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公開番号
2025079854
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-23
出願番号
2023192690
出願日
2023-11-13
発明の名称
吸収性物品用不織布、それを備えた吸収性物品及び吸収性物品用不織布の製造方法
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人南青山国際特許事務所
主分類
A61F
13/511 20060101AFI20250516BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】排泄物の肌への接触を抑制して肌トラブルを防止することが可能な吸収性物品用不織布等に関する。
【解決手段】本発明の一形態に係る吸収性物品用不織布は、吸水収縮性を有し、第1繊維層と、第2繊維層と、凹部と、を備える。前記第1繊維層は、90質量%を超える吸水収縮性繊維を含有する。前記第2繊維層は、前記第1繊維層に積層され、熱融着性繊維を主体として含有する。前記凹部は、前記第1繊維層及び前記第2繊維層が厚み方向に圧縮されて接合される。前記凹部は、さらに、前記吸水収縮性繊維及び前記熱融着性繊維が融着した底部を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
吸水収縮性を有する吸収性物品用不織布であって、
90質量%を超える吸水収縮性繊維を含有する第1繊維層と、
前記第1繊維層に積層され、熱融着性繊維を主体として含有する第2繊維層と、
前記第1繊維層及び前記第2繊維層が厚み方向に圧縮されて接合された凹部と、を備え、
前記凹部は、前記吸水収縮性繊維及び前記熱融着性繊維が融着した底部を含む
吸収性物品用不織布。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
1又は複数の開孔部をさらに有する
請求項1に記載の吸収性物品用不織布。
【請求項3】
前記熱融着性繊維が、140℃以下の融点を有する樹脂を含む
請求項1に記載の吸収性物品用不織布。
【請求項4】
前記吸水収縮性繊維が、140℃を超える融点を有する樹脂を含む
請求項3に記載の吸収性物品用不織布。
【請求項5】
前記吸水収縮性繊維が、ポリビニルアルコールを含む
請求項4に記載の吸収性物品用不織布。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一項に記載の吸収性物品用不織布と、
前記吸収性物品用不織布の非肌側に配置された吸収体と、
を備え、
前記第2繊維層が肌側に配置され、前記第1繊維層が非肌側に配置される
吸収性物品。
【請求項7】
吸水収縮性を有する吸収性物品用不織布の製造方法であって、
90質量%を超える吸水収縮性繊維を含有する第1ウェブを形成し、
熱融着性繊維を主体として含有する第2ウェブを形成し、
積層された前記第1ウェブ及び前記第2ウェブを、凸部を有する押圧部材によって厚み方向に押圧しつつ、前記熱融着性繊維及び前記吸水収縮性繊維を融着させることが可能な温度で加熱して接合する
吸収性物品用不織布の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、吸水収縮性を有する吸収性物品用不織布、その製造方法及びそれを用いた吸収性物品に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリビニルアルコール等を含有し、所定の温度条件において吸水した場合に収縮する吸水収縮性繊維F1が知られている。例えば特許文献1には、ポリビニルアルコール繊維である吸水収縮性繊維の含有率が50質量%以上90質量%以下で、かつ熱融着性繊維の含有率が10質量%以上50質量%以下である第1繊維層を有し、使用時における吸水時の厚み変化率が1.5倍以上であることを特徴とする不織布が開示されている。当該不織布では、熱融着性繊維の融着力によって繊維間結合しており、より嵩高な不織布を得る観点から、エアスルー法を採用している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6978062号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方特許文献1では、吸水時に嵩高くなる不織布を提供することを課題としており、吸収性物品の表面シート等として用いた場合の排泄物による肌トラブルの防止という観点からは十分に検討されていなかった。
【0005】
本発明の課題は、排泄物の肌への接触を抑制して肌トラブルを防止することが可能な吸収性物品用不織布、その製造方法及びそれを用いた吸収性物品に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一形態に係る吸収性物品用不織布は、吸水収縮性を有し、第1繊維層と、第2繊維層と、凹部と、を備える。
前記第1繊維層は、90質量%を超える吸水収縮性繊維を含有する。
前記第2繊維層は、前記第1繊維層に積層され、熱融着性繊維を主体として含有する。
前記凹部は、前記第1繊維層及び前記第2繊維層が厚み方向に圧縮されて接合される。
前記凹部は、さらに、前記吸水収縮性繊維及び前記熱融着性繊維が融着した底部を含む。
【0007】
本発明の他の形態に係る吸収性物品用不織布の製造方法は、吸水収縮性を有する吸収性物品用不織布の製造方法であって、
90質量%を超える吸水収縮性繊維を含有する第1ウェブを形成し、
熱融着性繊維を主体として含有する第2ウェブを形成し、
積層された前記第1ウェブ及び前記第2ウェブを、凸部を有する押圧部材によって厚み方向に押圧しつつ、前記熱融着性繊維及び前記吸水収縮性繊維を融着させることが可能な温度で加熱して接合する、ことを含む。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一形態に係る吸収性物品用不織布によれば、排泄物の肌への接触を抑制して肌トラブルを防止することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態に係る吸収性物品用不織布(不織布)の平面図である。
図1のII-II断面を示す部分断面図である。
上記不織布を表面シートとして用いた吸収性物品の断面図である。
上記吸収性物品の作用効果を説明する模式的な断面図である。
上記不織布の製造方法を示すフローチャートである。
上記不織布の製造過程に用いられる製造装置の模式図である。
図6の部分拡大図である。
本発明の第2実施形態に係る不織布の平面図である。
図8のIX-IX断面を示す部分断面図である。
上記不織布を表面シートとして用いた吸収性物品の作用効果を説明する模式的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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