸音体。
【請求項7】
前記保護板は、前記外側保護板と、前記内側保護板と、前記吸音材の側面を覆う側面保護板と、からなる請求項2又は3に記載の吸音体。
【請求項8】
前記溝は、第1方向に延びる第1溝と、前記第1方向に直交する第2方向に延びる第2溝とを含む請求項1~3の何れか一項に記載の吸音体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、配管に取り付けられて、外部へ騒音が放出されることを抑制する吸音体に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
配管に流体が流れる際、該配管から騒音が発生する場合がある。例えば、空気調和装置等の冷凍サイクル装置は、冷媒が循環する冷媒回路を備えている。この冷媒回路は、圧縮機、凝縮器、膨張装置及び蒸発器を冷媒配管で環状に接続した構成となっている。冷凍サイクル装置の運転時、冷媒配管を流れる冷媒の振動が要因となって、冷媒配管から騒音が発生する場合がある。また、配管から発生した騒音が居住空間まで聞こえた場合、居住空間の快適性が低下する。このため、配管の設置後に該配管から騒音が発生した場合には、騒音が発生する配管部分に吸音体を巻き付け、外部へ騒音が放出されることを抑制している。配管に巻き付ける吸音体としては、例えば、特許文献1に記載される吸音層と遮音層とを備える吸音体などが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-314781号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に、吸音体に用いられる吸音材は、不織布材又は樹脂などの可燃性の材料で構成される。そのため、空気調和装置の室外機などのように、吸音体が屋外に設置される装置の配管に取り付けられる場合、屋外で使用されている火が吸音体につくと、吸音体が燃えてしまう場合がある。そこで、難燃性を有する吸音体が求められる。ここで、特許文献1の吸音体において、アルミ箔で構成された層の厚みを厚くすることで、難燃性を向上させることが可能である。しかしながら、この場合は、配管へ取付ける際の作業性が低下してしまう。
【0005】
本開示は、上述の課題を解決するためになされたものであり、難燃性を向上させるとともに、取付けの際の作業性の低下を抑制することができる吸音体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る吸音体は、吸音材と、吸音材の少なくとも一面を覆い、金属又は難燃性を有するプラスチックで構成された保護板と、を備え、保護板には、一端から他端まで延びるV字型の溝が設けられている。
【発明の効果】
【0007】
本開示によると、金属又は難燃性を有するプラスチックで構成され、V字型の溝を有する保護板を備えることで、吸音体の難燃性を向上させるとともに、取付けの際の作業性の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る吸音体の斜視図である。
実施の形態1に係る吸音体の断面模式図である。
実施の形態1に係る吸音体が配管に取り付けられた状態の一例を示す図である。
実施の形態1に係る吸音体が配管に取り付けられた状態の別の例を示す図である。
実施の形態1に係る吸音体が配管に取り付けられた状態の吸音体の断面模式図である。
実施の形態2に係る吸音体の斜視図である。
実施の形態2に係る吸音体の断面模式図である。
変形例1に係る吸音体の断面模式図である。
変形例2に係る吸音体の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示に係る吸音体1の実施の形態を、図面を参照して説明する。各図において、同一の符号を付した構成部材は、同一の又はこれに相当する構成部材であり、これは明細書の全文において共通している。なお、各図面では、各構成部材の相対的な寸法関係又は形状等が実際のものとは異なる場合がある。また、各図面において、右側から左側へ向かう方向をX方向とし、下側から上側へ向かう方向をY方向とし、前面側から後面側へ向かう方向をZ方向として説明するが、各方向は説明のために定義したものであり、各構成部材の方向を限定するものではない。
【0010】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る吸音体1の斜視図である。図2は、実施の形態1に係る吸音体1の断面模式図である。図2は、吸音体1をXY平面で切断した場合の断面の一部を模式的に示している。図1及び図2に示すように、実施の形態1の吸音体1は、上面視が矩形の平板形状を有している。吸音体1は、吸音材11と、吸音材11の表面を覆う外側保護板12oと、吸音材11の裏面を覆う内側保護板12iと、を備えている。吸音材11と、外側保護板12o及び内側保護板12iとは、接着剤又はテープにより接着されている。
(【0011】以降は省略されています)

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