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公開番号
2025080051
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-23
出願番号
2023193028
出願日
2023-11-13
発明の名称
履物用インソール、汎用インソール、及び汎用インソール利用履物
出願人
株式会社旭無線
,
個人
代理人
弁理士法人オーパス国際特許事務所
主分類
A43B
17/00 20060101AFI20250516BHJP(履物)
要約
【課題】ユーザーの各人にとって独自に最適な姿勢で、且つ身体に無理な力の作用が加わらないような状態で歩行を行うことができる履物用インソールを提供すること。
【解決手段】履物用インソールを、インソール底部2と、インソール底部2の上に設置される充填支持部材4と、充填支持部材4の上に配置され、使用者の足の型が成形されるジェル体5と、インソール底部2を覆いかつインソール底部2との間に充填支持部材4及びジェル体5を挟む上部被覆部3と、により構成した。充填支持部材4は、踵部を支持する第1ガイド部材11と、足裏中心部を前方に延びる棒状の第2ガイド部材13と、第1ガイド部材11と第2ガイド部材13の間に介在する前方延長部14を有し、前方延長部14により踵の支点よりも前方位置において、足を突き上げ支持する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
平面形状が靴底形状に切り出されて下面が靴の内底に対接するインソール底部と、
前記インソール底部の上部を覆うようにして設けられる上部被覆部と、
前記インソール底部と前記上部被覆部との間に挟まれて設置された充填支持部材と、
前記充填支持部材の上に配置されたジェル体と、を備え、
前記ジェル体は、加熱により変形する熱可塑性を有し、また加熱後冷却した場合は前記変形状態を保持する形状維持性を有する材質から成って、加熱時に使用者の足の形状に成形されるように構成され、
前記充填支持部材は、第1ガイド部材、第2ガイド部材及び前方延長部を有し、
前記第1ガイド部材は、前記ジェル体に対して足の踵を支持するための凹部を形成する略リング状の突起部からなり、
前記第2ガイド部材は、前記インソール底部の幅方向略中心部分でかつ前記第1ガイド部材より前方位置に配置されており、前後方向に延びる棒状又は板状の突起部からなり、
前記前方延長部は、前記第1ガイド部材と前記第2ガイド部材の間に介在して設けられ、
前記第1ガイド部材、前記第2ガイド部材及び前記前方延長部は、前記ジェル体を左右両側及び踵に振り分けるように構成されるとともに、足裏を支持して、踵の支点と、親指の根元部分の支点と、小指の根元部分の支点の3点支持により体重の支持が行われ、
前記前方延長部が、踵の支点よりも前方位置において、足の立方骨部分を突き上げ支持する、
ことを特徴とする履物用インソール。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第2ガイド部材の高さが、前記第1ガイド部材の高さより高く、
前記前方延長部が、前方に向かうにしたがって上方に向かう傾斜部を有している、
ことを特徴とする請求項1に記載の履物用インソール。
【請求項3】
前記ジェル体は、前記第2ガイド部材の左右一側部分に、前記前方延長部よりも前方の部分に延長して配設される足側部支持部を備え、
前記足側部支持部により前記第2ガイド部材の前記左右一側部分において、足の土踏まずを支持する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の履物用インソール。
【請求項4】
前記足側部支持部は、左足用インソールでは前記第2ガイド部材の右側部分に配設される一方、右足用インソールでは前記第2ガイド部材の左側部分に配設される、
ことを特徴とする請求項3に記載の履物用インソール。
【請求項5】
足の踵部分から前方へ、足指の付け根付近まで延びるインソール底部と、
前記インソール底部の上部を覆う上部被覆部と、
前記インソール底部と前記上部被覆部との間に挟まれて設置された充填支持部材と、
前記充填支持部材の上に配置されたジェル体と、を有し、
前記ジェル体は、加熱により変形する熱可塑性を有し、また加熱後冷却した場合は前記変形状態を保持する形状維持性を有する材質から成って、加熱時に使用者の足の形状に成形されるように構成され、
前記充填支持部材は、第1ガイド部材、第2ガイド部材及び前方延長部を有し、
前記第1ガイド部材は、前記ジェル体に対して足の踵を支持するための凹部を形成する略リング状の突起部からなり、
前記第2ガイド部材は、前記インソール底部の幅方向略中心部分でかつ前記第1ガイド部材より前方位置に配置されており、前後方向に延びる棒状又は板状の突起部からなり、
前記前方延長部は、前記第1ガイド部材と前記第2ガイド部材の間に介在して設けられ、
前記第1ガイド部材、前記第2ガイド部材及び前記前方延長部は、前記ジェル体を左右両側及び踵に振り分けるように構成されるとともに、足裏を支持して、踵の支点と、親指の根元部分の支点と、小指の根元部分の支点の3点支持により体重の支持が行われ、
前記前方延長部が、踵の支点よりも前方位置において、足の立方骨部分を突き上げ支持する、
