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公開番号2025083925
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-02
出願番号2023197603
出願日2023-11-21
発明の名称ヒューズ
出願人株式会社ダイヘン
代理人個人,個人
主分類H01H 85/08 20060101AFI20250526BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】簡単な構成にて、保護筒の省略に伴うヒューズ素子の熱容量変更に対応できるヒューズを提供する。
【解決手段】一方向に連なる2本の抵抗線8と、2本の抵抗線8の重なる端部同士を電気的に接続させる可溶合金部5とを備えるヒューズであって、可溶合金部5は、前記一方向に延びる胴体部55と、胴体部55の少なくとも一端側に設けられ、他部分53,54よりも前記一方向に突出した突出部51,52とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
一方向に連なる2本の抵抗線と、前記2本の抵抗線の重なる端部同士を電気的に接続させる可溶合金部とを備えるヒューズであって、
前記可溶合金部は、
前記一方向に延びる胴体部と、
前記胴体部の少なくとも一端側に設けられ、他部分よりも前記一方向に突出した突出部とを備えるヒューズ。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記突出部は前記抵抗線の周りに設けられている請求項1に記載のヒューズ。
【請求項3】
前記突出部は一方の抵抗線の周りに設けられており、
他方の抵抗線の前記端部は、前記胴体部の内側から前記他部分に突き当たった状態で、前記胴体部に埋設されている請求項1に記載のヒューズ。
【請求項4】
前記突出部は前記胴体部の両端に夫々設けられている請求項1から3の何れか一項に記載のヒューズ。
【請求項5】
前記胴体部の両端に設けられた両突出部は同じ形状である請求項4に記載のヒューズ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ヒューズに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
連なっている2本の抵抗線の端部を可溶体が電気的に接続させているヒューズ素子を備え、一方の抵抗線に頭部端子が接続され、他方の抵抗線にリード線が接続されており、ヒューズ素子が被覆筒で被覆されたタイムラグヒューズが広く普及している。
【0003】
例えば、特許文献1では、前記リード線に引張力がかかっており、過電流によって可溶体が溶断する際、リード線が被覆筒開口から抜けて垂れ下がることを防止すべく、開口端近傍にストッパーが設けられたタイムラグヒューズが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-258419号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来は、被覆筒の材質として硬質塩化ビニルが用いられており、この場合、可溶体が溶断する際、飛び散る合金によって被覆筒が損傷することを防ぐために、可溶体の周囲を保護筒で取り囲んでいた。
【0006】
保護筒は常に可溶体と接しているので、可溶体に伝わる熱の一部が保護筒に伝導されることから、可溶体の溶断に係る熱容量の計算の際に、保護筒を考慮する必要があった。
【0007】
一方、被覆筒の材質として硬質塩化ビニルが使用されなくなったことに伴い、前記保護筒も不要となった。しかし、可溶体の溶断に係る熱容量の計算には保護筒の熱容量が含まれているので、保護筒を省く場合には、保護筒の熱容量だけ、可溶体の熱容量を増やすか、抵抗線の発熱量を減らすために電気抵抗値を下げる必要がある。
【0008】
可溶体の熱容量を増やすには可溶体の径を大きくする等の方法が考えられる。しかし、径が大きくなると可溶体が被覆筒と接触するおそれがある。
また、電気抵抗値を下げるために、リード線と頭部端子との間の距離を短くする方法が考えられるが、斯かる距離を短くした場合、頭部端子及びリード線へ熱が逃げるため可溶体の溶断に係る最小溶断電流が大きくなるという問題がある。
【0009】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、簡単な構成にて、前記保護筒の省略に伴うヒューズ素子の熱容量変更に対応できるヒューズを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係るヒューズは、一方向に連なる2本の抵抗線と、前記2本の抵抗線の重なる端部同士を電気的に接続させる可溶合金部とを備えるヒューズであって、前記可溶合金部は、前記一方向に延びる胴体部と、前記胴体部の少なくとも一端側に設けられ、他部分よりも前記一方向に突出した突出部とを備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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