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公開番号
2025082180
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-28
出願番号
2023195478
出願日
2023-11-16
発明の名称
スタビライザブッシュ
出願人
住友理工株式会社
,
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人笠井中根国際特許事務所
,
個人
,
個人
主分類
F16F
1/387 20060101AFI20250521BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】スタビライザバーをブッシュ本体の内孔へ簡単に挿入することが可能となる、新規な構造のスタビライザブッシュを提供する。
【解決手段】筒状のゴム弾性体からなり、内周面に摺動ライナー22が配された内孔16にスタビライザバー36が非接着で挿通されると共に、外周面に装着されるブラケット40を介して車両ボデー38に取り付けられるブッシュ本体12を備えており、2つの中間部材14,14が内孔16の両側でブッシュ本体12に固着されて相互に対向配置されたスタビライザブッシュ10において、各中間部材14の両端部分には、外周へ突出する対向板部28a,28bが設けられており、一方の対向板部28a,28a間には、ブッシュ本体12を周方向に分割する切割32が形成されており、他方の対向板部28b,28b間には、内孔16から外周へ向けてブッシュ本体12の径方向の途中まで延びる切込み34が形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
内孔を有する筒状のゴム弾性体からなり、内周面に低摩擦性の摺動ライナーが配された該内孔にはスタビライザバーが非接着で挿通されると共に、外周面に装着されるブラケットを介して車両ボデーに取り付けられるブッシュ本体を備えており、
剛性を有する2つの中間部材が該内孔の両側で該ブッシュ本体に固着されて相互に対向配置されたスタビライザブッシュにおいて、
前記ブッシュ本体の周方向における各前記中間部材の両端部分には、外周へ突出する対向板部がそれぞれ設けられており、
相互に対向する一方の該対向板部間には、該ブッシュ本体を周方向に分割する切割が形成されており、
相互に対向する他方の該対向板部間には、該内孔から外周へ向けて該ブッシュ本体の径方向の途中まで延びる切込みが形成されているスタビライザブッシュ。
続きを表示(約 240 文字)
【請求項2】
前記切込みの前記内孔と反対側の端部は、前記他方の対向板部の先端に対して径方向で同じかより外側に位置している請求項1に記載のスタビライザブッシュ。
【請求項3】
少なくとも前記ブッシュ本体の車両装着状態において、前記切込みの内面が相互に接している請求項1又は2に記載のスタビライザブッシュ。
【請求項4】
前記他方の対向板部の対向間距離が、前記内孔の半径よりも大きくされている請求項1又は2に記載のスタビライザブッシュ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両姿勢の安定化等を目的とするスタビライザバーを車両に取り付けるために用いられるスタビライザブッシュに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、スタビライザバーを車両に取り付けるために用いられるスタビライザブッシュが知られている。スタビライザブッシュは、例えば、国際公開第2011/093430号公報(特許文献1)に示されているように、ゴム弾性体等で形成された筒状のブッシュ本体を備えており、ブッシュ本体を貫通する内孔にスタビライザバーが挿通されて非接着で摺動可能に取り付けられると共に、ブッシュ本体の外周面がブラケットによって車両ボデーに取り付けられる。
【0003】
ところで、特許文献1のスタビライザブッシュは、一対の仕切部材を備えており、仕切部材によってブッシュ本体が内周側と外周側とに仕切られている。これにより、ブッシュ本体の要求特性を確保しながら、ブッシュ本体の内孔の内面に設けられた低摩擦性の摺動ライナーの偏りや皺等が防止されている。
【0004】
また、特許文献1のスタビライザブッシュの仕切部材は、周方向の両端部が左右外方へ突出する屈曲部及び露出部とされており、一対の仕切部材の屈曲部及び露出部が相互に近い位置で対向していると共に、図1等に示された構造では、それら一対の仕切部材の屈曲部及び露出部の対向間がブッシュ本体で連続して連結されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2011/093430号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1のスタビライザブッシュは、ブッシュ本体における一対の仕切部材の屈曲部及び露出部の対向間を連結する部分に切割が形成されており、ブッシュ本体を当該切割において周方向に開いて、切割を通じてスタビライザバーを内孔へ挿入することが可能とされている。切割は、仕切部材の一方の周方向端部間に設けられており、他方の周方向端部間はブッシュ本体で連結されている。
【0007】
しかしながら、切割を開く際には、切割が設けられていない仕切部材の他方の周方向端部間でブッシュ本体が圧縮変形及び引張変形することから、切割を開くために大きな力が必要となって、スタビライザバーの組付け作業性に悪影響を及ぼすおそれがあった。特に、特許文献1の構造では、仕切部材の周方向端部に屈曲部及び露出部が設けられていることから、切割を開く際にそれら屈曲部及び露出部の対向間でブッシュ本体の圧縮及び引張がより大きくなって、切割を開くためにより大きな力が必要になることも考えられた。
【0008】
本発明の解決課題は、ブッシュ本体の切割を比較的に小さい力で開いてスタビライザバーをブッシュ本体の内孔へ簡単に挿入することが可能となる、新規な構造のスタビライザブッシュを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
以下、本発明を把握するための好ましい態様について記載するが、以下に記載の各態様は、例示的に記載したものであって、適宜に互いに組み合わせて採用され得るだけでなく、各態様に記載の複数の構成要素についても、可能な限り独立して認識及び採用することができ、適宜に別の態様に記載の何れかの構成要素と組み合わせて採用することもできる。それによって、本発明では、以下に記載の態様に限定されることなく、種々の別態様が実現され得る。
【0010】
第一の態様は、内孔を有する筒状のゴム弾性体からなり、内周面に低摩擦性の摺動ライナーが配された該内孔にはスタビライザバーが非接着で挿通されると共に、外周面に装着されるブラケットを介して車両ボデーに取り付けられるブッシュ本体を備えており、剛性を有する2つの中間部材が該内孔の両側で該ブッシュ本体に固着されて相互に対向配置されたスタビライザブッシュにおいて、前記ブッシュ本体の周方向における各前記中間部材の両端部分には、外周へ突出する対向板部がそれぞれ設けられており、相互に対向する一方の該対向板部間には、該ブッシュ本体を周方向に分割する切割が形成されており、相互に対向する他方の該対向板部間には、該内孔から外周へ向けて該ブッシュ本体の径方向の途中まで延びる切込みが形成されているものである。
(【0011】以降は省略されています)
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