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公開番号2025081741
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-27
出願番号2025033395,2020558615
出願日2025-03-04,2019-05-16
発明の名称アトマイザーおよびそのためのメッシュ
出願人フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B05B 1/14 20060101AFI20250520BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】アトマイザー組立品用のメッシュを提供する。
【解決手段】第一の表面(3)と、第二の表面(4)と、第一の表面(3)と第二の表面(4)の間に延びる複数のノズル(2)とを有するアトマイザー組立品(50)用のメッシュ(1)。第一の表面(3)が親水性被覆で少なくとも部分的に被覆されているか、または第二の表面(4)が疎水性被覆で少なくとも部分的に被覆されている。ノズル(2)は内表面(5)を画定し、内表面(5)は親水性被覆で少なくとも部分的に被覆されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第一の表面と、第二の表面と、前記第一の表面と第二の表面の間に延びる複数のノズルとを備えるアトマイザー組立品用のメッシュであって、前記第一の表面が親水性被覆で少なくとも部分的に被覆されているか、または前記第二の表面が疎水性被覆で少なくとも部分的に被覆されていて、前記ノズルが内表面を画定し、前記内表面が親水性被覆で少なくとも部分的に被覆されている、アトマイザー組立品用のメッシュ。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記第一の表面が親水性被覆で少なくとも部分的に被覆されていて、前記第二の表面が疎水性被覆で少なくとも部分的に被覆されている、請求項1に記載のアトマイザー組立品用のメッシュ。
【請求項3】
前記第一の表面、または前記第二の表面、または前記第一の表面と前記第二の表面の両方の表面全体が被覆されている、請求項1または請求項2に記載のアトマイザー組立品用のメッシュ。
【請求項4】
前記疎水性被覆がポリウレタン(PU)、または超疎水性金属層、またはこれら両方の組み合わせを含む、請求項1~3のいずれか一項に記載のアトマイザー組立品用のメッシュ。
【請求項5】
前記超疎水性金属層が、炭素鎖で官能化された微多孔性金属、または炭素鎖で官能化された金属メッシュを備える、請求項4に記載のアトマイザー組立品用のメッシュ。
【請求項6】
前記親水性被覆が、次のうちの少なくとも一つを含む、請求項1~3のいずれか一項に記載のアトマイザー組立品用のメッシュ:
酸化物、
3ポリアミド、
ポリ酢酸ビニル、
セルロースアセテート、
綿。
【請求項7】
前記親水性被覆が、次のうちの少なくとも一つを含む、請求項1~3または6のいずれか一項に記載のアトマイザー用のメッシュ:SiO
2
、Al
2

3
、TiO
2
、Ta
2

5
、HfO
2

【請求項8】
前記メッシュがシリコンで作られている、請求項1~7のいずれか一項に記載のアトマイザー組立品用のメッシュ。
【請求項9】
各ノズルが前記第一の表面の第一の開口および前記第二の表面の第二の開口を画定し、前記第二の開口が2.5μm~4μmの直径を有する、請求項1~8のいずれか一項に記載のアトマイザー組立品用のメッシュ。
【請求項10】
エアロゾル発生装置用のアトマイザー組立品であって、前記アトマイザー組立品が請求項1~9のいずれか一項に記載のメッシュを備える、アトマイザー組立品。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、振動メッシュを有する機械的アトマイザーに関する。より具体的には、本発明は、受動的メッシュを有するアトマイザーに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
アトマイザーおよび受動的メッシュを有するエアロゾル発生装置は、液体供給源(例えば、液体カートリッジ)、電源(例えば、電池)、およびアトマイザーを備える。アトマイザーは、振動器システム(例えば、圧電)と、振動要素と、複数のノズルを有するメッシュと、メッシュおよび振動要素によって囲まれた液体チャンバーとを備える。
【0003】
受動的メッシュシステムにおいて、メッシュは、振動するように作動されない、かつ振動するように設計されていない要素である。振動要素は、振動要素が振動要素によって画定された平面に対して実質的に横断方向に振動するように、振動器システムによって作動される。液体チャンバーからの液体は、振動要素とメッシュの両方と接触している。振動要素の振動は液体を定期的に押し、これは液体をメッシュに向かって、またはメッシュから離れるように移動させる。液体をメッシュに向かって移動することによって、液体はメッシュの中に提供されたノズルを通して押される。その後に、液体をメッシュから離れるように移動することによって、液滴が形成される。それ故に、メッシュはエアロゾルを発生させる。
【0004】
現在利用可能なアトマイザーは、3μm未満の直径を有する液滴を生成することができない。液体の粘度が水の粘度よりも大幅に高い(例えば、水の粘度よりも10倍高い)場合、5μm未満の直径を有する液滴を生成することはできない。
【0005】
ニコチン送達を改善するためには、液滴サイズは3μm未満であるべきである。ノズルの直径を減少させることは通常、望ましい液滴直径をもたらさないため、液滴サイズの減少は、ノズルの直径を3μm未満に減少させるだけでは達成されない。
【発明の概要】
【0006】
アトマイザー組立品用のメッシュが提供されている。メッシュは、第一の表面および第二の表面を備えうる。複数のノズルは、第一の表面と第二の表面の間に延びてもよい。第一の表面は、親水性被覆で少なくとも部分的に被覆されてもよく、または第二の表面は、疎水性被覆で少なくとも部分的に被覆されてもよい。
【0007】
本発明の第一の態様によると、アトマイザー組立品用のメッシュが提供されている。メッシュは、第一の表面と、第二の表面と、第一の表面と第二の表面の間に延びる複数のノズルとを備える。第一の表面は親水性被覆で少なくとも部分的に被覆されているか、または第二の表面は疎水性被覆で少なくとも部分的に被覆されている。ノズルは内表面を画定し、前記内表面は親水性コーティングで少なくとも部分的に被覆されている。
【0008】
本明細書で使用される「液滴直径」という用語は、空気動力学的中央粒子径(MMAD)として決定される直径を意味する。空気動力学的中央粒子径(MMAD)は、エアロゾルの中央質量の液滴と同一の空気力学的特性を有する単位密度の球の直径を意味するために使用される。
【0009】
本発明の第一の態様によるメッシュを使用して生成された液滴の空気動力学的中央粒子径(MMAD)は、3μm未満、例えば約0.1μm~約3μm未満でありうる。本発明の第一の態様によるメッシュを使用して生成された液滴のMMADは、約0.1μm~2.8μm、例えば0.1μm~2.5μmまたは0.1μm~2μmでありうる。本発明の第一の態様によるメッシュを使用して生成された液滴のMMADは、約0.6μm~1μm、例えば0.8μmまたは約0.8μmでありうる。本発明の第一の態様によるメッシュを使用して生成された液滴の望ましい液滴サイズは、上述の任意のMMADであってもよい。
【0010】
本発明の第一の態様によるメッシュを備えるアトマイザーでのエアロゾル発生に使用されるエアロゾル形成液体は、1mPas(ミリパスカル秒、mPa・s)~100mPasの範囲の粘度を有しうる。液体は、15mPas~90mPas、例えば17mPas~86mPasの粘度を有しうる。上述の通りの粘度を有する液体は、より広い範囲の風味剤および液体組成物を使用することを可能にする。
(【0011】以降は省略されています)

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