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公開番号
2025088418
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023203108
出願日
2023-11-30
発明の名称
液体吐出部、印刷装置、印刷方法
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
,
個人
主分類
B05C
5/00 20060101AFI20250604BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】路面、外装や内装等の建築物の壁面、橋梁やトンネル等の土木構造物の壁面、及びポーラス基材に対して用いる高粘度の液体を吐出して印刷する際に、キャッピングされない状態(ノズルの乾燥を防ぐための蓋がされずにノズルが露出した状態)が続いたノズル孔から安定して吐出することができる液体吐出部の提供。
【解決手段】高粘度の液体を吐出するノズル部を有する液体吐出部であって、前記ノズル部は、ノズル孔と、前記ノズル孔を有するノズル板と、前記ノズル孔に液体を供給する液体室と、前記液体室の中で進退動作しながら先端にて前記ノズル孔を閉鎖または開放するニードル弁と、を備え、前記ノズル板の表面に、表面自由エネルギーが29mJ/m
2
未満である撥液層を有する液体吐出部である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
高粘度の液体を吐出するノズル部を有する液体吐出部であって、
前記ノズル部は、ノズル孔と、前記ノズル孔を有するノズル板と、前記ノズル孔に液体を供給する液体室と、前記液体室の中で進退動作しながら先端にて前記ノズル孔を閉鎖または開放するニードル弁と、を備え、
前記ノズル板の表面に、表面自由エネルギーが29mJ/m
2
未満である撥液層を有することを特徴とする液体吐出部。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記ノズル板の外表面及びノズル孔形成面に撥液層を有する、請求項1に記載の液体吐出部。
【請求項3】
前記ノズル板の内表面に撥液層を有する、請求項1または2に記載の液体吐出部。
【請求項4】
前記ニードル弁の先端に撥液層を有する、請求項1または2に記載の液体吐出部。
【請求項5】
前記撥液層が、ケイ素(Si)及びフッ素(F)の少なくともいずれかを含む、請求項1または2に記載の液体吐出部。
【請求項6】
前記撥液層が、フッ素変性炭化水素及び有機ケイ素化合物の少なくともいずれかを含む、請求項5に記載の液体吐出部。
【請求項7】
前記撥液層が、シラノール基が縮合結合したフッ素変性炭化水素を含有する、請求項5に記載の液体吐出部。
【請求項8】
前記撥液層が、シロキサン結合を主鎖とし、有機基を側鎖にもつシロキサンポリマーを含む、請求項5に記載の液体吐出部。
【請求項9】
前記ノズル孔の直径が50μm以上である、請求項1または2に記載の液体吐出部。
【請求項10】
請求項1または2に記載の液体吐出部から液体を吐出する吐出手段を有する印刷装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出部、印刷装置、印刷方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、路面、フロア、建築物の壁面に対して、スプレー方式、刷毛塗り、ローラー塗りの方式で、溶剤タイプや水性タイプの塗料が塗装されてきた。
【0003】
従来から、路面、外装や内装等の建築物の壁面、橋梁やトンネル等の土木構造物の壁面、及びポーラス基材への塗装の際に、インクジェット法でノズルからのインクを吐出して塗装する方法がある。
インクジェット法では、インク滴をドット形状で基材へ塗装していくため、従来のスプレー方式、刷毛塗り、ローラー塗りの方式では不可能な高精細の文字や絵柄を描画した塗装を提供することができる。
【0004】
また、ノズルとして、ノズル孔の閉時に液漏れの発生を防止し、ノズル開時には安定した塗布精度を得ることのできる塗料噴射ノズル及びその制御方法が提示されている(例えば、特許文献1参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の一実施形態は、路面、外装や内装等の建築物の壁面、橋梁やトンネル等の土木構造物の壁面、及びポーラス基材に対して用いる、高粘度の液体を吐出して印刷する際に、キャッピングされない状態(ノズルの乾燥を防ぐための蓋がされずにノズルが露出した状態)が続いたノズル孔から安定して吐出することができる液体吐出部を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するための手段としての本発明の一実施形態に係る液体吐出部は、
液体を吐出するノズル部を有する液体吐出部であって、
前記ノズル部は、ノズル孔と、前記ノズル孔を有するノズル板と、前記ノズル孔に液体を供給する液体室と、前記液体室の中で進退動作しながら先端にて前記ノズル孔を閉鎖または開放するニードル弁と、を備え、
前記ノズル板の表面に、表面自由エネルギーが29mJ/m
2
未満である撥液層を有することを特徴とする液体吐出部である。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一実施形態によれば、路面、外装や内装等の建築物の壁面、橋梁やトンネル等の土木構造物の壁面、及びポーラス基材に対して用いる、高粘度の液体を吐出して印刷する際に、キャッピングされない状態(ノズルの乾燥を防ぐための蓋がされずにノズルが露出した状態)が続いたノズル孔から安定して吐出することができる液体吐出部を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る液体吐出部におけるノズル孔及びニードル弁の先端部を拡大して示した一例の概略断面図である。
図2は、本発明の第1の実施形態の変形例1に係る液体吐出部におけるノズル孔及びニードル弁の先端部を拡大して示した一例の概略断面図である。
図3は、本発明の第1の実施形態の変形例2に係る液体吐出部におけるノズル孔及びニードル弁の先端部を拡大して示した一例の概略断面図である。
図4は、本発明の一実施形態に係る液体吐出部の一例を示す概略構成図であって、ノズル閉鎖時の状態の一例を示す図である。
図5は、本発明の一実施形態に係る液体吐出部の一例を示す概略構成図であって、ノズル開放時の状態の一例を示す図である。
図6は、本発明の一実施形態に係る印刷装置としての液体吐出装置の一例を示す概略側面図である。
図7は、本発明の一実施形態に係る印刷装置としての液体吐出装置の一例を示す概略平面図である。
図8は、比較例5で用いられる液体吐出部(ノズル14)におけるノズル孔及びニードル弁の先端部を拡大して示した一例の概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(液体吐出部)
本発明の一実施形態に係る液体吐出部は、液体を吐出するノズル部を有する液体吐出部であって、前記ノズル部は、ノズル孔と、前記ノズル孔を形成するノズル板と、前記ノズル孔に液体を供給する液体室と、前記液体室の中で進退動作しながら先端にて前記ノズル孔を閉鎖または開放するニードル弁と、を備え、前記ノズル板の表面及びノズル孔2の形成面に撥液層を有することを特徴とする液体吐出部である。
【0010】
特許文献1(特開2022-64482号公報)で提示されたノズルでは、路面、外装や内装等の建築物の壁面、橋梁やトンネル等の土木構造物の壁面、及びポーラス基材への塗装の際に用いる従来の高粘度のインクを用いた印刷する際に、印刷時にノズルがキャッピングされない状態が続いたノズルから吐出しようとした場合、ノズルから安定吐出できない課題があった。これにより、印刷画像によっては、印刷中に吐出されない状態が長く続くノズルもあるため、インクの着弾位置ずれや不吐出によるノズル抜けなどが発生するという問題があった。
(【0011】以降は省略されています)
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