ことを特徴とする汎用インソール。
【請求項6】
前記汎用インソールは中心軸Oに対して左右対称の構造を有していることを特徴とする請求項5に記載の汎用インソール。
【請求項7】
底板部を有する汎用インソール利用履物であって、
前記底板部には、
当該底板部の後端部に設けられた左右方向に延びるスリット孔と、
前記スリット孔から前方に延びる収容空間と、が形成され、
前記収容空間には請求項5に記載の汎用インソールが差し込み収容される、
汎用インソール利用履物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、履物用インソール及びこれを用いた履物、特に使用者(以下、「ユーザー」ともいう。)にとって歩行動作が正しく行え、且つ直立時及び歩行時の姿勢を正しく保ち、また使用者の足裏を保護することが可能な履物用インソール及びこれを用いた履物に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
人々はますます肉体的健康と肉体的品質の向上を望んでおり、腰痛および頸部脊椎症のリハビリ機能に対する要望が増大している。医療界では、腰痛と頸部脊椎症の治療における重要な事柄は、悪い姿勢を矯正することにあると考えられている。これは人間力学の研究分野であり、靴を物理的に改良するための研究成果は画期的な意味を持つ。
【0003】
人々は年齢とともに、体のさまざまな部分でのカルシウム損失の割合が増加する。しかし、一部のカルシウム喪失量は非対称ではないので、年をとってくると正しい姿勢で歩くことができ難くなり、しばしば足の痛み、脚の痛み、体骨格の変形、足の不安定な歩行、足の裏の位置移動、着陸領域が縮小され全身の血液循環が滑らかでない、経絡システムがブロックされ、内臓器官や内分泌障害の程度が異なり、身体の様々な部分の老化が促進され、寿命に直接影響する。
【0004】
国連の人生の長さによると、日本は世界で最大の平均寿命(84年)を20年以上維持している。1970年代には、足の健康と寿命が直接関係していることがわかった。主な理由の地面の足のバランスを修正することは、人体の寿命を延ばすための主な方法である。その結果、日本では、年齢の増加に伴う脚の変形がますます注目されており、足と脚の変形を矯正できるインソールの必要性、及びこのようなインソールを用いた靴やサンダル等の履物の必要性が絶えず高まっている。
【0005】
ユーザーは一般に、自身が履く靴の底にインソールを装着し、履き心地を良くしたり、足のムレを防いだりしている。従来から使用されているインソールは、上記のような使用目的を達成するために、繊維材や吸湿性のよい合成樹脂材を使ったシート部材か、種々の材料を用いたメッシュ構造体から成るものが多い。このような従来のインソールは、全体としては厚さが3~5mm(ミリメートル)程度の平板状の構造をし、周縁部分よりも中央寄り部分の方がやや厚みが大きく構成されているものが多い。そして、このようなインソールは靴の内底に合うように靴の内部に装着されて使用され、使用者の履き心地を良くしたり、足のムレを防いだりしている。インソールは、上述のように、繊維材や合成樹脂材等から成り、中央寄り部分の方がやや厚みが大きいため、ある程度弾性を有しクッション性も持っている。
【0006】
従来における履物用インソールの技術としては、例えば特許文献1(特開2013-009984号公報)に記載されたものがある。特許文献1には、靴または中敷きであって、ABS樹脂等の熱可塑性樹脂材質から成る層を含むインソール構造が開示されている。また、特許文献1には、個人の足型の形状に合ったインソールを熱可塑性樹脂を利用して作製する方法も開示されている。
【0007】
また、本件特許出願人はインソールの改良に関し、特許文献2(特開2020-137984号公報)に記載されたようなインソールを提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2013-009984号公報
特開2020-137984号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上述したような特許文献1の履物用インソールは、その個人に合った足型の形状を従来石膏で型を取りその型を参考にしてインソールを作る方法から、熱可塑性樹脂を利用して簡単かつ格安に提供できているが、基本的には、人間の歩行を考えて作製されたオーダーメイドの手作りインソールの機能を有するインソールを得ることは困難である。足型の形状に合わせただけでは、例えば個人の足型が設置面との圧力の均一を生み出すことはできるが、歩行する際の体重を支えるために必要なバランスを保つことが困難である。また、効率的に地面を蹴るための力を生み出したり、地面からの反発による衝撃を緩和するための機能は得られない。
【0010】
また、特許文献2の履物用インソールは、その個人に合った個人の足型が設置面との圧力の均一を生み出すことができ、且つ歩行する際の体重を支えるために必要なバランスを保つことが可能であるという効果は実現しているが、人間の足の裏の土踏まず寄りの部分を支持することが充分でないという不具合があった。
(【0011】以降は省略されています)
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